【どうする家康】 第一話の感想

こんばんは、徳川家康です。

2023年の大河ドラマ「どうする家康」が1月8日放映されました。

静岡市と言えば徳川家康。徳川家康と言えば静岡市というくらい関係が深い歴史上の人物ですので、静岡市(駿府)に関係する部分についてメインに取り上げて感想を書きたいと思います。

駿府と岡崎

個人的に印象的だったのは、駿府と岡崎の対比です。
家康が岡崎に「里帰り」をしたシーン。

このシーンで、家康は出生地であり“地元“であるはずの岡﨑の街並みや岡崎の人とのやり取りに戸惑いを見せています。
大勢の家臣から挨拶をされても「誰?」という反応を見せます。

これは仕方が無い事で、徳川家康は岡崎に居たのは6歳までの事。ほとんどの人はそれほど小さい頃の記憶は余り残っていないでしょう。それは徳川家康とて例外では無かったと思います。

例えるなら、「親の仕事の都合によって小学校入学と同時に田舎から都会に引っ越して、以降高校卒業までその都市で過ごした」という人が、正月に親に従って里帰りし、都市規模のあまりに違いに衝撃を受ける。そこで親戚のおじさん達に「大きくなったな!」と次々に声をかけられるが、自分に取っては全然知らないおじさん達で、愛想笑いは浮かべるけれど居心地の悪さを感じてしまう。そんな状況です。

つまり、徳川家康にとって岡崎は実家ではあるけど地元という感覚では無かっただろうと思います。

では、「徳川家康にとっての地元、故郷」と言えばどこだったのか?と言うと、やはり駿府(静岡市)という事になるでしょう。
(上であげた例に置き換えると、大半の人がそう感じると思います)

「徳川家康=三河」とイメージする人は多いと思いますが(それは決して間違いではありません)、徳川家康にとってはおそらく駿府(静岡市)こそが故郷だったと思っています。

この視点についてこれまでドラマで取り上げられる事が少ないと思っていましたが、当時の駿府が先進的な都会であったという事実も含めて描写されてる点が個人的には高評価でした。

瀬名姫

歴史上「悪女」として扱われる事が多い印象の徳川家康の正室、瀬名姫ですが、今作では有村架純が演じる事もあって(?)好感度の高い、聡明な女性として描かれている印象を持ちました。

史実としてはたぶん恋愛結婚などでは無く政略結婚だろうと思いますが、「100%有り得ないわけでは無い」事を持ち込めるのがドラマの良い所。

これまでドラマでまともに取り上げられる事が無かっただけに新鮮です。松潤との絡みも楽しめそうです。

金陀美具足

「ここで金陀美具足を持ってくるかー!」と思いました(笑)

徳川家康の有名な甲冑ですね。
今川義元の度量の深さと家康への高い評価の表れという事でしょう。

実物(重要文化財)が静岡市の久能山東照宮の博物館に収蔵されており、現在展示中ですので、皆様是非見にいらして下さい。

金ピカカッコいいですね、ロマンです。

久能山東照宮にはこれがガンダムになって奉納されてたりするのが静岡市らしくてとても良い。
(ガンプラはほとんど静岡市産)


ドラマとしての面白さはまだまだこれから次第ですが、ガチで恐怖の対象っぽい織田信長やラスボス感がハンパない武田信玄とどうやり合って行くのか、続きを楽しみにしています。(ボコボコにされる予感しかしない)





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