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昆虫食について本気で考えてみた。

最近というか近年というか
SDGsの関係で
持続可能な食料問題について
昆虫食が注目されてますね。
日本でも一時期、給食でコオロギ食が出たとかで
話題になってたこともありましたね。

無印良品に行ってみたら
コオロギチョコ
なんてものも売ってました。
見た目はチョコクランチでしたけど、
コオロギのパウダーが混ぜられてるとか・・・


みなさんは、このことについてどう思いますか?
食料問題のことを考えると仕方ないなぁと思いますか?

私はね!
怒っています!
非常に悲しい出来事だと思います!!

ヴィーガンがどうのとかありますけどね。
私は、昆虫を食べるなんてこと想像もできませんよ
そんなかわいそうなことよく思いつきますね!!
コオロギや昆虫の悲しむ声が聞こえないんですかね。
食べないでよ~なんにも悪さしないから~
って
そんな声が昆虫からは聞こえてくるので、
もうほんとかわいそうでかわいそうで食べられません!

ヴィーガンの方々は、牛とかがかわいそうだから食べないとか言ってるようですけど、
牛や鶏ってモーとかコケコッコーって言いながら、人に食べられるため、おいしいご飯をもらいながら大きくなっているんですよ。
なので、食べれますけど。
コオロギは・・・かわいそうで無理ですね・・・。
ですが・・・。
私は同時に多様性を認める心の広い人間ですので、
食べたい人が食べる分には止めようとは思いません。
あくまで私は食べないというだけですので、
昆虫食推進派のみなさまは安心して召し上がってください。

そこで、
私は今後人間の食料にされるであろうコオロギ達を助けるために、
本当にコオロギ達を食べることが有意義なことなのか
ちょっと調べました。

コオロギが注目されてしまった理由

①たんぱく質が豊富②なんでも食べるため育成が容易という点からだそうです。

②のなんでも食べるという点でいうと
海のフグとかもそうなんですけど、
フグってなんでも食うから、毒性の物とかも普通に食ってて
体内にテトロドトキシンとかいう猛毒をため込んでいってしまうんですよね。
コオロギさんも、腐った草や死骸、糞便も食べるので
体内に毒物ため込んでいてもおかしくないんじゃないかって思うんですよね。
しかも、日本にはイナゴの佃煮ってあるけど、コオロギはあんまり聞いたことないし。
コオロギさんをわざわざ食べられるように補助金出す前に、イナゴでええやんってすればいいんじゃないか?
イナゴからも食べないでって声が聞こえるので私は食べられないですけどね。

で。
その悪しきコオロギベンチャーなる企業はその生物濃縮のリスクについて
「人に食べさせるためにそんな廃棄物になるようなものは食べさせませんので毒性は大丈夫です。安心してください」
って説明していくんじゃないかと思うんですが、
それって人でも食べられる麦とかを餌にしていくってことですよね。
それならそれで、なんでも食べるから育成コストがかからないっていうメリットと矛盾するわけです。

コオロギ食で研究されているコオロギ

ヨーロッパイエコオロギという種類のようでした。
よく見るコオロギってエンマコオロギだったので
SDGsとか言って自分たちの私腹を肥やそうとしている欧米人にいいようにされているのかと思ったんですけど、(思想強め)
ヨーロッパイエコオロギって
両生類とか鳥類、爬虫類とかの餌として繁殖が行われている種類なんですね。

それならそれで。。。
人間が直接食うのではなく、家畜のえさにしてしまえばいいんじゃないの?たんぱく質豊富だから鶏とかもよく育つんじゃないの?そもそもそれ用に繁殖されてるわけだし?
と思いました。

コオロギ食が注目されている理由について(無印良品の見解)

コオロギチョコを販売している無印良品の説明を見に行くと

①飼育が容易
②成長が早い
③雑食
という三つが挙げられていました。

つまり、
従来の家畜を育てるよりこちらの方が量、質ともに上回れば
人間に直で食わせるほうが効率がいいってことになるのだとある種納得ができそうですが、
そうでなかった場合、コオロギさんたちを救うことができる根拠となりえるのではないかと思いました。

