1発のオレコロパンチがもたらしたもの
公式アカウントがXで開催している裏バトルアワーなる企画（2択で強いと思う方のキャラにRPかいいねをして数を競うもの）でダブルスコアどころかトリプルスコアで差をつけられて王子に惨敗を喫したオレコロさんですが、純粋にキャラを応援する声と同じくらいシステムの公平性自体に疑問を唱える声も上がっている中で誰得な裏バトルアワーの様子をTLで適当に眺めつつ、そんな公式のやり方や姿勢の所為もあってか自分が初めてSHを映画館で観た時の衝撃を思い出したので久しぶりにSH語りでも。毎度の事ですが自分は気持ち悪い程のピッコロさん贔屓かつSH大好きなナメックという事と、
・鳥山先生大好きな方
・超アニメが好きな方（大好きな方から何となく好きな気がする方まで）
・SD好きな方（大好きな方から何となく好きな気がする方まで）
はこの先読まずにブラウザバック等して下さい、という事を先に注意書きとして付しておきます。自分の今の感情をそのまま吐き出しているだけなので、苦情や意見は受け付けられません。気が変わったり考えが変わったら修正削除等するかも知れません。ご了承下さい。
あ、人によってはオレピ、オレピコetc.と呼ぶ方もいらっしゃるようですが、自分は「オレコロさん」と呼んでます。
初回鑑賞時のオレコロさん
ぶっちゃけ初めてSHを観終わった後は映画で何が起きたのか情報の整理が追い付かなくて、オレコロさんのビジュアルに衝撃を受けた印象だけがワリと色濃く残ってました。情報の整理が追い付かなかった点について自分の中ではそれなりの理由があるのですがそれは後述します。
ネタバレ呟きを目にしないように先行公開が始まった2022年6月11日0時から自分がまず初回映画を観終わるまでTwitterを見ないようにしていたのと（その日は朝から仕事でした）、パンフ2種類両方とも買ったのにどこにも銀シャリやオレコロさん（ついでにセルマックスも）が載っておらず情報が完璧に伏せられていたことで、オレコロさん登場は完全なる不意打ちでした。
オレコロさんが登場するまで
そもそもボージャック映画から20年…神神映画、F、超アニメ、超ブロリー…全部かき集めても3分も活躍させて貰ってなかったピッコロさんが今更本当に活躍出来るのかと。サイヤ人じゃないのに活躍させて貰えるのかと。映画を観る前からすでに番宣で解放コロさんの魔貫光殺砲が2号のバリヤーで弾かれる事も分かってましたので（それどころか映画公開前の番宣ではピッコロさんが攻撃を受けるばかりで敵に攻撃を当てる描写が1つもありませんでした）、解放コロさんが2号に殴られて地の底に落ちていく時に「やっぱりピッコロさんはこういう扱いなんですね」と正直思ってました。
で、そろそろ悟空と王子が出て来るんだろうなと。
原作でもネッコロさんは第3形態フリーザに敵わず、神コロ様も17号と互角止まりでしたし、それでもまぁザーボンやドドリアレベルと言われる赤べこシサミすら倒せなかったFよりは多少は活躍出来て良かったんじゃないですかと。
SHを観終えるまでは本気でDBから気持ちが離れていたので、何1つ、ピッコロさんにも制作陣にも期待する気持ちが持てず、あの時はMAXチベスナ顔で「さようならピッコロさん……どうか死なないで」と思ってました。どれだけ「ピッコロさんが活躍する」と言われたところでそれは「パンちゃんのお守り役としてですよね、分かってました。はいはい」と。番宣で一番視聴数伸びてたのがお迎え編だったという点でもぶっちゃけ個人的には認知的不協和起こしてましたが、確かにその点は十分過ぎるほど充実してましたね、みたいな。
もうちっとだけ続くんじゃ
その直後ですよ。
ピッコロさんが闇に包まれた後で「少々オマケしておきました」の声が聞こえて神龍がアジッサの樹に変化して紋章化するという、およそDBらしからぬ演出に（個人的にこの演出はBLEACH辺りにありそうなオサレさを感じてます）番宣でも見た凄い光が弾けてからの…オレコロさん登場。
それまで仲間内で一番背が高くて足も長くて顔が小さいといういわゆるモデル体型でスラッとしていたピッコロさんが何かゴツくなってる！！「緑の中の緑」やら「宇宙一カッコいい緑」やら呼ばれていた、一部の界隈では緑の代名詞だったピッコロさんがオレンジになってる！！しかも地面に着地したら何かズシーン！と地面めり込んでるし重量アップしまくってる！！更に2号の連打にびくともせず、魔貫光殺砲でもなければ気功波の類ですらない、まさかのパンチ1発で2号を沈めた！！
…怒涛の展開の連続について行くのがやっとでした。
正直「原作ではセルジュニア戦以降戦う姿が一切見られなかったあのピッコロさんがパンチ1発で敵を倒した…」という衝撃があまりに凄まじく。「いや、ちょ、…え？」みたいな感じで宇宙ネコな表情になってました。そりゃ情報処理追いつきませんて。
