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ベビーカーを捨てた

ベビーカーを卒業しても幼児の頃は 体調不良で病院に連れて行く時やもしもの災害の時などにあるといいかなと思って倉庫にとっておいたけれど
さすがに小学校に入ったのでもう捨てることにした。
少し壊れ気味で人には譲れないし、ビニールプールを倉庫に片付ける時に夫氏に捨てるようにと言われたのだ。

たくさんの思い出が詰まったベビーカー。
紬はなかなか寝ない赤ちゃんで一晩 ずっと寝ず翌日の午前11時頃途方に暮れながらベビーカーに乗せて町を彷徨って
公園でやっと寝たことをよく覚えている。

保育園の時も保育園から家までは大人の足で徒歩15分なのに、道にある色々なものが気になってしまい 3時間もかかって帰宅していた。
保育園ではベビーカーの利用は停めるスペースの都合上、0歳児・1歳児の遠方の子優先という風になっていたから
本当はいけないのかもしれないけれど2歳児クラスの時仕事が終わってから一度家に帰ってベビーカーを取ってベビーカーに乗せて帰ったこともあった。

発達センターに通い始めた頃もベビーカーに乗っていて送迎バスの方に ベビーカーをバスの中に入れてもらったりした。

産後すぐに仕事復帰をしてすぐは良かったけれど組織改革があってから帰りが遅くなって、1歳の頃保育園で一番最後のお迎えになってしまって暗い中を泣きながらベビーカーを押して歩いてたことも覚えている。

荷物をかけるフックや靴を挟んでつけておくクリップ、ベビーカー用のバックミラー(紬が自分の顔を見てたりもしていた)がついていたり
背中や首のところに保冷剤や保温剤を入れられるようになっているマットが敷いてあったり
下のカゴには雨が降った時につけるカバーがあったりと色々と工夫して使っていた。

後ろ髪引かれる想いでゴミ捨て場から帰ってきた。

こんな風にランドセルもあっという間に使わなくなってしまうんだろうなと思うととても寂しい気持ちになった。

こどもはあっという間に大きくなる。今の一瞬一瞬を大切に過ごそう。

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