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求む!花ハス収穫のお手伝い 2023夏!

こんにちは!福井県で「地域まるっと体感宿 玉村屋」を運営していますナカタニ ショーです。福井県に移住して早8年目。今では「地元住民より地域のことに詳しいんじゃないか?」と言われるようになりました。

 そんな僕が住む南越前町南条の特産品として有名なのが、蓮の花、通称「花ハス」です。夏にかけて、ピンク色に花を染める花ハスはお盆に仏壇やお寺に飾られる”仏花”として親しまれてきました。

 夏のお盆前になると、田んぼ一面に広がる花ハスを1本ずつ手作業で収穫し、関西・東京方面へと出荷していきます。今回は、この収穫をお手伝いしてくれる人を探すべく、記事にまとめてみました。

1.正直、重労働。けど、仕事は誰とするかで楽しくなる。

 仕事って”しんどいもの”だと思っていませんか?確かに、蓮の収穫は体的には”しんどい”かもしれません。それは重労働だから。

 膝上くらいまで水が入っている田んぼを歩きながら、出荷サイズの蕾を1本ずつ、手作業で刈り取っていきます。刈り取った花は、左手につかんでいき、男性ならおおよそ20本で手がいっぱいに。そうなると、田んぼの端っこまで歩いて、カゴに入れていきます。田んぼの端から端までは約30メートル。田んぼの泥に足を取られながら進むので、収穫しながら歩くと、片道10分以上かかります。たった30メートルを進むのに10分以上。


 それほどの重労働なので、体力は使うと思います。けど、心はしんどくない。アルバイトや会社で働いたことがある人なら、わかるかもしれない、あの気持ちが「しんどい」というのはぜんぜんありません。

 清々しい朝の時間。汗はかくけども、太陽の下を朝から歩いて幸せホルモンのセロトニンがたっぷりと生産されるのです。

 しかも、田んぼは一人で入らず、多いときは10人くらいで一緒に作業をします。以前は年配の方が多かったのですが、最近は20代30代の方も手伝いに来てくれるようになったので、若々しい。

 同年代と一緒に田んぼで汗を流し、1枚の田んぼを終える頃には、もはや文化祭をやりきったような一体感。そう、仕事って体力的にはしんどいかもしれないけど、一緒にする人によって、気持ちって全然違うんですよね。僕は、この蓮収穫を6シーズン連続でやってきましたけど、一度も気持ち的に行きたくないと思ったことは一切ないです。むしろ、楽しいし、シーズンが終わったときにはちょっとさみしい。

 けど、また翌年も同じメンバーに出会えて「今年も宜しくお願いします~!」といえる関係性が心地よかったりします。


2.花ハスを育てる井上さん

 地域の特産品である花ハスを育てる井上さん。実は、井上さんはこのあたりでハスを出荷する人たちの生産組合の組合長さんであったりします。つまり、この地区でハスを育てる代表みたいな方。

 お父さんが始めた花ハスの栽培を25歳から関わり始めました。25年間は会社勤めをしながら、栽培を手伝っていましたが、50歳で会社を辞め、専業の農家として歩み始めました。今では、組合長も務める傍ら、栽培を辞めてしまった農家さんから田んぼを託され、今では東京ドーム約2個分(8ヘクタール)の面積で栽培をしている地区で一番大きな農家になりました。

 「仕事が嫌になってもうたんや。50歳で、やめーたって言うて辞めたわ」と笑う井上さんですが、仕事が嫌になったことよりも、ハスの栽培に力を入れたい気持ちが大きかったんじゃないかと思うほど、7軒の組合をまとめて、市場に毎年しっかりとした品質で花を出荷する覚悟が感じられます。

 ハスの収穫シーズンは忙しいですが、それ以外の季節は、山の木を切って薪を作ったり、山に山菜を取りに行ったりと、まさに”山里の暮らし”を満喫するおじいちゃん。

 シーズン以外に遊びに行ったときも、快く受け入れてくれる「福井のおじいちゃん」に会ってみませんか?


3.お手伝い(アルバイト?)の概要

 お手伝いと言っても、しっかりとアルバイト代をもらうことができます。アルバイト代は時給1000円以上。僕も未だによくわかっていませんが、シーズン終わりに計算して、収穫量(出荷量)が多いと少し時給が高くなったりします。ただ、時給1,000円は確実。

 日程は、まだ正式には決まっていませんが、過去の日程はこんな感じ。
2022年8月2日、4日、7日〜13日
2021年8月3日、5日、8日~13日
2020年8月2日、4日、6日、8日~13日
2019年8月4日、6日、7日~13日
2018年8月2日、5日、7日~13日
お盆の日の並びなどを配慮して、7月中旬頃に市場の担当者と決めるので、正確に決まるのはその頃。
全日程参加する必要なないのですが、例年8日~12日は量が多いので、入ってもらえるとすごく嬉しいです。

 時間は、早朝の5時から。これは花の状態や気温を配慮しての作業時間。夏場に太陽が登ると、暑くて外作業なんてできないから早めの設定。5時に収穫をスタートして、だいたいは9時までに終わります。そこから梱包をして、遅くとも11時には終了。日程の中でも毎日同じ量を出すわけではないので、日によって終わる時間は異なります。ただ、今までで昼を越したことはありません。

 なんと、ご飯付き。作業が始まる5時前に作業小屋に集まりますが、作業小屋にはおにぎりが用意されています。その地域で作られたコシヒカリの手作りおにぎりは、味わい深いです。(*もしかすると、井上家の状況ではコンビニおにぎりになることもあります><)そして、収穫作業が終わる10時頃には簡単な弁当もいただけます。

入ってほしいのは3日以上。(飛び飛びでも大丈夫です)
と言うのも、多くの人の1日目は、田んぼの餌食になって思うように足が進みません。ようやく2日目から戦力になってくる様子。だから、申し訳ないですが、3日以上でお願いします。

 その他に気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください。

4.滞在場所について

 例年ありがたいことに遠方(大阪や東京)からお手伝いしに来てくれる方がいます。その方々には、近隣にあるゲストハウスやシェアハウスをご紹介しています。

 シェアハウス、ゲストハウスともに、滞在費は2週間で22,000円。しっかりと働けば、滞在費+交通費くらいはアルバイト代でもらえる。つまり、旅
費ゼロで、なかなかできない体験ができるわけなのです。
もちろん、通っていただいても大丈夫です!

 詳細はこちら▼
 ゲストハウス → 地域まるっと体感宿 玉村屋
 シェアハウス → 農家シェアハウスはなさか荘


5.なぜ募集するのか。

 僕が井上さんのところの蓮収穫に初めて行ったときは、6年前。その時は収穫を15人ほどでやっていました。大所帯でワイワイやって楽しかったし、作業もがんばれた。しかし、その大半は年配の方が多く、年々減り続け、、、3年前には僕を含めて5人に減ってしまったのです。このときは本当に大変でした。そして、楽しさも減ってきたのです。

 そこで、昨年、一昨年と、地域で出会った移住者などの友達、大阪・東京などに住む友達に声をかけまくりました。すると入れ替わり立ち替わり10人以上が助けに来てくれたのです。

 3年前の過酷さからは想像できないほどの余裕と楽しさ。だから、今年も一緒に収穫してくれる仲間がほしいのです!

去年の様子▼


6.エントリー方法

 僕の各種SNSにメッセージをください。日程などの感覚など、そのあたりでご相談したいと思います。

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