日本に1990年代の勢いがなくなって幾久しい。 高度経済時代の東北の出稼ぎ農家が日本の繁栄を支えた時代から、アメリカから受けた貿易摩擦から、繊維交渉、鉄鋼、自動車等の輸出制限、 小泉純一郎政権に対する構造改革で日本の命脈が絶たれたわけだが、 日本成長の背景にあったのは土地本位制とも言われた。 土地が唯一の価値尺度であった時代です。 土地の流動化は言われて久しかった。 タワーマンションで容積率を上げて当座をしのぐやり方、 これも限界にきている。 同じく中国も不動産不況、こ
アメリカ大統領選挙でトランプが勝ちそうです。 民主党にとっては、イスラエルに肩入れしすぎた反動がでたかもしれません。 トランプにはやらせたくないと思えば、その反動で相場と同じく逆の目が出るものです。 世界はまた、彼が前回と同じなら、一般的な常識の適用しない大統領に悩まされそうです。 トランプは自分の手柄として、まずウクライナとロシアの戦争をやめさせるために、よりロシアに寛大な政策を実行する様に演出するでしょう。 イスラエルとイランの関係する紛争にはユダヤ人の問題も絡ん
玉木代表は自民党と親和性が強く、立憲とは同じ連合の影響を強く受けているのにもかかわらず、協力しない。 せっかく自公が過半数を割ったのに、自民党にすり寄るのはなぜか。 なぜ立憲との間で政権の枠組をつくるチーム等をつくらないのか。 自民党は利益誘導政治なのであり、それが集票に繋がるだけを考えている政党である。 若者の取り分を増やす、パート社員の所得を増やす。これらの政策は間違いではないが。財源の裏付けを説明しきれていません。 選挙の結果は積年の自民党の悪政にNOを言って
国民民主党の玉木代表が立憲の野田代表との会談を避けているように見えます。 同じ根っこから出てきた両者だけに上下関係からみて野田代表に凄まれたらなかなか逃げられないので、会うのを拒んでいるように思えます。 野田氏の後ろには小沢氏が控えているだけに尚更です。 玉木代表の相談に乗れるのは国民民主党の顔ぶれからみては古川元久氏だけです。古川氏とっても苦しい判断を求められます。 但し、自民党と一部協力するにしても代表がこの技量で大丈夫かとの声が党内外から聞こえてきそうです。 も
あまりにも早い結論、最初から自公で過半数が取れない場合にどう対応するかを、想定していたかのような話の展開です。 それにしても出来すぎている。出来すぎている話には裏があるのが普通です。 絶対権力の自民党から権力を奪取する魅力を簡単に捨てる。 いや、あまりにお鉢が早く回ってきたのでかえって驚いたか? サイコロの目の対面は出ると1と6でも.2と5、どこでも合計7になります。 今回は一回で2回分の選挙結果が国民民主党には出たのでしょう。ラッキーセブンです。 自民党に最初か
自民党にも党の代表がそのまま総理大臣になる事ができなくなりました。 これは大きい、他の民主主義国家並みになりました。 自民党はアメーバーのような政党ですから、政権を維持するには何でもしてくるでしょう。 ただ、自民党は高度経済成長の時代の申し子だという事を忘れてななりません。 日本経済を背景にすれば2009年に民主党政権に変わった時が本格的な政権交代の時代のはじまりだったのです。 安倍政権を中心に自民党は2012年までも悪夢の民主党政権と批判するのですが、国民の側に民主
今回の衆議院選挙の投票率が54%弱と、歴代3番目の低投票率だとの事。 教育水準と投票率は関係があるとされています。 所得と投票率にも関連性があるように思えます。 アメリカでも高卒の白人青年にトランプ支持者が多いといわれています。 日本では所得の低いことが低投票に結びついている傾向があるように思えます。 国民民主党は今回の選挙で、 年収の壁を103万から178万に引き上げる事を玉木代表が訴えました。同じく若者の所得を上げることも。 これが若者と、所得の低い人の投票行
選挙結果をみて、次の政権のスタイルを予想すると、アメリカの大統領選挙が11月5日に迫っており、常識的にみればトランプとハリスのどちらが大統領になるか、それをみてから日本の総理を誰にするかの議論が本格化するという見方もあるかと思われます。 アメリカは安倍政権を除いて日本の政権はくるくる風車のように、その時の風任せの政治風土だと理解しているだけに、アメリカからのサジェスチョンは少ないと思われます。 あるのは相手はどう思っているのかと妄想する日本人特有の「空気」である。 ここ
