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村上が作ったコント&解説 〜その5〜

この記事はYouTubeのしずる公式チャンネルに上がっている村上作のコントを、最後に解説を添えて置いてくものです。

今回紹介するのは『素人クイズ選手権』というコント。

それでは、ご覧ください。


【解説】

このコントはしずるの第2回単独ライブ『尻ん ~熱がおびたのさ~』で披露したものです。今思うと、何なんでしょう?このタイトルは。若さが凄く出てますよね。意味なんて何もないんです、響きだけでつけました。ま、それはさておき、解説ですね。どうやって、このコントができたのか。まず、このオッサンのキャラクターにはモデルがいるんですね。皆さん、フジテレビのドラマ「踊る大捜査線」はご存じですよね?そこに登場する、いかりや長介さん演じる“和久さん”がモデルとなっているんです。どういうことかと申しますと、「踊る〜」の劇中で和久さんが“フィリピン”という台詞を言う場面があるんですが、そこでいかりやさんは実際に“フリピン”と言っていたんです。そのあとも何度もそのワードが出てくるんですが、そこでも“フリピン”。いかりやさん、“フィ”が言えないんです。恐らく現場にいる誰もがそれに気付きながらも、いかりやさんに指摘できなかったのでしょう(笑)。一方で、おじさんはカタカナに弱いというリアリティーを追求した、という考え方もありますが。とにかく、その“フリピン”という響きに僕は魅了され、ネタ帳にメモをしていました。そして、単独ライブの会議でこの設定を持ち出し、チームみんなで他にどんなカタカナの間違いが面白いか案を出していきました。実際に口に出して“ハンプテーダンプテー”と言ってみて、みんなで笑いながら楽しくネタを作り上げていったんですね。中でも、「E.T.」が「言いてぇ」になるというくだりが思い付いた時は、もうその時点でかなりの手応えを感じました。「言いてぇ」「はい、言ってください」「だから、言いてぇ」「はい。言いたいなら、言ってください」このやりとり、もし許されるなら5分くらいやりたいくらいです。このネタは自由度があるのでやってて楽しいですね。それと、もう一つポイントのとしては、僕の手元に“ジャンジャン” “ブー”の音を出すサンプラーがあること。普段は、音響さんに台詞やアクションをキッカケ(音を出すための合図みたいなもの)にして音を出してもらうんですが、このコントに関しては僕がやらないと理想的な“間”になりません。ここではあの“ブー”も台詞です。臨機応変に会話をするのは演者の責任にした方がいいと思うので、そういう形になりました。くだらなくてバカなコントですが、そういった技術的な部分もちょっとはあるってことですね。なんかあれですね、テレビとかでもやってみたいですね。このコント。

※トップ画は、しずる第1回単独ライブ「るつぼ」のものです

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