2回目以降の鑑賞からはアルティメット悟飯と1号がもみ合ってるのとは対照的に圧倒的完全勝利を収めてくれたというオレコロパンチの凄さに内心ピッコロさんと一緒に拳握りしめてましたし、鳥山先生の「オマケ」や「ちっと」のレベルってマジでハンパないなwという笑いにも繋がりましたが、初めて見た時は本当に何が何だか分かってませんでした。
映像作品で3分も活躍シーンを描かれる事の無かったサイヤ人でもないピッコロさんがパンチ1発で敵を倒した時の「ピッコロさんに定評のあるうp主」「ピッコロさんが好き過ぎる人」と呼ばれていた自分の衝撃と喜びがマジで凄かったの、伝わりますかね。。
2号に叩き落されて落下していくあのピッコロさんの姿は、ぶっちゃけ自分の中の公式に対する信頼度やこれまでのピッコロさんの扱いとシンクロしてましたし、それを地面に叩き付けられる寸前スレスレの所で光り輝くのは、今でも自分の中では本気で鳥山先生からの救済の光に見えてますし、そこから光が弾けて爆発する様子はピッコロさん好きな方々の喜びを表しているように見えてます。
オレコロパンチはガンマ2号だけでなく、ぶっちゃけそれまで自分の中で溜まりに溜まっていた公式への不信感そのものも粉砕してくれました。
ガンマ達との和解、そしてセルマックス戦
映画館で15回以上、円盤ではそれこそコマ送り含めてガチでSHを100回以上見てる今だからこそ、セルマックス戦で変身は解けなくてもオレコロさんが気を失ってしまったのは、それって朝からパンちゃんのトレーニングに付き合って、悟飯にマントを装備させて、突然襲って来た2号と戦い、初対面の人間の服を強奪して装備してRR軍基地に潜入して情報を集めて、ブルマと連絡を取りながらカリン塔に仙豆を取りに行って、神殿でデンデと話してドラゴンボールをアップグレードして貰って、CCで神龍に潜在能力解放してもらってブルマに気圧されて触角へにょらせて、またRR軍基地に舞い戻ってから幼稚園まで赴いて、パンちゃんを乗せて苦手な飛行機を操縦して、悟飯を迎えに行って、また2号と戦ってからのセルマックス戦…というこれだけ走り回ってのスタミナ切れなので仕方なくね？と思ってしまうのですが、初めて映画を観た時はまだ銀シャリという隠し玉も知らなかったのでセルマックスがピッコロさん持ち上げながら吠えた時は「あー…ここで満を持して悟空と王子がセルマックスにトドメを刺しに来るのかぁ」と思ってましたし、下手したらピッコロさんが殺されて「運命の日～魂VS魂～」が流れるんじゃないかとビクビクしてました。そもそもその前の段階から、特攻した2号の迫力も凄まじかったですし、更に戦うためでは無く燃え尽きた2号を守るために最初に敵として戦ったピッコロさんがオレンジに変身したり、光線バシバシ撃ちまくって背景変化しまくってたスピード感溢れる超ブロリー映画の戦闘と違って、あのピッコロさんが、初めて第23回天下一武道会に出て来た時は餃子以上に舞空術を巧みに使って空を飛んでいたあのピッコロさんが、その場にいた中で唯一の目撃者兼選手として戦ったクリリンに促されて武道会で披露した巨大化をしながら大怪獣映画を彷彿とさせる泥臭い肉弾戦を繰り広げたりして、そりゃ完全にキャパオーバー起こしますって（汗）
そこに来て悟飯が銀シャリに変身して、それまでアニメスペシャルやら劇場版で使われまくり、超アニメでは王子が散々コケにして馬鹿にした魔貫光殺砲がこれ以上ないくらいの美しいビジュアルと演出でセルマックスにトドメを刺す必殺技として描かれるという衝撃（自分は魔貫光殺砲はあくまでピッコロさんだけの必殺技であって欲しいと思っているので魔貫光殺砲でトドメ刺すならピッコロさんであって欲しかったですが）。
2号は消滅してしまいましたが大団円で暗転。
からの「デデデン デン デデン」ですよ。
スタッフロールが流れてエンディング。監督の名前も出終わって歌詞の無いテーマ曲も終わった後で悟空と王子が出て来た時、もはや2人の存在を完全に忘れてましたからね…と同時に「え、マジでこの2人抜きで勝ったの…？」と更なる衝撃が襲って来ました。つまりエンディングの間もまだ悟飯やピッコロさん達だけで勝ったという実感が追い付いてなかったと。更に言うとZアニメのEDのキャストの並びで大体二番手だったピッコロさんがオオトリだった事には気が付きましたが、実は悟飯→悟空→悟天の並びには全然気が付いてませんでした（汗）
