リッツホテルくらいに大きなダイヤモンド

バウホール公演チケット取れた(取ってもらった)ので観劇!!内容的なものに触れてネタバレになるかもですが、この作品はネタバレなしに観た方がいいかも。

群盗見た時から気になっていた瑠風輝さん(もえこちゃん)主演!

タイトルがなかなか覚えられず、四苦八苦してましたがいつの間にか自分の中でタイトルが馴染んでいた不思議はさておき。

リッツホテルが泊まったことも行ったこともないので大きさの形容詞としてはよく分からないけど、なんかよくわかんないけど大きなダイヤが出てくんのかな、とあらすじも読まず、ナウオン(CSの宝塚の番組『NOW ON STAGE』)も流し見程度で観劇。なんだかまりんさんが、「ホラー」と言っていた単語だけ拾って。

「ホラー???」

ポスターは主人公二人が踊ってる絵。ちょっと想像できない。

何はともあれ観劇!なんと前から二列目!オペラグラスいらないよね?!みたいな感じです。首痛くなった。

こってぃ(鷹翔千空)演じるパーシーがもえこちゃん演じるジョンを大学のお休みの時に家に遊びに来ないか?と誘う。パーシーは、自分にないもの(人望とか人気とか)を持つジョンに憧れと仄暗いなにか怪しい感情を持ってるみたい。観ながら「パーシー→ジョン??」と思いながら見てしまった。

パーシーは資産家でちょっぴり憧れを持つジョン。パーシーの家の最寄り駅まで向かうとお迎えに来たのは謎の「く、車……??」と近未来的な奇抜なデザイン(形も装飾も)な車。関係ないけど、こういう時の軽口のやり取りがアメリカの作品だなぁとしみじみ思う。原作はフィッツジェラルド。

お迎えに来た使用人みたいな人達は近代?ヨーロッパみたいな服装。ベルばらみたいな。

パーシーのお父さんお母さんと使用人達がお出迎えすると、ブロードウェイですか?みたいなお出迎え。あと、パーシーのおうちの秘密を小芝居で説明するけど、それよりもジョンとパーシーが降りてきて二人でわちゃわちゃして近くまで来たのでそれを見るのに必死で全然見てなかった。ごめんなさい。

実はパーシーの実家は南北戦争のあとに先祖が見つけたダイヤモンドの原石の山(大きさが)の中に建っているのです!なんてSF!山の中に家があるから、寝室は上の方に作ってあってそれ以外の部屋は下層にあるので滑り台で移動。他はロープウェイ!なんてアトラクション。確かに二人の会話でずっと遊園地やらアトラクションやら言ってたね。

なんてぶっ飛んだ設定で、パーシーの妹が気になるジョン。

見え隠れするちょっとした違和感に確かにホラーちっくだなぁと思いながら、話は進んでいく。

見終わって疑問に思ったことは「夏の終わりになるとお客さんは姿を消す」って、わざわざ客を連れてきてどうして殺すのだろうか?という所。脚本では触れていなかったけど、謎の神様への信仰があったから生贄にでもするのかしら。

あと、最後パーシーは拾ってあげて欲しいな。ジョンを連れてきたのは、憧れと紙一重の憎しみとかがあったのかもしれないけど、「この夏の間だけ、君を独り占めしたかった!」とかの発言からだいぶちょっと色んな考えが駆け巡ったけど、結局はジョンを殺せなかったパーシーに妹とジョンを見守る未来があるといいな。原作読まないと分からないけども。

終わったあとの感想としては、愛海ひかるさんが気になりました。フィナーレの時もだけど、すごく客席観てくれてにこにこ笑ってて可愛い…!!ってなった。

円盤はでないと思うけど、スカステの放送楽しみです。