013.男社会にいきるわたくし

私は長年「男社会」で生きておりまする。

女性が珍しかった時代もあって、それが役に立ったことも少しはあった(クライアントは大抵がおじいちゃんだったから、若い女子がプレゼンに行くだけで、突破できた時代もあった笑)。けれども、苦労は数えきれないほどあった。

だけど、なぜかいつも「後輩君達」が助けてくれた。あれは何故だったんだろう?って振り返ってみると、やっぱり私が珍しく「女の先輩」だったからなんじゃないかと思うんだ。「か弱い女性(笑)」が頑張ってるのを気の毒に思って、彼等が助けてくれたんだと思うんだよね。

そして、何故かそういう時に助けてくれるのは、「おっさん」ではなくて、「後輩君」だったのは、「後から生まれてきた人達の方が偏見がないし、人間としては進化してるから」じゃないかなと思うのだ。

だから自慢じゃないけど、これまで(前職)の後輩くん達は、女性の私が職場に「フツーにそこにいた」わけだから、「男だから」とか「女だから」とかいう偏見なんてないよ。

けれども先日、すごいことがあった笑。
出席した管理職研修に女性は私ひとりだけ。で、同席しているある上役(これがまた結構びっくりな”偉い人”なんだけども)に言われたんだよ。
「男に囲まれて嬉しそう」って。

さすがにその時は、血の気がひいたよね。だって、好き好んでこの状況を「私」がつくったわけじゃないんだからさ。「私が男に囲まれてる」んじゃなくて、「私以外が単に男だけ」っつー話でしょ?「こりゃ重症だねー」と思った。

とはいえ今の私の心境的にはそれに食ってかかる気もないわけだよ笑。(というか呆れてモノもいえなかったんだけどね。)もう手遅れでしょ、そういう人達は。食ってかかるだけエネルギーの無駄だよね笑。

後輩の女子達は「(私が)来てくれて、本当によかった」と言ってくれるんだけど、その理由がわかった気がしたわ。彼女たちは「未来が想像できない」っていうんだけど、これじゃ未来が想像できんわなと思った。

たしかに彼女達から見たら、私は「未来」なわけだから(目指すべき未来だとも思わないけどね)、彼女達には、「通らなくていい道」はショートカットして、「イケてる未来に続く道」だけを歩んで欲しいと思うわけだよ。

「オレが苦労した分お前も苦労しろよ」って、男の発想だからね。女はそんなこと思わないから。くだらない寄り道だの、忖度だのは絶対したくないのよ。もっと合理的で建設的なのが女なんだよ。

だから会社に女性を増やせば、世の中は勝手によくなるし、成長するんだよ。マジだから、コレ。

そもそも世の中には「男と女しかいない」んだから、男だけで考えてる価値観や世界なんて、どう考えても偏ってるでしょ。だから成長もしないし、イノベーションも起こらないわけよ。
「なんで、成長しないんだろ」って、男だけでいちゃこら考えてても、一生解決策なんて出ない。残念だけど。

だから、強制的に男女比率を変えるしかない。日本こそが「クォーター制」をとっとと導入しなきゃダメなんだよ。

本気で成長させたいと思うなら、世の中のおっさん方、マジで猛省しておくんなまし。

ズブズブと泥舟で沈みたいなら、どうぞご勝手に。いつまでも男同士でいちゃこらしてください。

https://business.nikkei.com/atcl/forum/19/00024/092400028/?n_cid=nbpnb_fbadcr_1910_002b

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