四十而不惑

今日40才になった。今日から40代が始まる。
子供の頃、40才というと「言い逃れのできない位のガチガチのおっさん」を想像していた。
あの時に比べて、「日本人の年齢観」というものが変化しており、40でも若いヤツは若い。おっさんであることは間違いないのだが、子供の頃想像していた「ガチガチのおっさん」ではないと思う。

あと今だから言えることなのだが、僕は23才の時、漫才師になろうと思って芸人の世界に飛び込んだのだが、その時は「40代の売れてない芸人」という存在を見下しきっていた。「才能ないんだから定職に就いて働けよ」と本気で思っていた。

今まさに自分がその存在になってしまっているなんて!

あの頃に比べて日本人の年齢観というものはやはり大きく変化したと思う。
あの頃は、当時僕の思っていることが世間の気風みたいな雰囲気あったし、そもそも「お笑いは若いヤツがやるもの」という考え方がうっすら蔓延していたような気がする。

時代は変わって日本人の年齢観もなんとなく変化した。
今や40代で売れてない芸人なんてザラだし、40を過ぎてブレイクする芸人も少なからずいる。
ただ、勿論、23才の時の俺と同じように思っている人間もたくさんいるだろう。
価値観も多様化し、何が正解なのかもよくわからないのが今の社会だ。
そして、今後、これまでより早いスピードで価値観が変化していくのは間違いないことだと思う。

とにかく自分の中に「核」というか「センターピン」を持ってないと流されてしまうということだ。
これだけは譲れないというもの。

とにかく、僕の夢は「日本に速読ブームを起こすこと」。
これが40才の僕の立てた目標だ!
今年は打って出てやる。
これに関しては一歩も引くつもりはないし、もう迷いもない。
四十にして惑わずだ!!

まあとにかく、今日は誕生日。
よくぞまあ、40年間死ななかったなと思う。
「死なずによく生きた。」
そこだけは、何も成し遂げてない自分のことを褒めてあげたい。


速読本、3月に出るから買ってくださいね!

ルサンチマン浅川と申します。