008.未来も一緒にいたい人

ジモトを持っている人と、転校ばかりしてた人は、人との付き合い方も違うし、生き方のデフォルトが違う。

自らの意志でジモトを去った人もいれば、ジモトを持ちたくても持てなかった人もいる。

同じように、暮らしの中に「旅がインストールされている人」や、「プロジェクトがインストールされている人」も、「高速で転校生をやっている」ようなものだと思う。

「また来週会おう」が、一ヶ月経ち、二ヶ月経ち、一年になる。それは怠惰でも、薄情でもなく、単にスケジュールが立て込み過ぎてるか、疲れて寝込んでいるかだから。

そうして、何かに夢中になってる間に、学生時代につるんでた人も、ジモティも、馴染みのバートモにも会えなくなって、気がつけば「友達」はいなくなってる。ほんの一握りを除いて。

いつも側にいてくれる「思い出」を共有している友達は居心地がいい。けれども、彼等には、「思い出」を共有している友達は殆どいない。

なぜならば、彼等が「友達」と、共有しているものは「思い」だから。

「未来」は「思い」によってつくられる。
「未来も一緒に生きたい人」が友達だとしたら、「思い」を共有していれば充分だと思う。

他に必要なものなんてあるのかな?

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