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今日のiCard(「知識カード」)

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#ヘーゲル

ヘーゲルの「事そのもの」論|iCardbookより

わたしにとってほんとうの「事」、あるいはわたしが人生を通してやりたい「事」、そうした「(仕)事」が、普遍的な「事そのもの」として他者からも承認されるところ、そこに、現実世界におけるわたしたちの最も充実した「自由」がある。ヘーゲルはそう言うのだ。 この投稿は、ブログからの転載です。次のURLをクリックすると、他の記事も読めますよ。 ヘーゲルの「事そのもの」論 | iCardbook|知の旅人に https://society-zero.com/icard/118273 近代

恣意としての自由

「世間ではよく、およそ自由とはなんでもやりたいことをやることができるということだと言われている。だが、そのような表象はまったく思想の形成ないし教養を欠いているものとしてしか解されえない。」(『法の哲学』 §一五 (中公クラシックス、二〇〇一年)) この投稿は、ブログからの転載です。次のURLをクリックすると、他の記事も読めますよ。 恣意としての自由 | iCardbook|知の旅人に https://society-zero.com/icard/111304 法の哲学〈1

人間だけが「自由」を求める

なぜ、人間的欲望の本質は「自由」にあるといえるのか? たとえば動物は、おそらく「自由」になりたいなどとは思っていない。ただそのつどの本能的欲求を満たしながら生きているだけだ。 しかし人間は違う。 この投稿は、ブログからの転載です。次のURLをクリックすると、他の記事も読めますよ。 人間だけが「自由」を求める | iCardbook|知の旅人に https://society-zero.com/icard/110699 法の哲学〈1〉 (中公クラシックス) 買う前に見て

ローカルな価値概念

「ジョン・グレイは、「自由」は近代ヨーロッパという特殊な地域・歴史の下に生まれたローカルな価値理念に過ぎないとした」 (著者の苫野先生は、グレイは間違っている、という) ★読書にコスパ!「知識カード」。上の「一節」に「!」と感じた方、「?」と思われた方。下記URLをクリックして、もう少し読んでみてください。関連書籍や関連URLの情報もありますよ。http://society-zero.com/icard/707938 ■それから下記サイトでは、千枚の「知識カード」があな

法の本質

わたしたちを規定する最も根本的なもの、それはわたしたちの「欲望」それ自体である。愛されたいのに、愛されない。裕福になりたいのに、なれない。わたしたちは、わたしたちの欲望それ自体によって、本来的に規定された存在なのだ。 (「自由」には、文字面とは異なり、私たちにとって根源的に、わたしたちを「規定」する、という要素が潜んでいる) ★読書にコスパ!「知識カード」。上の「一節」に「!」と感じた方、「?」と思われた方。下記URLをクリックして、もう少し読んでみてください。関連書籍や

法の本質

近代以降の法の本質を、わたしたちはこれまでの考察からひと言で次のように言い表すことができる。すなわち、法とは「自由の相互承認」を理念的に保障するものである、と。 (法制度は「自由」を制約するものではなく、むしろ「自由」を保障するもの。いかにして? 「自由の相互承認」で。) ★読書にコスパ!「知識カード」。上の「一節」に「!」と感じた方、「?」と思われた方。下記URLをクリックして、もう少し読んでみてください。関連書籍や関連URLの情報もありますよ。http://socie

職業団体と家族

家族は子どもに(無条件の)承認の空間を与えることによって、「自由の相互承認」の土台を築く(ことが望ましい)社会の基本的な圏域だ。 (家族こそ人類の「社会的知性」の濫觴) ★読書にコスパ!「知識カード」。上の「一節」に「!」と感じた方、「?」と思われた方。下記URLをクリックして、もう少し読んでみてください。関連書籍や関連URLの情報もありますよ。http://society-zero.com/icard/969623 ■それから下記サイトでは、千枚の「知識カード」があな

ヘーゲル理論の検証可能性

「承認欲望」が行きつく先は「承認をめぐる闘争」である。 この闘争を終結させるための原理は、「自由の相互承認」の原理のほかにない。 ★読書にコスパ!「知識カード」。上の「一節」に「!」と感じた方、「?」と思われた方。下記URLをクリックして、もう少し読んでみてください。関連書籍や関連URLの情報もありますよ。http://society-zero.com/icard/677377 ■それから下記サイトでは、千枚の「知識カード」があなたを待っています。よかったら遊びに来てみて

「奴」による「承認」

「最も強いものでも、自分の力を権利に、〔他人の〕服従を義務にかえないかぎり、いつまでも主人でありうるほど強いものでは決してない。」 ★読書にコスパ!「知識カード」。上の「一節」に「!」と感じた方、「?」と思われた方。下記URLをクリックしてみてください。関連書籍や関連URLの情報もありますよ。 http://society-zero.com/icard/667817 ■それから下記サイトでは、千枚の「知識カード」があなたを待っています。よかったら遊びに来てみてください。

「自由」は最上の価値である

「自由」は人間的欲望の「本質」である。わたしたちは、わたしたちが〝欲望存在〟である限り、本質的に「自由」を求めざるを得ない。 ★読書にコスパ!「知識カード」。上の「一節」に「!」と感じた方、「?」と思われた方。下記URLをクリックしてみてください。関連書籍や関連URLの情報もありますよ。http://society-zero.com/icard/405126 ■それから下記サイトでは、千枚の「知識カード」があなたを待っています。よかったら遊びに来てみてください。 [知の

承認欲望

「生きたいように生きたい」という欲望を満たすためには、これを何らかの形で他者に認めさせなければならないのだ。 ★「知識カード」の一節。この「一節」に「!」と感じた方、「?」と思われた方。下記URLをクリックしてみてください。関連書籍や関連URLの情報もありますよ。 http://society-zero.com/icard/299014 ■それから下記サイトでは、千枚の「知識カード」があなたを待っています。よかったら遊びに来てみてください。 [知の旅人に] http

ヘーゲル社会原理論の原理性再論

ヘーゲル社会原理論の原理性再論 – iCardbook|知の旅人に http://society-zero.com/icard/188222 (※URLをクリックすると参考文献や註が読めますよ) この観点から、ヘーゲル社会原理論の原理性を改めて理解することができる。 わたしたちの認識は「欲望・関心」に相関的である。ではその人間的「欲望」の本質は何か? わたしたちが〝欲望存在〟であり、諸欲望によって規定されている限り、わたしたちは必ず、これら諸規定性から「自由」になりた

人間は必ず「自由」を欲する

人間は必ず「自由」を欲する – iCardbook|知の旅人に http://society-zero.com/icard/166889 (※URLをクリックすると参考文献や註が読めますよ) ヘーゲル「自由」論の白眉は、人間的欲望の本質がこのような「自由」にあると洞察した点にある。 ヘーゲル哲学の根本テーゼは「精神の本質は自由である」である。 わたしたちはこれを、「人間的欲望の本質は自由である」と言い換えることができる。 ★この投稿はiCardbook、『自由の相互