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Hotel Svizra House ホテル スヴィッツラ ハウス 宙組

まさか取れるとは思わなかったホテルのチケット。

宙組にハマったのは大劇場お披露目公演の『天は赤い河のほとり』

その後、梅芸のWSSはチケットなど取れるわけもなく。その後は幸運にもほぼ全公演生観劇を果たしてきた宙組。(流石にサパーと壮麗帝は諦めましたが)

今度の真風涼帆さんと潤花ちゃんのプレお披露目のチケットはまあ無理だろうな…と諦めていたのですが幸運にも一般販売で取れて(東京公演)、梅芸も友の会がデレてくれたので二回チェックイン出来ることに。

初日始まってからツイッターのTLでは、真風涼帆がカッコいいやら、マジ無理ハウスやら何やら不穏な言葉が飛び交い。なるべくネタバレなしに観たい派なので、タカニュも見るのもやめて、ナウオンも見ず迎えましたmy初日。


チケットが取れた神の奇跡に感謝します………。

バレエ・リュスという単語はアナスタシアでも何度も(劇中では一度だけど、観劇する度に聞いたので何度も)聞いたバレエ団。

あらすじから読み解くと真風さんは007でお馴染みの英国情報部に所属してるのかそこに情報を流す人なのか。流す人かな。なお、自分は007は父親が好きでよく観ているのを横目に観ていたのみで、ジェームズ・ボンドはショーン・コネリーとロジャー・ムーアで止まってます。一時期歴代ボンドを言えたけど今はもう言えないです。

ミハイロフ伯爵主催のニジンスキー救済チャリティ・バレエ。ミハイロフ侯爵になると、そういえばはいからさんにも出てきたお名前ですよね。なんだか聞き覚えがありますな。ニジンスキーもどこかで聞いた覚えがあるけど多分宝塚以外かな……。最近だとフィギュアスケートだけど、多分それ以外。ちょっと思い出せない。

とそんな感じで観劇したのですが。以下ネタバレありです。




冒頭が朗々と真風さんロベルトが任務のことを話し通して行きますが、その声を聞いた瞬間に『宙組だ!!』と何故か感動。アナスタシアは東京に行けなかったので、ムラ観劇以来でなんだか感動……。

観てからきちんと認識したのですが第二次世界大戦中のお話だったんですね。世界史選択者だったわりにこの辺の流れきちんと頭に入ってないけど、あーーあの辺りね。とふむふむ考えながら観てました。宝塚観劇すると時代考察しながら観ちゃうの悪い癖なんですよね……ファントム初観劇したときに、アヴェ・マリアー哀れみを。のセリフから聖母マリア信仰っていつからだっけ??とちょっと前に観に行った絵画の展示思い浮かべながら観ていた人なので……。でもマリア崇拝って偶像崇拝になるから駄目だったけど、なんか言い方違うのあったよね…。(マリア崇敬でした)

ナチスに迫害されるユダヤ人。この構図見るとチャップリンの独裁者が頭を過るのはチャップリンで育ったからだけれども。

このユダヤ人を匿う富裕層、どこかで聞いた話だなと思っていたけど、『パリのアメリカ人』だ!!(劇団四季)

あれは世界大戦終わったあとに、パリに残ったアメリカ人のお話で、ナチス占領下のパリでユダヤ人を匿い続けレジスタンス活動も続けていたパリの富裕層の人が居たけど。あの辺りを彷彿とさせた。

あと舞台上での人の動きとか、演出の仕方が凄い劇団四季を彷彿とさせたんだけどなんでだろう………こんなこと感じたのはじめて。植田先生の外箱見るの初めてだけど、こんな感じなのかな。

下級生もまんべんなく動いていて、あの子名前なんだったかな〜と考えながら観るとすごく楽しくて、大劇場大好きだけど小劇場もやっぱり楽しいな〜。

あれこれ楽しかったので是非是非円盤ほしいです。

戦時下の話だから勉強いるかなとか観劇後にちょっと考えたけど特段ひっかかるところはなかったので、いいかな。あえて勉強するならニジンスキーとバレエ・リュスかな。

ニジンスキーってなんかで観たなと思って帰宅してからスカステの番組表見たらちぎさんのバウじゃん!!!!今度録画見よ…ってなりました。


追記

梅芸の友の会がデレてくれた良席は紙くずとなり、アナスタシアの休演以来のショックですが(SS消えた)、無観客配信やると決まってホッとしたものの、ロミジュリの無観客配信を観てものすごく寂しいことに気がついてしまって……。

演劇はやったことはないけど、別のパフォーマーとして舞台には立ってきたけど、観客のいない舞台で『本番』ってなかなか難しいよね。緊張は確かに人の目がないからしないかもしれないけど、客席のあたたまり方、反応からパフォーマンスが変わっていく、その一回にしかない舞台になるからこそ、一期一会でその化学反応みたいなところが醍醐味でもあるし。それがない舞台というのはレアだろうけど、求めているものとどこか違うのかもしれない。欠けているものになる。でも仕方ない。

今回の緊急事態宣言での公演休止は納得できないけど理解してます。客席での感染リスクよりも、人の移動が起こることにより、人の接触機会の増加、県をまたいだ人の移動を止めること。それらが第一なのは分かってるから。

というか、宝塚の客席最近うるさすぎる。月組で再開した時はほとんど誰も話してなかった。めちゃくちゃ静かで身じろぎの音しかしてなかった。

宙組のときからだいぶうるさくなってきたけど、雪組の時はもうみんな完全に話していて、アナウンス誰も聞いてないし。

舞台が続いてほしいなら、劇団側の要請にはきちんと応じてほしい。劇団側が定めて決めた方針に従えないならチケットを買う権利はないと思ってます。観劇の対価を支払う際に提示された条件を承諾してお金払ってるんだから、劇団側が示した条件は守る義務があるはず。

再び客席で大好きな宙組が観劇出来ますように。