2人目 大人すぎる小2 Cちゃん
確か、私が小学2年生の頃だったと思います。20年以上前のことなので、記憶もあやふやですが。
学校からの帰宅途中、ちょっとふざけあって遊んでいたんです。ランドセル引っ張ったり、押し合ったり。書きながら、ああ、絶対何か起きるよな、って、今なら分かります。。。
彼女が私のランドセルを引っ張ったので、私もそれ以上の力で引っ張って押したんです。もちろん、おふざけのつもりで。
転びました。
しかも想像以上の勢いで。
泣きはしませんでしたが、明らかに痛がっている様子で。私もおろおろしてしまいました。でも、彼女もなんとか立ち上がり、腕をさすりながら、
「大丈夫、大丈夫」と。私も「ごめんね、ごめんね」と、その場はとりあえずおさまり、お互い帰宅しました。
家に帰ってちょっとしてから、友達に怪我させてしまったことを母に言うと、「何でそんな大事なこと早く言わないの!」と、雷が落ちました。
すぐに、ケーキを買いに行って、お見舞いに。
事情を説明すると、Cちゃんのお母さんは、ちょっとポカンとした様子で、
「そうだったんですね。この子が、帰りに自分で転んだ、と言ったものですから。でも大したことなかったですし、大丈夫ですよ。」と。
そうなんです。Cちゃんは私のことをかばって、親にはウソをついてくれていました。
繰り返しになりますが、これは、私が小2の頃の話です。私だったら、「○○ちゃんが~」って絶対に言いつけます。
すごい友人を持ったな、と思いました。なんというか、同級生の人間力の高さを痛烈に感じた瞬間でした。
一応、年齢的にはいい大人になった私ですが、あの頃のCちゃんにはまだ及ばないかもしれませんね。。。
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