free「何十回も行ったことある。でも初めて降りたったフロアで思い知ったこと」

 興味のなかったものをとことん調べて書けという…人生初くらいにぶち当たった難課題。しかも見つからないなら本屋いけと。行きましたよ、とにかくビルのほとんどが本しか置いてないとこ。まぁ東京中探しても、ここよりいっぱいいろんな本置いてるとこはない。だろう。きっと。たぶん、いや絶対。

 まぁまぁ落ち込むよね。それなりに読書好きだし、好奇心旺盛をカサに、いろんな分野のいろんな本読んでる気になってたけど、、、まだまだ未開の地も未開の分野も盛りだくさん。死ぬまでにあとどのくらい読めるんだろ。きっと、この本の山の裾野くらいしか、手をつけずに、読めない本のほうが多いなんて、、、もったいない人生だ。なにやってんだろなぁ、、、ホント無駄なことばかりの人生だ。あぁ一旦すべてリセットして、生き直したい。

 とまぁ、こんな具合。まぁまぁ天気も調子を崩すワケだ。上階から階段ですべてのフロアを回って、地上に辿り着いた時には、傘を開く人もまばらなくらいの小雨。事実を知った(というか思い出した)だけなのに、せっかくの機会なのに1冊も購入していない。まぁどう足掻いても、残りの人生で読める本はたかが知れてる。今週は課題を書き上げなきゃいけない。新刊を購入して持ち帰っても、積読になる。そして疲れた足を労って、ご褒美ビールとデザートをお腹におさめた。今日はもう帰って寝てしまおう。

 興味のないことは見つからない。どの階に行っても、どの分野の棚前に立っても、全部手にとって「面白い」と思ってしまう。そして、だったらこういう本の企画も面白いかも、と別の課題の草案まで浮かんでくる。ついつい、重い専門書を捲って、類書を探してしまう。そして足は震えてしまうほどに疲労を訴えてくる。今日は帰ろう。今日の反省を生かして、諦めて図書館にいこう。本はやっぱり座って読むべきなことも改めて。

 実用書と専門書には不思議な本が多い。一見まったく分野違いと思われる本があったりするけど、開くと「なるほど繋がってるな」と思わされることが多い。そして人が多いのは趣味のコーナー。これは意外だ。しかも熟読しているから、きっと買わないのだろう。苦手な分野はダメなんだよなぁ、、、あぁ書けそうにない、が色濃くなっただけ。しかも疲労困憊、心身ともに。さぁ今日はもう寝よう。いいから、ホントに寝よう、まだ連休は始まったばかりなんだから。焦るな。焦ろうよ。やっぱり焦る。

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