関西人、納豆を食べる人になると決めた

美味しくない、これが私の食べない理由だった。

生まれも育ちも大阪。関西人は納豆を好まない。

これは家庭によりけりで、うちの両親は納豆を食べる人だったが、私は断固として食べなかった。

食べれないわけではない、食べても美味しいとは思わないので、敢えて食べる必要性がないと思っていた。

でもね、そんな自分を変えたくなった。

来年で大台の50を迎える私。

今の自分では絶対にいけない、ずっと変化をさせたいと思っていながら毎日反省ばかりで、前に進まない日の記録だけを塗り替えている。

自分が頑固だと思ったことはあまりなかったが、今は年とともに頑なになってきているのを感じることが多い。

いかん、いかん。これじゃだめだ。

ダメダメな自分に喝を入れようと、スーパーに行って、納豆を買ってみた。自分で買うのも初めて。納豆が安くて、種類が沢山あるのに驚いた。

ビギナー用にやさしいマイルドな味を探し、シソ入りや、大根おろし入り、昆布醤油などが入った小粒のひきわり納豆を買ってみた。

沢山のグルメ番組や芸能人が、美味しい美味しいと食べている納豆。

そういやキムタクも好きだと言ってたなぁ。私も好きになれるはず。

私が好きになればのは、積極的に食べてないからだと仮説を立て、1週間食べ続ければ、きっと好きになるのに違いないと実験。食べ物から自分を変えることにしたの

いざ、実食。

よーく混ぜ混ぜする。

糸がひくが、これはネバネバの山芋も同じ。

ワサビやからしをいれれば、ちょっと臭いもましになって、これなら食べれると分かった。

後は、美味しく食べないと続かない。体にいいからだけの理由では、食べるのも楽しくない。

美味しい、美味しい、私はこの納豆が好きだ。


何度も繰り返して、自己暗示にかける。

ずっとずっと食べたかった納豆、なんで今まで食べなかったんだ。ごめんよ。納豆くん。


頭の中でつぶやく。

夫が(関東人)食べるのを横で見ていて、臭いが嫌で片付けてくれと何度も想ったことを思い出す。

やっぱり自分が主体的になって食べると少し味も、感想も変わってくる。

前向きに年を取る。主体的にうごく。

冷蔵庫にある沢山の納豆、毎朝の自分への戒め、自分を変える大きなきっかけにしたい。

これはほんの始まり。今年のテーマは自分改革。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?