全ペア制覇達成(間近)「ミュージカル ガールフレンド」に通い続けた日々…パート1

【ネタバレ】【シアタークリエ】【配信も円盤もないって本気ですか】【BLじゃないよ純愛だよ】【浮気じゃないよ純愛だよ】
【個人の感想、ただの芝居おたくの戯言】

 そろそろ我慢できなくなった、いや、むしろここまでよく我慢したよアタイ。もうおかしくなりそうだった。いや、おかしくなってた。だって、ありえないもん。3枚がいったい何枚になったんだよ。数えたくない、ほんとは知ってるけど、現実を見つめたくない。そのくらいリピった、、、年間何十本みてもリピりたいと思うのは数本、そのうち本当にリピるのは3−4本、そして何度もリピるのは0.2〜3くらいかな。もう何年前かも覚えてないくらい、、、久しぶりだから。

初日と2日目、2本連続で志音くん。初めましての太星くん。ドボンの音が聞こえた

 公演自体の2日目、志音くんが出てるから観に行った。翌日のマチネはトークショーあって、ソワレの高橋健介とか、初めましての萩ちゃんさんでるし。なので、あらかじめ買ってたのはこの3枚。まぁ3回観れば、十分じゃん?・・・しかもトークショーもあるし、お得よね。



 あぁ・・・なんて浅はかだった、半月前のおまえ。(チョロオタのオイラ)
1公演目終わりで、数枚足し、翌日マチソワ終わりまでに、、、ほぼ全ペア買うだろう勢いでリピチケ増やしたよな?まだ、前方の席もいっぱい残ってて、まぁまぁ立ち位置把握で、よく見える席を追加追加、、、。

 何が良いって、この時代にそぐわない真面目な「同性愛への偏見と肩身の狭い純愛」の描き方。高校卒業からの3ヶ月間、自由を手に入れて、本当の愛に気づく若者。その束の間の幸せと葛藤と、苦悩・・・1993年のアメリカ。
2024年に舞台化するなら絶対にもっと軽めのタッチで「BLの最高傑作が今!日本に初上陸!!ポップなロックナンバーにのせてアナタに送る胸キュンラブストーリー♡♡♡」・・・くらいの惹句と作品自体もそんな感じに作ったほうが良かったのに。でも、できない。だって実際、同性愛は差別や偏見の対象で、大人も子供も「迫害してもいい対象」として実際に暴力事件も殺人事件もあった。だからこそひた隠しにする事実だった。その中で、同性と恋愛することは恐れや怯え、不安との闘いだった。それが奇跡的に実ったと思ったのに、、、訪れる別れは「大学進学で引っ越す」という、田舎出身者ならかならず引っかかるような事柄。。。
これってさ、国関係なくあるよね、まぁ引っ越ししなくても上京とか、生活環境変わって、疎遠になるって、、、だからさ、いろんな要素でまぁ好き。大概、残されるほうが不安になって、責めちゃう。そして旅立つほうは、寂しいと思いながらも生き方を変えられない。だから、一緒にいるだけで「完璧」と思えるほどの関係に終止符が。

最初のキスまでの丁寧な描写は「付き合おう」って言葉がないから

 お互い意識してるのに、なかなか進まない関係。日本ならさ「好き。付き合おう!」「うん!いいよ」って会話があって、次は手つないでデートとか?そんで、挨拶で交わす習慣がない唇を合わせる・・・ってのが真っ当な流れかな。んでも。ないのよ、アメリカには付き合お!っていう言葉と、そういう「気持ちを確認する方法」が。
(その辺の文化はアメリカのドラマから会得、ビバヒルとかゴシップガールとか笑)

 その代わりに「挨拶じゃない気持ちのこもったキス」で、確かめ合う。・・・そういう文化なんだって。だから、マイクとウィルも、そう思ってるのに、、、踏み出せずにいた。きっかけを作るのは最初から同性愛を自覚してたウィル。だまって目を閉じる。だけ。

 うおぉぉぉぉっっっっっっ、、、毎回心臓とまるんじゃねーかってくらい、ドキドキするわ。
好きな人がいて、その人も自分が好きかも知れなくて、こんなことしたら嫌われるかも、でも絶対に勘違いじゃない、、、だから、、、って、、、すごい気持ちが伝わってくるのですわ太星くん。初回からとんでもない人に出会っちゃったわ。歌が上手いとか、笑顔が可愛いとか、そういうレベルじゃないの。普通にそこにいるウィルの全ての気持ちが歌とダンスと芝居と、呼吸で伝わってくる、、、出演者みんなが「天才」っていう、ほんとの天才がそこに。それに受けて立つ吉高志音は、相手に合わせる天才。歌も芝居も、そして役作りもいつも完璧な「ミスターパーフェクト」・・・こんな伸びやかに綺麗に惜しげもなく、、、声を、歌を、表現を出し尽くす志音くんは、、、初めてだった。そして、嬉しかった。天才は天才でしか磨けない。その瞬間を、シアタークリエで捉えられた。

 そして、最初の気持ちを確かめるキスが、、、激しいぃぃぃぃぃ、、、勢い?圧??タッチが、、、他のペアはね、軽くチュな感じなんだけど、ここはジュな感じ。(伝われ!笑)
平均年齢最年少ペアなのに?いちばん奥手な感じなのに??ギャップ。。。萌えってやつですかこれ笑
2.5次元で志音くんに出会ったファンは、大丈夫かなぁ、、、お隣のお姉さんが微動だにしないのが気がかりだったな、生きてるかな、ちゃんと呼吸してるかめちゃくちゃに気になった笑

 「(志音と太星の)マチネをみたお客さんには全員帰っていただきたい」とトークショーで言っちゃう高橋健介くん

 まぁ気持ちはわかる。まさに「ミュージカル ガールフレンド」の正解がそこにあったと思われるから。いや、その時はそう思った。まぁこのあと回数を重ねるイタいオタクは、他のペアとキャストもベタ褒めするから、そこまで悲観することもないよ、と伝えたい。

 2日目ソワレの高橋・萩谷ペアは、芝居が丁寧。間が独特。そして、二人に任されてるんだ、と知ったキスシーン。3回中2回目の映画の登場人物としてするところ、手をバンザイの状態で握り合ってた。ちょっと想像して?キスするのに、そんな位置で恋人繋ぎよ?いくら映画の人物でも、、、ちょっと笑っちゃったじゃん。さすが高橋さんですわ。
でもそれ以外のキスシーンが優しい。これはリードする萩谷マイクの性格かなぁ、、、目線も優しい。映画を観てる高橋ウィルを見つめるところ、ホントに彼だけよ、ずっと、ウィルだけをみて微笑んでる。その笑顔が優しくて温かい。彼だけは、最初からウィルが好きなのを隠さないし、素直に表現する。応援したくなるな、そんな萩谷マイク。

 この辺でもう、シャッフルという名の浮気公演が気になったよね。2組観ただけで、こんなに違うの?動きとか、タイミングとか、役作りとか、、、じゃあ、シャッフルどうなる??って、、、全てのペアを制覇する地獄ロードを歩き始めるのだ。
楽しいのよ、幸せなのよ、足したいだけ足せるなんて、、、財布以外は天国。


続きます。とりあえず今日はここまで。

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