ビビバス箱イベ 感想

良かったと思った部分→微妙に感じた部分・気になった部分→全体的な感想 の順に記載していくので、マイナス意見を見たくない方は序盤までで大丈夫です

良かったと思った部分

・演出がとても頑張っていた
Live2Dの制約がある中、可能な限り動かそうと頑張ってるんだろうなというのが伝わりました。各キャラのソロパートが入っていく演出も王道だけど、グッと来ました。個人的には特に冬弥パートの音楽が、ピアノとか入ってきて冬弥っぽさあってかっこよかった。
みんなが歌う時に出るオーラ？圧？がそれぞれのカラーになっていたのも良かった。ちゃんとペアになったり4人になったりした時も、対応してカラーが混ざり合ってたのも良かった。謙さんたちの時は黒いやつだったけど、ビビバスはそれぞれの色を出して超えてきてるぞ！って感じがしました。

・なんとか1イベントに詰め込めてまとめていた
こはねの修行と成長、新の復帰、そして伝説を超えるライブと盛りだくさんでしたが、それを1イベントに詰め込むぞという状況であることを想定すれば、なんとかまとめ切ったかと思います。イベストもYouTubeでの動画換算だと2時間越えでかなり長い部類でしたが、まあ伝説を超えるイベントならばこのくらいで良かったよねと思いました。

・颯真がアツかった
新が歌うパートで、観客側で泣いてる颯真のシーンが一番涙を誘いました。なんでなのかは自分でもうまく言語化できないのですが、これまでの新と颯真関連の描写の中でも一番好きかも。

ここから先は微妙に感じた部分・気になった部分になります
ちょっとスクロール用のスペースを空けます。

微妙に感じた部分・気になった部分

・新の復帰が雑すぎるように感じた
1イベントに圧縮する都合と言われたらしょうがないのですが、新の復帰までの一連の流れが唐突すぎて感情が追いつきませんでした。時系列的に、大河さんに打ちのめされてから数ヶ月は経過してるはずですが、その間ビビバスたちは謙さんの特訓や課題によって伝説を超えるほどの実力を手にしました。しかし、新は(おそらく)ずっと自分一人で練習していて、それで飛び入りで参加するのは説得力薄いな...と感じました。
かと言って、また1イベント丸々使って連れ戻すのも引き延ばしとかモブセカとか叩く人も出てしまうだろうし難しいんですけどね。個人的には、何回か前のイベントとかで 一方その頃 的な感じでもいいから、裏でも超特訓してますよ描写をほんのちょっとでも挟んで、復帰しても大丈夫な説得力を強めてほしかった。

・こはねの特訓がパッションゲーにしか思えなかった
今回のイベストではこはねの課題とそのクリアも要素に入れられたわけですが、彰人たちと違ってRW超えに重きを置いたイベントだったからか、特訓パートが薄味だったように感じました。結局パッションで乗り切ってるというか、物語の都合上ぐんぐん成長させてるだけというか...
また、時系列的に杏との対決も挟んでいましたが、その時のこはね視点の心情とかもっと補完してほしかったとも思っています。

・途中でアプリが落ちてめちゃくちゃ萎えた
これは私の端末や通信環境にも非があるかもしれないので強くは言えませんが、こはねが風穴を開けた付近の、盛り上がりが最高潮のあたりでアプリが落ちてしまいました。
7話がそもそも長いことや、いろいろ演出とかも入れてる都合で重くなってたのかと思いますが、1回しか味わえない初見のドキドキが台無しになって、正直そのあとは熱量を取り戻してイベストに復帰するのは難しかったです。7話に戻って早送りでさっきまで見てた場所に戻ろうとする時間は本当に虚無だった。
プロセカはイベスト以外でも普通にアプリ自体が重い(主観)ので、もうこんな体験を2度と味わうことのないようになって欲しい。

・結局RWを超えた判定の基準が分からない
ずっと昔からRWを超える超えないの基準って何なんだろうという疑問がありましたが、とうとう最後まで私には分かりませんでした。(私の読解力不足かもしれません)
とりあえず雰囲気で超えたっぽいから、超えたんだろうなという感じです。そもそも観客の人たちだって数年前のイベントと比べてどっちが凄いかとか、主観でしかないので、もっと明確に超えたんだなって分かるような基準とかがあればよかった。別に、超えてないだろ！と異議を申し立てたいとかではないです。

・終わった後の余韻が物足りない
みんなの夢が叶って、伝説を超えたというのに、その直後のみんなの反応が物足りなかったです。彰人くんとか人生賭けてたんですよね？
お墓参りのシーン自体は良いと思うけど、諸々を省きすぎというか、伝説を超えた瞬間の心境とかもっと聞きたかった... これも1イベントに色々詰め込んだ弊害でしょうか。
一応報酬冬弥サイスト後編ではライブ後に打ち上げをして、その後のシーンが描かれていましたが、それでも打ち上げが終わった後のシーンだし、そもそもサイスト補完...? という気持ちです。

・昔の冬弥バナージュンブラの伏線は？
ツイートもしましたが、以前類が伝説超えを手伝うかのような伏線がありましたが、回収されませんでした。まあ伏線と言っても私が勝手にそう認識してただけで、勝手に期待したのが悪いとも言えます。

