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POG的2歳戦予想 幻の“毛の馬”登場

阪神5R 2歳新馬(芝1600m)

『競馬王のPOG本』では、毎年、ノーザンF早来で取材したイチオシの馬の毛を表紙の地に敷いています。
過去15年で、ローズキングダム、ブエナビスタ、レーヴディソール、サートゥルナーリアと4頭がG1制覇。凄いのはノーザンF早来なのですが、おかげさまで完全な名物企画となりました。

15年で4頭なら上出来なのですが、本当ならもう1頭、G1ホースがいるはずでした。それはアルアイン。
ノーザンF早来の山内厩舎長が「感じたことのない柔らかさ」と絶賛した逸材で、当然、「毛の馬」の最終候補入り。
ただ、アルアインと同じぐらい、山内厩舎長のトーンが高かった馬がいました。新種牡馬ルーラーシップの子で母にハッピーパスを持つ良血馬ラボーナ。

どちらを毛にするか、悩みに悩んだ末に、新種牡馬産駒である点を重視してラボーナを「毛の馬」にしたのです。
アルアインが山本昌さんの出資馬であることを知っていたため、忖度しているように思われるのを避けたという側面もありました。

そして今年、「毛の馬」の最終候補、二択まで残ったのが母フォエヴァーダーリング=ピヌスアモリスです。
取材時の感触は最高で、山根厩舎長は「うちのエースです!」とキッパリ。山本昌さんによる取材の際には「ぜひ、レジェンドのパワーも借りて、この馬で大きいところを獲りたいです」とも。完璧な状態で牧場からトレセンへとバトンが繋がれ、松下厩舎でも順調に仕上がった様子です。

結局、この馬ではない方を「毛の馬」に採用したため、この馬は次点止まり。そう、アルアインと同じシチュエーションです。
単なる巡り合わせかもしれませんが、得てして歴史は繰り返すもの。相手は揃いましたが、新馬勝ちを期待します。

単勝 11
馬連 11-1・2・3・12
3連複 11-1・2・3・12

東京5R 2歳新馬(芝1400m)

ここは唯一のノーザンF生産馬ウンブライルの牙城は高そう。熱発で仕切り直しになりましたが、しっかり再調整されて初戦から動ける状態です。
馬券的妙味はノイジーアプローチ。ダーレー・キャッスルパークを取材した担当者がこの馬にご執心で、曰く「ダーレーさんはクラシックタイプよりも短距離特化型の方がいい」。一理あります。血統的にも仕上がり早とスピードは約束されているので、逆転の期待をかけてみます。

単勝9
馬連 9-15
ワイド 9-15

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