意思の力で頑張るな!
こんな悩みを持っている人は多いと思う。
私も最近でいうと、ハングル検定準2級を受験しようとテキストを買ったのに、勉強と途中で辞めてしまった。
ダイエットしたいのに間食をなかなか辞められなかったり、
禁煙したいのについタバコに手が伸びちゃったり、
勉強しないといけないのについYoutubeを見ちゃったり、
自分の意思では、
と思っているのに、結局は楽な方へ流されてしまう。
何かを継続して努力し続けられる人のことを、「意思が強い人」と言い、すぐに辞めてしまう人のことを「意思が弱い人」なんて言うけれど、本当に意志の強い人、弱い人がいるのだろうか?
私はそうは思わない。
人間は基本的に、誘惑に弱く意志が弱いものだ。
ではなぜ世の中には継続して努力を続けられる人と続けられない人がいるのだろう?
理由はきっとこうだと思う。
継続して努力を続けられる人は、意志の力に頼らずただ努力を続けられる工夫をしている。
継続出来る人は意思の力ではどうしようもないということをよく分かっていて、だからこそ続けられる何かしらの工夫をしているのだ。
例えばダイエットに成功した人は、お菓子をつい食べてしまわないようにスーパーのお菓子コーナーに足を踏み入れないようにしたり、コンビニに行かないようにしたり、お菓子が目に入らない工夫をする。
禁煙に成功した私の知人は、タバコ代で一年いくら使っているのか?ということを計算し、その金額を改めて知ったことで「タバコを辞めたらこれだけの金額が他に使えるじゃないか」と思い、すっぱりタバコを辞めた。
逆にいつも途中で何かを断念してしまう人は、意志の力だけで何とかしようとする。
いくらこのように固く決心したところで、その目標を達成するための「何かしらの工夫(行動)」をしない限り、結局は、
というように、先延ばしにしてしまうのだ。
私は前回ハングル検定対策の勉強を断念してしまった経験があるので、今回は11月の試験日まで毎日勉強するように一日のスケジュールを毎日組み立てることにした。
◯時~◯時はハングル検定対策の勉強をするとスケジュールを決め、その時間になるとテキストを開き、終了時間までは他のことをやらず(多少休憩はするけど)、テキストをひたすら進める。
そして前回のように途中で辞めてしまわないように、このnoteで「11月にハングル検定準2級を受験して合格する」と公の場で宣言し、毎日の勉強記録をnoteにつけることにした。
何か達成したい目標や叶えたい夢がある場合、その内容はできるだけ多くの人に伝えた方がいいらしい。
多くの人に伝わることで後戻りしにくくなるし、途中で辞めにくい状況にもなる。つまり、逃げ道をなるべく塞いで自分で自分を追い込むのだ。
意志の弱い人間はここまで追い込まないと、なかなか努力を続けられない。もしくは切迫した理由がない限り。
だからいつも何かを途中で諦めてしまう人や、目標や夢はあるのになかなか努力が続けられないという人は、「人間は本来意志の弱いもの」ということを念頭に置き、努力の継続を妨げる障害をできる限り取り除く工夫をすればいい。
あと、つい後回しにしてしまうというのも、人間に本来備わっている性質だ。自分はダメな人間なんだ…なんて落ち込む必要はない。
後回しにしないためにはどうしたらいいかというと、シンプルにすぐやればいいのだ。
それが出来ないから困ってるんだよ!と言われそうだけど、すぐにやるには自分の意思や気持ちは完全に無視してとりあえず体を動かすのだ。
毎日イヤイヤ満員電車に乗って会社に行っている人は多いと思うけど、自分の意思や気持ちを優先していたら会社になんて到底行けないだろう。でもみんな普通に会社に行っている。それは嫌だと思いながらも体を動かしているのだ。
それと同じように、自分がどう感じようがどう思おうがやるべきこと(今すぐやりたいこと)は自分を完全無視して体を動かすのだ。
早起きできないという人の中で、アラームをどれだけ大きな音で鳴らしても、何個鳴らしても、何回鳴らしても眠りから覚めないんです。って人はいないはずだ。目は覚めるけど布団から起き上がれないというだけの話だと思う。
でも体の不自由な人でない限り、物理的に起きることは可能なはずだ。それを邪魔しているのは自分の「もうちょっと寝たい」という気持ちだけだ。
私は毎朝5時に起きているんだけど、どうしてるのかというと、自分の意思や気持ちは完全に無視して体を起こして布団から出ているだけだ。
あと一つ、早起きに関しても目標達成にしても同じことが言えるんだけど、今少し長く寝ることでのメリット、間食をしてしまうことのメリット、たばこを吸ってしまうことのメリットはどれも一時的な快楽を得られるということだけだ。長い人生で考えると、ほんの一瞬の快楽のために後に得られる大きなメリット(快楽)を放棄をしているということだ。
「後で大きなご褒美が待っている」
私はそう考えながら、目の前の誘惑にではなく、後に得られる恩恵にだけ目を向けて毎日コツコツ努力を続けていこうと思う。
どこかにいる誰かのために、少しでもお役に立てると嬉しいです☆