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014.応援されるひと

西野エンタメ研究所の話を聴いてて「なるほどー」と思った。

https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=GE56gqKosGQ

彼は「N字曲線」と言ったが、これは映画業界の言葉における「ヒーローズジャーニー」と同じだ。ひとには共感する(あるいは応援したくなる)「物語の型」がある。
『そこそこうまくいってたのに、つまずいてゼロになり、しかしまた這い上がってくる』N字曲線を描く物語だ。

古くはギリシャ神話からはじまり、インディージョーズ、スターウォーズ、ワンピース。ヒット作には同じ型がある。

そして西野が面白いのは、自らの人生をコンテンツとして、「うまくいってる状況から”あえて”どん底を作り出し」て、N字曲線を描く「物語」を提供するようにしていることだ。

理由も面白い。オンラインサロンは日々退会者と入会者がいて、あるときその数の変動の原因に気付いたという。退会者が増えるのは「西野の人生がうまくいってるとき」で、入会者が増えるのは「西野が七転八倒してるとき」だ、と。だからあえてうまくいってる状況にリセットをかけ、苦労する状況を生み出すようにしているという。

そしてこれから生き残っていく「会社」も、この「自らN字曲線を描く”物語”を提供する人たちなのでは?」と言う。つまり「ファンのいる会社」が生き残ると言うのだ。

確かに私の周りにも何人か、ぶっ飛んで面白い人がいる。彼等に共通するのは「あえて自らを不自由な方向に仕向ける」ことだ。こう言い換えてもいいかもしれない。「自らを”能動的”にリセットして新しいことに挑戦する」こと。

たとえば、やっと”使える”ようになってきたスタッフを卒業させて不自由な状況を生み出したり、順風満帆の事業を手放してみたり、どう考えても赤字でうまくいかないだろっていう新事業をはじめてみたり。定期的に”不自由な自分”をつくりだす。

それで最初の文に戻るんだけど、私が「なるほどー」と思った理由。それは、これまでのサラリーマン人生で「応援してくれる後輩たち」がそれなりに存在したのは、私の成功確率が「低いこと」にあったということ笑。あえて挑戦を挑みつつ、成功が稀であるからこそ「一緒に喜んでくれるひと」がいたんだなぁと。今ごろ気づいちゃった笑。

いつも本当にありがとう。頼りない先輩だけど、挑戦する背中を見せられる大人でありたいし、これからは全力で後輩を応援する存在になりたいです。

いちにち過ぎちゃったけど、メリークリスマス。

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