2020.12.12　本日のラッキーアイテムならびにラッキーソング

本日のラッキーアイテムは
『個性』
です。

昔から面接や履歴書などで
『あなたの長所・短所を教えてください』
だとか
『あなたの個性・特技・アピールポイントを教えてください』
といった質問に
どう答えていいか悩んだものでした。

「うーん、特に人とそんなに違ったところはないし、特段アピールできるところもないなー」
と

とりあえず

「長所：真面目、正直、他人をおもいやる」
「短所：要領が悪い、他人に頼まれると安請け合いしてしまう、三日坊主」
など
記載していたのですが

今にして思うと、アピールとして0点です。
私が採点官だったら
欲しい人材とは思えません。

まず、上記のことが本当かどうか
他人からはわかりません。
競争相手が何人もいる中で
こんな面接内容や履歴書で、勝ち残れるはずもありません。

長所やアピールポイントとしては
それを裏付ける説得力が必要です。
漠然としていて、いくらでもウソはつける。具体的な事例が挙げられない。
そうであれば、それらは長所とはならず、
相手の印象には何も残りません。

次に短所ですが、
不思議と短所は長所と比べ、記憶に残ります。

ただし、ここについては、それをどう活かし、
あるいはどう克服してきたかが重要となります。
そこに言及できない短所は、
結果として「マイナスの印象」しか残りません。

基本的な性格はいつまでも変わらないものの
失敗ばかり経験し
人生という荒波にのまれ
基本は変わらずとも、私自身は大きく変わりました。

何年も浪人を経験したこと
高卒で社会にでるようになったこと
バブルもはじけ、このままではいけないと、
勢いだけで「なんとなく海外留学」したこと
「四年半がむしゃらに勉強したこと」
医学部学士編入で医学部に入学したこと
医師として10年以上経過したこと

幼少期から私の性格自体は大きくは変わっていませんが
経験や肩書は大きく変わりました。

そして今の私が思うのは
「誰もが特別な個性を有しており、個性は磨ける」
ということです。

同じものを食べてもどう感じるか
同じ状況でどう考え、どう行動するか

これらは人それぞれです。

自分は没個性的だとか、自分は他の人と変わらないということは
本来ありえないものと考えます。

私の場合は
「自分には個性がない」
と考えていたのは
自分に自信がなく、周りの顔色をうかがいながら判断していたためです。

『個性に気付き、個性を磨く』上で最も重要なのが
『自己肯定感』
です。

私自身、幼少期からあまりほめられることなく成長してきました。
結果、自分自身に自信がもてませんでした。

最近の教育では
「ほめてのばす」
ことの重要性が説かれることが多いですが
私も賛成です。

ほめられて成功体験を重ね
「自分は頑張ればやれる」
という『自己肯定感』が大切です。

この点でよく誤解されていると感じるのが
『ほめること』と『あまやかすこと』の混同です。
『ほめること』≠『あまやかすこと』です。

ほめるというのは、プラスに評価できる言動があった際に、
「すごい！」、「よくできました！」
とプラスに評価することです

一方、『あまやかす』のは、
特にほめることもないのにプラスに評価したり、
非難・訂正されるべき状況をプラスに評価することです。

同じ理屈で
『ほめて伸ばす』≠『しからない』です。

『ほめて伸ばす方針』であっても、悪い言動に対してはしっかり注意をしてそれを正す必要があると考えます。
親からしてみると『しつけ』です。
他人を攻撃してみたり、社会のルールにしたがわなかったり。
こんな状況でも、「ほめて伸ばす方針だから叱らない」
というのはあてはまりません。
これは「ほめて伸ばす方針の上に、
叱らないという別の方針がのっかったもの」です。
「ほめて伸ばす方針でも、叱るべきところは叱る」ことが大切だと考えます。

この自己肯定感を育てた後、
『個性を磨く』
とくに、社会で成功あるいは他人から評価されるためには
『逆算』が有効です。

行き当たりばったりで素晴らしい経験、個性を磨ける人もみかけますが
なかなか待ってるばかりでは成功は訪れてくれません。
『天は自ら助くるものを助く』
です。
行き当たりばったりで成功されている方は
周囲の家族や教育者によって、
うまく道筋がたてられている印象をもちます。

周りの援助もなく、
自力で偉業を成し遂げる恐るべき偉人も存在すると思われますが
かなり希少でしょう。

夏休みなどの長い休み
あるいは日曜日などの休日

ぼんやり過して、休みの終わりになって、
事実にもとづかない絵日記を捏造するのか
それとも博物館をめぐったり、
旅行にいってその土地の歴史にふれてみたりetc。

小さなつみかさねが、大きな経験・実績へとつながります。
小さな一つ一つの経験が、点が線になり、
面になると大きな成功へとつながるのです。

今まで「自分は没個性的で、特にとりえがない」と思われている方
是非、小さな(後になって見返してみると大きな)一歩をふみだされてはいかがでしょうか。

今日は少し、キーワードを詰めこみ過ぎた感がありますが、
たまにはこんな日があってもいいでしょう。
それにしても、よくもまぁ、
こんな偉そうなことをイケシャーシャーといえるようになったものです。
『うぬぼれ』には要注意ですが『自己肯定感』は必須だと考えます。

本日のラッキーソングは
『サカナクションのアイデンティティ』
です。

皆さまにとって、本日も素敵な一日となりますように