これを見てた当時は、RWを超えるその時は、各ユニットのいろんな人がビビバスに協力するアツい展開なのかな...！などと思っていましたが、別にそんなことはなかったです。
まあ口約束ですしね... ライターの人も覚えてなかったのかもしれないですしね...
というか、多分伝説超えをサブキャラたちと達成するという路線に決まった時点で、ユニット外の人が入り込む余地は無くなっていたのでしょう。

・バチャシンの活躍が薄い
このイベストに限らず、プロセカ全体でも言えることですが、バチャシンの活躍が薄くて残念でした。まあ今回は現実世界で伝説を超えるという内容でもあるので、少なくても仕方ないかもしれませんが、ずっともっと活躍してほしいな〜と思っています。

ちょっと脱線しますが、ビビバスのワールドリンクで、KAITOがこう言ってたのが少しショックだったんですよね。こう言ってるというか、こう言わせてるのはシナリオを作ってる人たちなのに、バチャシンの活躍の場がないみたいに感じてしまって... 一応この文脈では、KAITOはそう思ってるけど、冬弥たちからすればたくさん助けられてるよみたいなニュアンスでしたが、読み手の私はもっとバチャシンを活躍させてほしいと思っていたので、モヤモヤしました。
バチャシンの活躍の場が少ないということは、ポジティブに捉えるならばそれだけみんな自立したり自分たちの力で解決するほどに成長してるということなのでしょう。でも、私はプロセカのオリキャラ20人だけじゃなくて、各セカイのバチャシン6×5人も好きだし、無所属のオリバチャ6人も好きなんです。全員に同じ量の活躍の場を用意するのは難しいとは分かっていますが、もうちょっと活躍してほしい...！
進級後のビビバスは、歌唱面の特訓は謙さんが請け負ってるし、セカイはもはやたまに行く休憩所みたいになってるのが残念です。

・セカイの壁は壊れないのか

WLで出現したセカイの新エリアですが、そこは周囲が壁に囲まれていました。WLイベでは伝説を超えたら壁も壊れて、その先のセカイが広がってるんだろうなと読み取りました。しかし、伝説を超えても特に変化がなかったのが気になります。もしかするともう一回くらいWLイベをやろうとしていて、そのために温存してたりしますかね？ よくわかりません。

・謙さんフットワーク軽すぎ
大河さんに付いて行って、今度はビビバスに立ちはだかる新たな壁となっていくようですが、この人もう何でもアリすぎて笑いました。お店を信頼できる人に任せてまた開くとのことですが、だったらビビバスの修行期間もそうしてれば良かったのでは...? 貯蓄があるから良いとか、奥さんが許可したから良いとか、そういう問題よりも普通に行動原理が共感出来なさすぎて困っています。
頑張って解釈するなら、ビビバスたちが伝説を超えるのを目の当たりにして心境の変化があったとかですかね...

全体的な感想(ここから先も文句多いです)

結構文句も言ってしまいましたが、このイベント単体で見たら普通に楽しめる内容だとは思っています。これまでのビビバスのストーリーの積み重ねがあるので、その状況の中ではこれ以上のストーリーを作るのは難しいのかと思いました。
3年半以上にわたるRW編も終わり、おそらく次からは世界への挑戦編に突入するでしょう。これはビビバスのシナリオの路線を整える最後のチャンスだと思っています。三田や新たちサブキャラの出番は激減しそうで少し寂しいですが、多分世間的にはサブキャラの出番を抑えて欲しいという意見が多いのかなとなんとなく感じています。その方向に定まるかは次のイベストで決まるかもしれません。

今更言っても仕方ないのは百も承知ですが、三田と新はまだしも、数合わせのようにしか思えないEVERの人たちとか、どういう背景で参加してきたのかあんまり思い出せません。伝説を一緒に超えるメンバーなのに、達也以外の2人?(何人組かもよく分かってない)が名前も立ち絵もなくて、伝説を超えるメンバーなのに愛着が湧く余地もありませんでした。もっとも、その辺を充実させたらサブキャラ出しすぎ問題が強まるので、塩梅が難しいというか、ビビバスのストーリーはあちらを立てればこちらが立たず状態が特に難しい印象です。

あの街への印象もリリース時から大きく変化しました。外に出るということで、新たな舞台でのビビバスの活躍に期待したいです。現状、乱暴な言い方をすれば3年半で一個の町のイベントを超えただけとも言えます。進級時点を折り返しと換算して、あと3〜4年で世界トップクラスで戦うのはあんまり現実味がないというか、相当省略したり無理なレベルで成長したり、みんな学校辞めないとな気もするので、どう風呂敷を広げて着地していくのかが本当に心配というか気になっています。
世界の前にまず日本全国のトップクラスになったりしないとだろうし... まあこういうのを全部ひっくるめて次回以降うまく進めて行って欲しいです。一旦、次回のイベントは目標を明確にしたり今後について道筋を立てるようなイベントにしませんか？

おそらくこれほどに区切りがついてる状態は今後もう無いと思われますので、いい意味でリセットされた今、イベストが面白くなることを期待しています。建前上の「次回に期待ですね」ではなく、マジで期待しています。そして遅くなりましたがビビバスのみんな、伝説超えおめでとう！