あなたが嫉妬していい相手ではない
SNS使ってるとたまーに厄介な当たり屋に遭遇することありませんか?特にフォロワーが多い方。怖いですよね~。
noteではくTwitterなんですが、私も当たり屋にぶつけられたことがあります。Twitterは怪談収集+ライターのアカウントで、オカルト雑誌に名前がちょろっとだけ載ったりしていた頃でした。同じく怪談が好きな人がフォロワーの大半だったんですが、中には創作活動をしている人もいて、当たり屋のおっさんもそうでした。「当たり屋のおっさん」といちいち書くのは面倒なので”自称ニホンオオカミの生まれ変わりのイタいおっさん”にしましょうか。もっと長くなったので、”まったく需要のない半裸の歌ってみた動画を唐突にアップするナルシストおっさん”にしましょう。あれ、もっと長くなっちゃいましたね。では仕方がないのでただの”おっさん”にしましょう。
そう、おっさんでした。40代後半だと言っていました。本当かどうかは分かりません。おっさん(あるいはおばはん)は実年齢ではなく心の持ちようだと思っているので、彼はおっさんでいいのです。理由は読み進めるうちにわかるかと思います。
彼はとにかく何でも上から物を言う人で、私はフォローされてもフォローバックはしませんでした。どういう風に上からかというと、私が「今日はシチュー作った」と画像とともにアップすると、
へぇ~料理できるんだね♪ 俺はシチューには一切水を使わないね。白ワインと牛乳♪
どうですか?うざいでしょ?
まず、「料理できるんだね」ですよね。はい、できますが、何か?それから「俺はシチューには(略)」。だから何ですか?興味ないんですが。
いえ、こういった情報がありがたい場合もあります。例えば本物の料理上手、あるいは料理のプロから「水使わないシチューもおいしいですよ」といったようなリプであればとっても嬉しいと思うのです。が、リプしてきたのは”「俺ってなんでだかわからないけど後輩に慕われまくってるんだよね~上司に盾突くのも全然平気~あと年下の女の子にも言い寄られまくってる~」などと唐突にツイートする自称モテ男のライン工”なので、料理全然プロじゃないんですよね。
それから大前提として気に食わないのは、会ったこともない、親しくもない人に敬語を使えないこと。敬語って、年上の人に年下の人が使うものではありません。年齢ではなく親疎関係によります。初対面なら相手が年下でも敬語を使います。初対面でなくとも近い関係でないなら敬語を使います。彼は年下はぞんざいに扱ってなんぼ、と考えているようでした。
しかし、私はTwitterに40代後半より若いなんて一度も書いたことがありません。もしかしたら50代かもしれませんよね。彼が何をもって私を年下認定したのか分かりません。とにかく、毎回こちらを苛つかせるようなリプを寄こしてくる本当に鬱陶しい人でした。彼からのリプが憂鬱で一時期ツイートを控えていました。
そんな折、とても嬉しいことがありついつい興奮をそのままツイートしてしまうということがありました。
嬉しいこととは、尊敬する怪談作家さんにフォローをしていただいたことです。作家さんとは、西浦和也(にしうらわ、と読みます)先生と黒木あるじ先生です。怪談やホラーにご興味のない方はご存知ないでしょうが、大先生と呼びたいくらいの大御所なのです。YouTubeではお二方の怪談語りも見られるので是非。
さて。
私はこのお二方からフォローしていただいたのが嬉しくて「やったー!西浦和也さん!」「わー、黒木あるじさん!!!!」みたいな稚拙なツイートをしたんですが……、おっさんはすかさず
え・・・(^^; 太ったおっさんじゃん(^^; まぁ、よかったね
はい、ここでタイトルに戻る。
さすがにこれにはカチンときて私はやや攻撃的なお返事をしたんですが、そのやりとりから驚愕の事実が判明したのです!!
どうやらおっさんは、私から異性として好かれていると思い込んでいたようで、西浦和也さんも黒木あるじさんも、恋愛対象として好きなのだと思い込んでいました。「俺の方がイケてるのに、なんで?」という感情からだそうですが……
いやお前こそおっさんやろがい。
お二人と同じ土俵に立つな。比べる相手じゃないんよ。わかるか、おっさん。そしてSNS上で発情すな。迷惑。きしょい。
その後はもう気持ち悪すぎてブロックしました。一件落着。SNSでも距離感を大事に、という話でした。
追記:
そんなおっさんですが、最近某所で彼の創作物語を見かけました。虐待されて育った美少女を中年男性が拾うという話でした。
……誰が何を書こうが自由ですが、ちょっとゾッとしましたね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?