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A Fairy Tail-青い薔薇の精(9/29)観劇

明日海りおさんの退団公演。華優希さんのお披露目公演。たくさんの想いの詰まった公演。

宙はアレコレ見てるけど、花はほとんど見ていなくて、CASANOVAに続いてようやく二度目。(蘭陵王も一度だけ観劇したけど)

あらすじもナウオンも観ていなくて、とりあえずみりおさんが青い薔薇の妖精らしいということしか分からないまま観劇へ。

大劇場に通い始めてもうすぐ一年。セディナのまとめて予約で通っていたのでいつもムラの千秋楽の前日の11時公演。毎回それほど朝から混みあわず、フェリエの終演後ランチも星組のエルベの時以外はいつも予約出来ていた。先日の星組食聖の時も。

その日はまるで違って、朝からごった返す大劇場。今日は15時公演はサヨナラショーつき。だからかな、と中に入ると。ものすごい人だかり。フェリエも行列。嫌な予感を感じながら並ぶも三組前で終演後の予約終了。やっぱり。チケット難だからランチ付きプランがかなりはけたんだろうなぁ…。と思いをめぐらせて、宙組バウ(リッツホテル)の時に宝塚の殿堂を観に行ったら入場に30分くらい並んだのを思い出した。あの時は平日にも関わらずものすごい人だったから、日曜の今日、しかも前楽でサヨナラショーもあるから仕方ないか。

キャトルレーヴもものすごい人。久しぶりに待機列に長々と並ぶ。

観劇バッグは相変わらず品切れで、前回なかったキーチェーンは発見。

舞台は産業革命あたりのロンドン。万国博覧会。から離れた田舎の子爵家のお庭。

荒れ果てた庭を美しくする仕事を請け負ったハーヴィー。彼の前に姿を現した青い薔薇の妖精。青い薔薇の妖精はハーヴィーに何か要件があるようす。

薔薇の妖精のエリュと自然を愛し、妖精に憧れる少女シャーロットの出会い。

乳歯が生えるまでは妖精の姿を見ることが出来る子供もいる。乳歯が全て抜けた大人になると、精霊界の掟ではシャーロットの記憶から妖精のことを消さないといけない。

でもシャーロットの記憶から消えたくないエリュ。大人になってしまって妖精が見えなくなった彼女の記憶の中でいいから残りたいエリュは女神から罰を受けてしまう。

このシャーロットの記憶に残りたい、見えなくてもいい、せめて想い出を。ここにこだわるエリュに、宝塚の歴代のトップをつとめた人達を想ってしまった。愛してくれた人の記憶に残るのみ。そんな存在。見ることは叶わなくてもせめて記憶の中では生き続けていたい。

エリュとハーヴィーの握手の際のエリュの「新しい薔薇を咲かせることが出来る」みたいな台詞は次期花組トップでもある柚香光さんへの贈る言葉みたいな感じがして、ほろりと来た。

ショー「シャルム!」の最後も、水美舞斗さん、瀬戸かずやさん、柚香光さんとそれぞれみりおさんが絡んで最後にはみりおさんがそれぞれを送り出すそんな仕草に熱い気持ちが込み上げてきて泣けてきた。というかだいたいみんな泣いてた。

ハーヴィーの仕事場に同僚のご家族が遊びに来るところで子供達が精霊を見つけてわちゃわちゃしてるのが大変可愛くて好きです。