食肉というところで、コストが安そうなものとイメージすると
長年食用として研究され、日々進化を続けているブロイラーが思い浮かんだので、それと比較してみます。

①飼育が容易

ブロイラーの飼育環境は1㎡あたり16羽
ヨーロッパイエコオロギ1000匹以上で0.2㎡くらい。
出典

1㎡あたり4000匹くらい飼育できると仮定、高さにもゲージを置けると思いますので、
縦に5倍くらい積めると見積もって20000匹飼育できることと仮定します。

同じスペースで、コオロギは鶏の1250倍飼育できるということになります。

②成長が早い

ブロイラーの飼育日数は50日~60日だそうで、コオロギの35日と比較すると1.5~1.9倍の日数がかかります。

③雑食

なんでも食べるというのは、毒性の有無につながると思っているので、鶏と同じ餌を食べると仮定して考えます。
と思いましたが、

たんぱく質がないと共食い始める上に、
過密状態で飼育しても共食い始めるとか・・・。
飼育が容易とは・・・?

ブロイラーとコオロギの比較

飼育要求率

<一方昆虫では、たとえばカイコの幼虫は、4.22kg。つまりカイコの幼虫を1kg増やすのに4.22kgの飼料(桑の葉)などが必要になることわかっている。コオロギの場合は2kgで、カイコの幼虫よりさらに効率がよくなる。

 鶏はどうだろう。ブロイラーは1.63kgで、ブロイラーのほうが要求率が高くなっている。つまり飼料要求率を見ればブロイラーのほうに分がある。

 ほかの比較ではどうだろう。たとえばエネルギー交換率。これは生体1kcal分の体組織をつくるために何kcalの餌が必要かを示すもので、カイコの幼虫が3.20kcalに対してブロイラーは2.05kcal。これもブロイラーが上回っている。>
出典

ブロイラーのほうが0.8倍で優秀でした。

①②③を踏まえて同じ期間、同じ餌の量、同じ面積(コオロギのみ上に5段積んでいると仮定)でブロイラー1羽に対し、
何匹のコオロギが生産できるかというと
1500~1900匹です!!

100gあたりのたんぱく質

100gあたりのたんぱく質についてということで、このような図がありました。

100gあたりで鶏肉の約3倍たんぱく質があるので、非常に高たんぱくですということみたいですけど。

鶏1羽とコオロギ1500~1900匹の可食部位を比較して
鶏が3倍以上ないと生産性に優れているといえないですよね。

飼育スペース

1㎡あたり何㎏の肉ができるかを比較すると、カイコ幼虫は221kgで、ブロイラーは105kg。カイコ幼虫はブロイラーの半分のスペースで大量生産ができるということがわかる。

可食部率

 さらに食べられる部分がどのくらいあるかで見てみる。可食部率で比べるとカイコ幼虫はすべて、100%食べられる。これに対してブロイラーなどの部分肉はだいたい43%と言われている。
出典



ブロイラー1羽が大体2.3㎏
出典:肉用鶏の一生

可食部位43%なので0.989kgが1羽あたりの肉量のようですね。

次にコオロギについてですが、
1匹のコオロギの乾燥重量は約0.2g
出典

つまり1500~1900匹で0.3kg~0.38kgの生産ができるということになりますね。

まとめ

成育コスト、環境などからブロイラーとコオロギを比較してみました。
100gあたりのたんぱくでは優れている!生産が簡単などと猛プッシュされているコオロギでしたが、
蓋を開けてみると
ブロイラー1匹育てるコストで1500~1900匹のコオロギが成育可能。
摂取できるたんぱく質量としては
ブロイラー:989g/100g×24.4=241.316g
コオロギ :300~380g/100×62=186~235.6g

という結果になりました。

以上のことから、コオロギさんを含めた昆虫を食べることはかわいそうな上にほぼほぼメリットはなさそうなので、やめるべきだと私は思います。
どうしてもというのなら、
ブロイラーに豊富たんぱくのコオロギを餌にするとかやり方はあると思いますし、
遺伝子組み換えとかで、食料生産率を上げられるようにしていった方がいいのではないかと思います。

コオロギさんを食べるために研究する企業に多額の補助金が出ていると聞きます。

北海道ではバター不足と言いながら、バターを作って売っても赤字になるので、生乳捨てるとか乳牛処分すると補助金というのがされているというニュースもありました。
そういったところに補助金を付けてほしいなと個人的には思いますけどね・・・。

昆虫がかわいそうなので、私は食べたくありません。
世の中が正しい方向に向かってくれるように祈るばかりです。


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