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【心に残った他人の言葉⑩】「辛い夜でも朝は必ず来る」『置かれた場所で咲きなさい』著者:渡辺和子さん

私は無類の名言好きだ。

これまで10年くらい、本やらテレビやらで見かけた名言をノートに書き留めてきた。ここ最近は、スマホの日記アプリに入力することもあり、なんとなく整理がつかなくなってきた。

これからは、このnoteに記していこうと思う。

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コロナ禍になってから、よく思い出す本の内容がある。

ベストセラーになった『置かれた場所で咲きなさい』の著者、渡辺和子さんが、この本の中で語ってた話。



第2次世界大戦中、アウシュビッツ収容所などに送られた精神科医のユダヤ人で九死に一生を得た人がいた。

この収容所に入っていた人たちの中には、1944年のクリスマスまでには開放される、と信じていた人たちがいた。けれど戦争は終わらず、期待していた人たちの多くはその後亡くなったそうだ。

精神科医の彼を含め、生き残った人たちは、クリスマスと限定せず「いつか、きっと自由になる日が来る」と期待を持ち続け、開放された後にしたいことを思い描いていたのだとか。

人は、期待している間は生きる力を持ち続けられる。けれど、その希望がなくなったとき、生きる力もなくなってしまう。


こんな内容。

この話は、今の時代にすごく心に留めておきたいことだなと思う。

「コロナは秋にはきっと終息する」

「来年は以前のような生活に戻っているはず」

希望を持つことはいいこと。でも、期限を決めた希望は持たないほうがいいんだろうな、と思う。

そうでなかったときに、落胆してしまうから。


いつ終息するかは誰にも分からないことだから、「いつまで」と思わず「いつか必ずまた自由に行動できるようになる」というゆるい希望を持ち続けて日々淡々と過ごしたいなと思う。

折に触れて「期限を決めないように」って自分に言い聞かせている。

コロナとの日々は長丁場だ。ゆるりゆるり「いつかきっと」って感じでいないと、息切れしてしまう。


ひとつ言える必ずは、

「辛い夜でも朝は必ず来る」

これだろう。


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