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結局は宇宙の原理

大昔にmixiで書いた日記を今さらここで公開して恥ずかしがるというプレイにお付き合いください。

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2011年11月30日16:32

中高生の頃から好きだった人が、変わったな、と最近思うようになった。

中高生だった頃に好きになった人を今でも好きである。色恋ではなく、ファンという次元で、私と彼とは決して同じラインにはいないが、同じ時代に生きている。歌手とか芸能人とかいう感覚で読んでくれたらいい。

昔は不安定でぶっとんだこと言って、破壊的退廃的爆発的な暗黒の戦士だと思ってた人が、近頃は本当に大人になったなあと感じる。ちゃんとしようという意志が伝わってくる、まるで僧侶のようだ、と考えることもある。
そうか、彼の青春が終わったのだ、これからは幸せになるのだ、と感じる。銃や剣を置いて、これからは笑顔と涙を武器にするのだと。

昔は子供のようだと思った人が大人に感じられるとなんだか寂しい。僕たちはみんなだんだん歳を取る、彼の優しさもだんだん歳を取る、私の優しさもだんだん歳を取る。私も歳を取って変わった所もあるのかな。でもずっと好き。

世の中は色々に形を変えながら美しいバランスを保って、遠くから見たらずっと変わらないみたいに見える。丸くて青くて。

それにひきかえ、私の身の回りの、昔は大人だなと憧れてた人が、意外と子供なんだなと最近思うようになった。私が追い付いたのかもしれないけど。

よって、みんな本当は、ずっと子供であるという結論に至った。大人でいることに大人は疲れるみたいだ。

チャイムの音を聞きながら、屋上の春風が制服のスカートを揺らして、15の心が空に吸われることなど物理的には一度もなかったけど、精神的にはそんな中高生だった。

けどずっとそんな気持ちでいられるわけじゃないのかもしれない。でもずっとそんな気持ちは忘れない。もう二度と戻れないならせめて連れて行こう。青春終えたら幸せになる準備をしなければならない。

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