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シャガイ を求めて。

その日は
「もう 春だね」
「修二会もおわるもんね・・・。」
そんなやりとりを母とした日だった。

スマホで 開いているのかを確認したのは
「国立民族博物館」だった。
ここには 小学校の教科書に載っていた
スーホの白い馬に出てくる
馬頭琴を見に来た思い出がある場所だ。

小学2年生の時 家族で来たということは
私の脳のデータベースの中で 国立民族博物館というキーワードで一番最初に上がってくるものになっている。

数年前一人 ここに来た事があった
解説が PSPを使っていて それが結構私の中ではツボった。
私のPSPなんて もう 充電パックが膨張して電源直繋ぎでしか遊べないよ
てかもう使ってない(-。-;
その時に ここで“シャガイ”と出会った。

占いに使うと知れば それはネタとして
ゲットしとくでしょw
当時それを購入し ここに いつでもあるものなのかを聞いて帰っていた。
今 その時点だけでなく
“定期的に仕入れられているもの”だということを
私はその時聞いていた。

社外?車外? シャガイって??だと思う

モンゴル人なら誰でも知っている遊び道具なのだという。
羊の後ろ足のくるぶしの骨のこと。
私にとってくるぶしの骨はなかなかの繋がりというか そこでくるぶしくるのか!的なアイテムである。 まあそれは別の話 またどこかでかくとしよう。

この骨を使って 占う方法というのがある
それが シャガイ占い。

骨投げるだけである。
またこの投げるだけっていうのも ジオマンシーやルーンに繋がっていく。
元々の占い方は ジオマンシーも ルーンも
石を投げたり 木の枝を投げたりする占い方だったからだ。
時代や地域がちがっても 占い方の方法はあまり変わらないのかもしれない。

この日の朝になって 私は シャガイを買いに国立民族博物館(みんぱく)にいくことを決めた。
四個セットのうちの一つが どう探しても見当たらなかったからだ。

電車とモノレールを乗り継ぎ 万博記念公園に

いろんな素材写真を撮っておくことも私の中では この日のミッションの一つにしていた。
万博公園といえばとりあえず 太陽の塔はとるでしょ・・・。

自分よりもこの太陽の塔のほうがこの世に存在している時間が長い。
お前ってば、51歳だっけ・・・。

角度を変えながら写真を撮り みんぱくへ近づく
広場では 一人の子供が凧揚げをしていた。
私も 凧揚げいろんなところでやった記憶がある。
スポーツカイトとかもやらしてもらったな・・。
目の前で男の子があげていたのは 白いカイト
形からして 定番のビニールカイトだな・・・。

そんな風景を横目に みんぱく。
お決まりコースのように
トーテムポールの写真を撮る。
消毒 検温を経て 利用者登録表を書き
そのまま出口にある ミュージアムショップへ・・・。
目的は “シャガイ”一択だから。

お店の中を何度見回しても “シャガイ”はなかった。
シャガイの遊び方の冊子は売ってるんだけど・・・。
シャガイ自体がない・・・。

聞くと 在庫切れだという
いつもは 定期的にモンゴルに行く人が仕入れてくるのだけれど
コロナの関係で モンゴルに行く事ができないから いつ入るかもわからないという事だった。

ミュージアムショップの方と話している中で驚かれる。
「私 シャガイ購入したくて今日来たんですよ〜」と私が語ったからだった。
せっかくなんで と シャガイの遊び方の冊子だけ購入して 出口へ向かう・・・。
滞在時間 10分もない とかかもしれなかった。

そのまま 大阪日本民芸館へ向かう
みんぱくをググった時に三代澤本寿の特別展をやっているのを目にしたからだった。
この人は知らんけど
チラシになっている作品がカッコいい。
せっかくだから見に行こうと しゃしんをとりながら見に行くことにした。
民芸館には 大きな窓の廊下があって休憩できるように 椅子と机を用意した場所があった
そこで 座って 休憩することにした。

現代社会は便利だもんね
シャガイのことは 仕方ない・・・
ネットで売ってるのでも探すか。
ググる
メルカリで2000円とかしている。
え??
以前見つけた 一個220円のところはどうだろう?
探してみるが sold out
確かもう一か所 一個売りしてたサイトがあったはず・・・。
一個 120円 sold out

・・・・・・・売ってるとこがない・・・・。

貴重やん!
家に帰ったらもう一度探してみよう・・・。
だいぶ貴重だったことに気付かされる

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