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Football Manager シーズン中の心得

戦術構築・移籍期間と来たので、次はシーズン開幕後です。


0.たった一つのシーズン中の心得

シーズン中にもっとも大事なことは、次の一文で表現できます。
最優先はリーグ戦、大陸大会はボーナスステージ、カップ戦は控えの出場機会
詳しくは、次以降で解説します。

1.リーグ戦を最優先にする理由

  • 大陸大会やカップ戦を優先した場合、コンディションの関係でリーグ戦にベストメンバーを起用できない試合が発生するデメリットがある

    • その結果、リーグ戦が不振だと、大陸大会出場を逃したり降格する

  • 一方で大陸大会やカップ戦を優先した場合のメリットは、いくばくかの賞金・放映権料と、優勝した場合に翌シーズンの大陸大会などで、デメリットと比較すると軽微なもの

上記のデメリットと対策について、詳しく説明します。

2.リーグ戦を優先しないデメリットの詳細

先に書いた通り、大陸大会やカップ戦を優先した場合、日程にもよりますが、コンディションの関係でリーグ戦にベストメンバーを起用できない試合が絶対に発生します。
そういった試合で勝ち点を落としてしまうと、リーグ戦で上位進出は難しくなります。
結果として、昨シーズンより順位を落としてしまい、大陸大会出場を逃したり降格したりする可能性があります。
リアルのサッカーでもありますよね。中堅クラブが快進撃を遂げて大陸大会出場権獲得して、翌シーズンに大陸大会による過密日程で成績がいまいちになるってこと。

大陸大会出場を逃したり降格した場合、色々な面で痛いですが、やっぱり影響が大きいのは(1)財政、(2)クラブステータス 、(3)監督としての責任問題の3つでしょうか。

(1)財政面のデメリット

  • まず、前シーズンよりリーグ戦の順位が下がった場合、単純にそのシーズンの順位賞金が減る

  • 翌シーズンに大陸大会に出場できなかった場合、大陸大会の賞金・放映権料がなくなる

大会にもよりますが、大陸大会の賞金・放映権料は、出場するだけでもかなりの額になります。
例えば、2022/23シーズンのUEFA Champions Leagueの場合グループステージ進出の賞金だけで15.6Mユーロという大金で、これに加えてクラブランキングによる分配金や放映権料も入るので、グループステージ進出だけでも20Mユーロ程の収入が見込めます。
もちろん、大陸大会で勝ち進めば更なる賞金などでの増収が見込めますが、翌シーズンに20Mユーロの収入を失うことはかなり痛いと考えます。

  • 降格した場合は、翌シーズンのリーグ戦での賞金・放映権料・入場料収入などのあらゆる収益が大幅に下がってしまう

(2)クラブステータスのデメリット

  • あえて言うまでもないかもしれないが、降格した場合はクラブステータスは大幅に低下する

    • 降格したから移籍志願してくる選手が出てくる

    • 降格前は獲得できる可能性のあった選手でも、獲得できなくなる可能性が高い

  • 大陸大会出場を逃した場合は、降格ほどではないが影響はある

    • 大陸大会でプレーしたいという理由で、移籍志願してくる選手が出てくる

    • 獲得の面でも、大陸大会の出場権の有無で獲得できる選手は結構変わってくる

(3)監督の責任問題

クラブのビジョンにもよりますが、降格した場合は十中八九解任ですし、リーグ戦で昨シーズンより順位を落とした、となれば監督としての立場は危うくなるでしょう。

3.デメリットの対策

対策はシンプルです。
リーグ戦にベストメンバーを起用できるように、ローテーションを徹底することです。
具体的には、下記のいずれかの条件を満たさない限り、大陸大会・カップ戦では控えメンバー主体の編成にします。
怪我人や出場停止がなければ、ベストメンバーから全員入れ替えでOKです。

  • 次のリーグ戦までにコンディション回復する期間がある場合(最低でも中3日、できれば中4日欲しい)

  • 次のリーグ戦を控えメンバー主体の編成で戦っても、高確率で勝利が見込める場合

  • 次のリーグ戦に負けた場合でも順位にあまり影響がない場合(現在首位で2位と勝ち点差4以上ある状態など)

  • リーグの順位がほぼ確定した後の消化試合

4.その他シーズン中のポイント

  • シーズン中に「いまいち戦術が機能していないな」と感じた場合、まずはデータハブで得点期待値と失点期待値を確認して、実際の得点・失点と比較する

    • 得点期待値と失点期待値が実際の得点・失点よりも良いのなら、攻撃に関してはチャンスも作れてシュートも打てているし、守備面でもきちんと守れている状態なので、あまり深刻に考えなくてもよい

      • ただし、ストライカーやゴールキーパーのクォリティに問題があるかもしれないので、シーズン中の移籍期間でのテコ入れが必要な可能性もある

    • 逆に得点期待値と失点期待値が実際の得点・失点よりも悪い(または同じ程度)場合、戦術面で問題がありそうなので、戦術の調整が必要

      • ただし、大幅な戦術変更は戦術理解度の低下を招くので、微調整で済ませたい

      • 攻撃に苦労している場合には、前線の選手が機能しているかを確認

        • 戦術構築メモでも書いたが、前線に「得点源」「得点・アシスト両方」「アシストとチャンスメイク」の役割の選手がそろっているか確認

        • 平均評価点の低いポジションがあれば、そのポジションの役割やスタメンで起用する選手を変えてみる

      • 守備が機能していない場合は、可能な範囲でフォーメーション変更もあり

        • 守備的ミッドフィルダーを配置していないフォーメーションの場合、守備的ミッドフィルダーを配置するフォーメーションにするだけでも守備はかなり改善する

          • 4-2-3-1の場合、「2」の部分をミッドフィルダーから守備的ミッドフィルダーに変えたり、トップ下を使わずに4-1-2-3に変えるなど

      • 得点も失点も良くない場合は、そもそも戦術指示が適切か確認

        • 基本的なことだが矛盾する指示を出していないかを確認(テンポを遅くしているのに「スペースにパスを出せ」など)

        • また、戦力に見合った戦術になっているかも確認

          • 戦力的に下位予想のチームでティキタカなどの主導権を握る戦術を採用していないか?

          • チームの長所を活かしているか?短所をカバーしているか?(前線に足の速い選手が多いならテンポの速いダイレクトな戦術にする、センターバックのジャンプ到達点が低いなら「クロスを上げさせるな」の指示を出す、など)

  • シーズン中の移籍期間に積極的に補強する場合は次のようなケース

    • 負傷で長期離脱している選手がいる場合の代役確保

    • 戦術の調整でフォーメーションを変えた結果、選手が足りなくなったポジション

    • 他クラブからのオファーでやむを得ず放出した選手の代役確保

とりあえず、冒頭に書いた、
最優先はリーグ戦、大陸大会はボーナスステージ、カップ戦は控えの出場機会
だけでも念頭に置いてプレイすれば、リーグ戦で不振に陥ることは少ないと思います。
もちろん、昇格したてのチームを率いた1年目なんかは戦力的に苦労するとは思いますが。

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