思い出したままにあれこれ書いてしまいましたが、自分の中でそれだけあの2号を沈めた1発のオレコロパンチが世界を変えたくらいの勢いと迫力を持ち、4Dで見る度に「あ、これ死んだな」と思わされるだけの威力を持った一撃で、そこから先の流れがあまりに怒涛の勢いだったので情報処理が追い付かないまま1回目は映画館を後にしていた、というのを久しぶりに思い出した、というお話でした。
これも何度も呟いてますが、SH公開前の番宣でピッコロさんが活躍すると声優さん達がインタビューで話していてもまったく信用も出来なければ期待も出来ないくらいに、むしろ期待値マイナスの状態でそれまで以上にピッコロさんが貶められても扱いが酷くても、何が起きてもショックを受けずに済むようにメンタルをガードしまくって初めての鑑賞に臨んでましたし、それを払拭してくれるだけの材料が公開前の段階で自分の中では何1つ無かった状態でした。最初の戦いで2号に蹴りやパンチを当ててるシーンを番宣で使って貰えていればそのシーンだけでもとりあえず観に行こうかな、と少しは不安が拭えたのですが。
凄いですよね。
番宣もPVも声優さんや監督のインタビューも、どれをかき集めても「宇宙一カッコいい緑」を作った自分が、ピッコロさんが本当に活躍するのか全く信じられない状態になっていたという事実は、円盤も買ってドリパスも見てゲームでは「最強の一角」と呼ばれるようになった今でも、落ちない油汚れみたいに自分の中でこびりついたまま残ってますし、多分薄まることはあっても消える事は無いと思います。それと、自分のTLで見ていた範囲ではありますが、SHを実際に観るまではピッコロさん好きな方々が誰よりも不安を抱えていた様子が伺えましたし、多分その方々こそがコロナ禍でも何度も映画館に足を運んでSHを繰り返し観た方々なのだろうとも思いますし、だからこそそんな人たちが最初の最初、映画を観に行くのに二の足を踏むレベルまで信頼やDBを楽しむ心を根こそぎ奪っていたそれまでの公式のやり方は多分自分は忘れられないだろうと思います。多分そうなってしまっているキャラクターはピッコロさんだけでは無かったと思いますがどうなんですかね？
個人的に勝手に抱いているイメージ
あくまで何となくな印象の話ですが、超アニメの制作陣や今回裏バトルアワーに携わっている方々が今後もDBに関わるなら既存の設定を無視して裏バトルアワーで負けたキャラを徹底的に貶めた上で更に味の濃い調味料を足しまくって自分達が推したい特定のキャラだけをゴリ押しして制作陣の満足を追求して行くのかなと。SHの制作陣なら優勝したキャラ以外のキャラが持つ本来の持ち味を活かしてセリフも言葉も選びながら脚本を細部まで練り上げて構成を丁寧に組み立てつつ、どのキャラも魅力を感じられるDB愛溢れる作品を作るのかなと。SDに携わっている方ならネットミーム？に迎合してごく限られた一部の人達のウケを狙って、本来あったハズのキャラ像が行方不明になっていくのかなと。ヒーローズ？制作陣ならノミネートされたキャラ同士を合体させて全く違うキャラを作り上げてそのままどこかへ行ってしまうのかなと（PVをたまに見る程度なのでよく分かってませんが）。はたしてDAIMAがどのタイプになるのか、ここにはまだ出て来てないタイプになるのかは分かりませんが、少なくとも自分はこの中だったらSHタイプがいいなぁと思ってます。
※SDの監修は鳥山先生らしいので、ヤムチャを笑ったあの悟空は本気でありえないし、本当にあれが悟空なんですか？と今後も自分は敢えて言い続けると思います。
余談
裏バトルアワーに関して、結果に大きく影響するとは全く思いませんが少なくともフェアではなさそうですね。
同じシードなのに何故ヒットだけRPで17号、1号、ブロリーはいいねだったのか（その所為で1戦目で勝ち上がった王子だけいいねで、2号、悟飯、トランクスはRPという反転が起きてます）、何故対象的な位置にいるケールとトランクスは片方がRPで片方がいいねなのか…キャラによって条件が異なる時点で公式のやり方が物凄く胡散臭く見えて来ると言うか、公平性に欠ける事を平気でやるんだなぁみたいな。その姿勢と積み重ねが個人的には公式への違和感や不信感に繋がってしまうのですが、DB好きな方々を巻き込んでまで「オレの考えた最強の〇〇」みたいなMADレベルの事をやりたいのなら公式でやらずに個人で同人誌あたりでやれと。ちょっと思ったりしてしまいます（昨年同人誌を手にして「こういう世界があるんだなぁ」と衝撃を受けました）。
※先日第1回戦第1試合（オレコロさんvs王子）だけRPしましたが、上記の点でウンザリしたので結果が出た後でRPは取り消しました。
相変わらず好き勝手書いてますが、ここまで読んで下さった方がいらっしゃいましたらありがとうございます。
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