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今日のiCard(「知識カード」)

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#エコ

人間の自然への優位と経済学

人間の自然への優位と経済学 – iCardbook|知の旅人に http://society-zero.com/icard/213561 (※URLをクリックすると「参考文献」や「註(※印)」が読めますよ) 労働価値説に立脚する古典派経済学が生み出され、さらに、その理論が実物界から離脱していった背景には、デカルト以来の西洋哲学の世界観が存在した。 その世界観では、まず、神の存在を背景として、自然の上に立つ人間という考え方がみられた。人間はその生存の維持と安寧のために下等

人工資本基盤価格の決定

人工資本基盤価格の決定 – iCardbook|知の旅人に http://society-zero.com/icard/197046 (※URLをクリックすると「参考文献」や「註(※印)」が読めますよ) 人工資本基盤は、その人工資本が創出される段階と、その人工資本基盤が廃棄される段階において環境負荷が発生する。また、建築物や耐久消費財のように、人工資本基盤の機能を維持するためにエネルギーなどの通過資源を要するものについては、その通過資源の創出と使用の段階でも環境負荷が発生

土地の耕作が富を増加させるという経済

土地の耕作が富を増加させるという経済 – iCardbook|知の旅人に http://society-zero.com/icard/144567 (※URLをクリックすると「参考文献」や「註(※印)」が読めますよ) ケネーは農業生産のみが富を増加させるという考え方から、「経済表」(※I))において、「国民は三つの階級に分たれる。すなわち、生産階級 (classe productive) 、地主階級 (classe propraietaries)およぴ不生産階級 (cla

新古典派経済学における労働価値説と効用価値説の接合

新古典派経済学における労働価値説と効用価値説の接合 – iCardbook|知の旅人に http://society-zero.com/icard/113679 (※URLをクリックすると「参考文献」や「註(※印)」が読めますよ) 労働価値説と効用価値説を接合し、新しい経済学の枠組みを成立させたのが、マーシャルである。 マーシャルは、『経済学原理』において、労働を含む生産要素の条件に基づき、各生産企業が利潤を最大にするように市場への生産物の供給が決定される一方、各消費者

生物に対する悪影響の取り扱い

生物に対する悪影響の取り扱い – iCardbook|知の旅人に http://society-zero.com/icard/106908 (※URLをクリックすると「参考文献」や「註(※印)」が読めますよ) 人の活動に及ぼす悪影響には、環境の存在価値が失われることによってもたらされる精神的な悪影響が含まれる。 意思表示ができない生物に与えられる悪影響については、その存在に価値を見いだしている人への悪影響として把握せざるを得ない。ただし、快苦の表情を表すことができる動物

環境外形標準課税

環境外形標準課税 – iCardbook|知の旅人に http://society-zero.com/icard/100418 (※URLをクリックすると「参考文献」や「註(※印)」が読めますよ) 環境外形標準課税とは、事業税の外形標準として、資本基盤金額などを用いるのではなく、二酸化炭素排出量、エネルギー使用量、廃棄物排出量などの環境指標を用いるというアイディアである。 このアイディアはまだ具体化されているものではない。具体化に当たっては、課税標準となる環境指標の記録