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あれもこれも、大人になったときに我が子に決めてもらおう。

子供の写真をWeb上にアップすることについて

先に書いておきます。子供の写真をWeb上にアップする方やその行為を否定する気持ちはありません。
あくまでも「私はこのように考え、その考えに基づいてこのようにしています。」という話だと思ってください。

親は皆、親バカであってほしい

私は2012年生まれの長男・2016年生まれの長女の二児の父親です。
これを書いている時点で長男は7歳で小学2年生、長女は3歳で来年から幼稚園です。かわいい盛りですよね。
人並程度に子供の写真をよく撮りますし、入学式・七五三などの行事の際は写真館で撮ってもらったりもします。

これまた人並程度には親バカで、2人の子供のことをとてもかわいく思っています。

長女は特に「かわいい」と言われることが多く、七五三の写真を撮っていただいた写真館では「とてもかわいく撮れたので、写真をWebサイトや店頭で使わせていただいても良いですか?」と、同意書にサインを求められました(※1)。
結局お店では写真が使われないかもしれませんし、「かわいい」と言っていただくのも、子を持つ親への挨拶代わりのようなところもあるのはわかっています。
それでもやっぱり、「かわいい」と言っていただけるのは嬉しいものです。

かわいい我が子、やっぱり皆に見てもらいたい!

「うちの子かわいいでしょ?」とばかりに、写真をSNSなどに載せたくなることもあります
(子供は親のモノではないので、そういう気持ちや考えを持つことに、否定的な方もいらっしゃるかもしれません。)。
しかしこれまでに一度も、子供の顔がわかる写真をWeb上にアップロードしたことはありません。

子供の写真をアップロードしない理由

なぜでしょうか?
それは子供にも肖像権のようなものがあると考えているからです(※2)。

どういうことなの?

著名人でも、Webやテレビなどに顔を出すことを避けている方はいらっしゃいます。
何らかの理由により、自分の顔を公の場に出すことを避けたいということでしょう。

さて自分の子供が将来そのように考えることがないと言い切ることはできるのでしょうか。
「子供の頃の写真も含めて、顔写真を出したくない。」と思うようになったとして、すでにアップロードしてしまった写真はどうすれば良いのでしょう?
誰かがダウンロードして保存している可能性は(※3)?

芸能人の方の卒業アルバムの写真などが、Webサイト上にアップされているのを見たことがあります。
自分の子供が何かの形で有名になって、「〇〇が子供の頃に、その親のSNSにアップされていた写真」という形で出てきたりすることもありえるかもしれません。

そうなったときに「顔写真を出したくなかったのに」という子供の気持ちに、どう応えてあげれば良いのでしょう。
私にはその答えがわからないので、きっと将来にわたって子供の写真をWeb上にアップロードすることはない気がします。

そうは言っても知人の子供の写真とか見ると、やっぱり和む

とはいえSNSにアップされた知人の子供の写真などを見ると、「お、〇〇君によく似ているな。」とか「前に写真をアップしていたときより大きくなったなあ」と思い和みます。
子供の顔を多くの方(特にご近所の方)に知っていただくことで、「〇〇ちゃんが迷子になってたよ。」といった情報をいただけることもあるかもしれません(※4)。
写真をアップすることにより、気持ちの上や防犯的な意味でのメリットもあるとは思います(ただ私に恨みを持つ方などがいれば、子供が狙われかねないというリスクもありますね。)。

それでもやっぱりアップしない

子供の写真をアップしたい気持ちが沸くことは多々あるのですが、それでもしない(できない)、私なりの考えを書いてみました。

ただ写真をアップするかしないかというのは小さな問題かもしれませんし、ほとんどの場合において、子供を傷つけることにつながってしまうことなどないのだろうと思います。

それでも色んな可能性(リスク)を検討して、その上で自分がどうしていくのかを決断する習慣をつけたいと思います(子育てに関することだけでなく)。
「もっとよく考えておけばよかった」と後悔するのは嫌ですからね。よく考えた上で出した結論なら、そこに反省はあっても後悔はないと思うのです。

皆様やその周りの方の子育てライフが、より良きものになりますように!

(※1)嬉しい反面、「長男もここで撮ってもらってるのに、一度も言われたことないよ。長男もかわいいと思うんだけどなー。」と思いました。なにせ親バカなもので……

(※2)法的な権利というより、ここでは精神的な意味でのものだと思ってください。

(※3)そういえばファイル共有ソフトWinny経由で、キン〇マウイルスと呼ばれるコンピューターウイルスが流行ったことがありましたね。
PC内の個人情報(写真等含む)を拡散されるという、おそろしいコンピューターウイルスでした。
一度拡散された情報は、その後コンピューターウイルスの削除をしたところで、他人のPCやWeb上のすべてから削除することなどできないのです。

(※4)長男が小学1年生の頃、同じクラスの子が迷子になったことがありました。
そのときは同じ幼稚園に通っていた子供の保護者の方が、道で泣いているその子を見つけて、お母さんに連絡してくれたそうです。
Web上の写真経由ではないのですが、多くの方に顔を覚えていただくのは良いことだと思っています

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