Do

“Do”

“Shirube”

26歳になる年、2018年に始動したここシルベ。

まず、ここに長々とでは有りますが綴らせて頂きます。

端的に纏めると、

敬愛するアーティストの今野裕結氏に店舗をイメージした絵を描いて頂きました。

彼とは何年の付き合いだろうか。おそらく5-6年くらいかな。

僕が仙台に転勤してきた時くらいだと思う。

僕は専門学校卒業したて、彼はまだ大学生。


話は戻ってしまうけれど、僕は

服飾の専門学校に通いながら、リサイクル古着屋で買取を担当したり、古着屋で修行して、ある大先生のアトリエで縫製を勉強した。

大好きなファッションの先輩、仲間とストリートスナップ媒体もやったし、電子書籍でスナップ雑誌も作った。

専門では大好きな先輩方や同期にお世話になってファッションショーの委員長(タイム出しや企画運営、トワル、仮縫い、実仮のチェック、靴リハ、着リハ、音リハ)もやらせてもらった。

これだけだと“ああ、楽しんでんだなー”なんて思うかもしれないけど。笑

他にも

味の素スタジアムのスタッフ、国立競技場のスタッフ、ティッシュ配り、某有名カフェD、バッティングセンターの機械室調整、コンタクトの割引券配り、チラシポスティング、内職でぬいぐるみ造り。

大変だと思う事なんて人それぞれだけど、色んな事をやってきたつもりではある。

ちょっと嫌だなと思う人も居たし、僕のことを嫌がっていた人も居る。

休みの日には大好きな人が居る古着屋に行って、大好きなブランドのショップに行って、大好きな学校の先輩のところに行った。とにかく話が聞きたかった。そのためなら嫌なバイトのことなんかへっちゃらだった。

そんな中でShirubeのきっかけとなる前職のお店から

仙台店に行く事を前提に働かないかというお話をいただいた。

それまで仙台は行ったことが無かった。何も知らないし、誰も知らない。

大好きな古着屋と大好きなブランドの合体した仙台店、

出身と同じ東北だということ、高校の親友が仙台に進学していたこと、兄、妹が当時仙台に居たこと

って事だけ胸に仙台に来た記憶がある。

正直、最初はあんまり楽しくは無かった。笑

東京から来ただけで何処か距離感があって、来た時には仙台の地元の団結力が凄くて輪に入っていけなかった。

フォーラス前で朝10時からオープンまでショップカードを配って、閉店後は23時までパルコの前でスナップを撮ってた。

本当に激動だった。笑

その中でも物珍しさに興味を持ってお店に来てくれる人はたくさん居た。

その中の1人が裕結だった。

それから3年が経って、前職から独立して“Shirube”というお店を始めました。

(だいぶ端折ってます笑)

過去も現在も未来も、出逢いを大切にして、

誰かに導かれて、新しい何かに興味を持って、これまで動いてきたからこそ、

自分にはピッタリだなと思い、この“Shirube”という名前を付けました。

Shirubeという名前は“道標”からきています。

導、標

雑誌やネットの標(しるべ)も大事で動かない標識だけど、

人や動くモノの導(しるべ)って、記憶や成長の大半を占めるし、人が人を動かす素晴らしいモノだと信じています。

Shirubeも4月で2年が経ちました。

沢山の方の支えや出逢いもあり、色々な方のファッションや大きくいうと人生の一つの道を導いてこれたのかな、と少しだけおもっています。

彼の絵はそんな僕の人生を絵で表現してくれた大事な宝物の一つになりました。


画像1

『DO』

色反転・発光画(ネクサス絵画)/ KMKケント紙

制作年2019

サイズ 27.3×19.0cm

画材 色鉛筆その他、コラージュ

Shirube 店舗所蔵


画像2

中央のモチーフは色気とロゴを表現。

沢山の紙のコラージュは数多くの個が集う事をイメージ、“個”とは個性的なスタッフやお客様、一期一会なヴィンテージの洋服、個性的なブランドの洋服を指します。

コラージュした紙が円形である事は、“角の立った個が集う場所、個はShirubeに集い、角を絶つ”という事を表現しております。

画像3

色反転でバーチャルを通してみると中央部分の色気(唇)が露わになります。

これは僕自身、“洋服の感動や感覚も、外見も中身も言語化し、伝えられる洋服を展開する事”を大事に店頭に臨んでいるため。


“ここ、Shirubeを道しるべに。”

画像4

暗くなるとロゴモチーフ部分が発光します。



とても素晴らしい絵を描いて頂き感動しておりますが、

この絵に負けずに自分自身ももっとShirubeの名に恥じないよう精進していかないとなと思う毎日。

たまには少し力も抜いて、新しい提案や教科書には無いスタイルを提案し続けていければなと思います。


昨今感染症の影響で“普通の日常”が変わってしまいました。

負けるな、with、、なんて言葉も飛び交っていますが、正直見えないものは怖いですし、闘いたくなんかありません。

ですがこんな中でも沢山の方の支え(ご来店やお買い上げ)や幸いにも通販のご依頼や大好きなアーティストとのコラボ。少なからず政府からの支援もあります。

色々な“個”の“動”を感じながら、新しい日常に感謝を噛み締めています。

変わる事も、変わらず居続ける事も大変な事です。

洋服と、ここで出逢う方々に愛を込めて、

これからも此処で色々な新しい未知をシルベしていければいいなと思います。


さて、今日も明日も変わらず店舗にてご来店をお待ちしております。


Shirube Sendai 大久保


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