今回の衆院選は古い政治に取り込まれて一歩を前に進めない状況からいくばくかの光が見えてきたことである。 野党の候補が乱立する選挙区でも立憲が自民党に競り勝ったのは選挙民の他の差3.4番手には票を入れないで争っている立憲に入れてきた可能性が強い。 国民の今回の選挙に対してそれなりに考えた行動の結果ではなかったのか。衆院選として戦後2番目に低い投票率とあるが、選挙は当初の目的を達したのです。 選挙期間が短いため選挙の当初から選挙の行方を左右するボラティリティが高い戦いであった
安倍、菅、岸田時代の選挙に比べて、マスコミの露出度が極端に多くなったのはなぜなのでしょう。 安部政治の時は序盤戦は放映しても、中盤、終盤の選挙予測はほとんどステルス状態でありました。 今回は、こんなに短期間なのに序盤から中盤、終盤まで通して発表してきています。 これは石破政権の数少ないプラス面である。いかにマスコミは権力に臆病ということが分かる。それを世間に明らかにしました。 今までなら、選挙の後の特番番組だけがやたら多く、事前の選挙動向の番組はほとんどなかっただけに
「わたる世間に鬼はなし」、言われますが、本当でしょうか。私の世間は、ほとんど、鬼だらけでした。本当に貴重な人間は数えるほどです。 もちろん、私に本当は鬼だと思っていた中にいい人がいたのに、レンズが曇っていて、影の部分の真実に気が付かなかったかもしれません。 太宰治に斜陽という本がありますが、このタイトルは有名ですから、本は読まなくても、誰もがタイトル名は知ってるわけです。 このタイトルが好きです。小説を読んでみて何も没落することだけの意味ではなく、写真の影の部分を表現す
日本は戦前の「万世一系の天皇」の教育もあったでしょうが、歴史を紐解く前に世襲制度の馴染んだ社会だということがわかります。 天皇制は憲法で制定されていますが歌舞伎役者、タレント、そして、今、評判の悪い議員の世襲まで色々存在しています。 政治家の場合は、一度、政治家の家業が順調に推移すれば、次、次に資産を持った家族が競争に左右されずに、議員という特権的な地位に安住することが可能である。 本来国民の代表であるから、色々な階層から生まれてきてもいいのにそれができない。今のところ
明日は衆議院選挙です。今度ばかりは日頃は選挙に関心ない人も注目している人が多いと思います。 選挙後の政治体制を見据えた選挙になったことである。今までの自民党であれば、多少の増減はあっても、どうにかなるさの世界でした。 皮肉にも、自民党のお歴々が口々に、緊感をもってことに当たる政治が本当にやってくることになったことです。 本当に汗水たらしてやってきた来たことは、個々の政治家が選挙に勝つことばかりの政治ですかと疑いたくなるような感じでしたが。 外交政策はアメリカのいう事を押
金融商品取引法ではインサイダー取引を規制していますが。最近、裁判官と東証職員がインサイダー取引で相次いで強制捜査を受けました。 IPO、企業買収等情報に触れる人は直接、間接を問わず非常に多いわけで、何か発表される前に株価が動くのはよくあることであり、正式発表の前に情報が洩れているのではないかと疑われます。 今回の件は株価の上がる材料に関してのインサイダー取引ですが。逆に株価が下がる材料のインサイダー取引は余りニュースに取り上げられません。 企業でも品質偽装とかの問題が多
菅原文太と言えば、深作欣二の仁義なき戦いが有名です。 彼の最後の頃の人生は俳優というよりは1人の誠実に日本の行末を心配して、沖縄知事選挙では翁長さんの応援に出かけたり、啓蒙家としての面が強く打ち出されていました。 私もヤクザ映画の主演というよりも彼の特に後半の生き方に興味がありました。 彼をそうさせたのは息子の亡くなり方が影響を与えたかもしれませんが、人はある一定のレベルで行動するにはやはり確信ある気づきがないと前に進まないと思います。 日本の芸能界は余り政治に関して
ついに自民党も自公で過半数割れが衆議院選挙の最大の争点になってきました。 背に腹はかえられない状況に陥った石破総裁からは彼自身は言ってはならない、「悪夢の民主党政権」のフレーズが出てきました。 この言葉が石破さんから聞くとは驚きました。石破さんも簡単にルビコン川を渡ってしまいました。 なりふりかまない戦術は負け戦の典型です。 株式で言えば八方塞がりの状態、通常は売買は控えるのだが、 これでは自民党支持率は投票日まで、もう一段の下げが予想されます。 今回の戦況は自公に