20211203 テーマをおまかせした結果

こんにちは、しろたえです。

今年もアドカレの時期なので、アドカレをやります。ドカスだけど。
この記事はドカス・闇 Advent Calendar 2021の12/3分の記事となります。
よろしくおねがいします。

今回は「闇の精霊」について語りたいと思います。
といってもそんなに語ることはないんですけどね!
ただ、他の記事では語れないような話になる……はず?

そもそも精霊ってなんでしょうね。
この世界には「精霊」「魔獣」「魔物」という三種類の生物がいます。
まずは普通の動物である「野良猫」や「犬」、「馬」といったものから。
次は普通の植物ではない「木の葉っぱ」や「草花」など。
最後に普通じゃないもの(?)の「妖精さん」とかですね。

この世界の生き物の多くはなんらかの「属性」を持っています。
たとえば、火の精霊がいると思えば火耐性を持った防具を着たり、火の魔法を使ったりするとダメージ量が減るように感じたりすることができます。
これは精霊の力によって身体の表面にある魔力防壁のようなものが強化されるからだと言われています。
そしてその属性を司る神様みたいな存在がいて、「上位精霊」「中位精霊」「下位精霊」と呼ばれる3つの種類が存在します。
たとえば、土の大精霊ノーム様なんかは中位精霊にあたります。
あと、風の大精霊シルフ様あたりになると高位精霊に分類されます。
他にも色々といるらしいのですが、とにかくすごい力を持っているのだそうです。

で、そんな精霊たちの中で「闇の精霊」というものも存在します。
まぁ、闇の精霊と言っても別に邪悪だったり悪いことをするわけではありません。
むしろとても善い人が多い……といいなーと思っています。
というのも、闇の精霊というのは人間に近い姿をしていますし、闇の精霊と契約できた人間は強力な魔術師になれるといわれているくらいだからです。
実は私もその一人だったりするんですよね。はい。
でもそんなに強い力を持っていたら悪用しようと思う人も出てくるんじゃないかと思う人もいるかもしれません。
実際そういう人が過去にもいたらしくて、そのために国として管理しているところもあるんだとかなんとか。
まあ、詳しくは知りませんけど。
さて、それではここで一つ問題を出してみましょう。
Q.闇の精霊とはどんな力を持っていましたか? A.闇を操る力を持ちます。
こんな感じでしょうか。
わかりにくいですよね。
ちなみに私が持っている「闇の精霊」さんはすごく優しい方なので安心して下さい。

えっと、それで私の職業の話に戻りますが、私は一応魔術師系統上級職「魔女」という職業に就いています。
魔女系統の職業の特徴としては魔術全般に対して高い適性があることに加えて、自身の周囲に特殊な空間を展開して自分の身を守ることができます。
つまり何が言いたいかというと……

「しろたえちゃん、危ない!」

突然聞こえてきた声に反応してその場から飛び退いた瞬間、それまで立っていた場所が爆発しました。

「ちょっと!いきなり爆発させるとかどういうことですか!?」
「すまない、少し手加減を間違えてしまったようだ」
どうやら今のは完全に彼のせいだったようです。
「あれぇ〜?避けられちゃったよぉ〜」
「当たり前だろう。お前の技は威力は高いものの、攻撃範囲が狭いんだから。もっと工夫をしなさい」
「え〜?ボクは頑張ってるんだよぉ?」
「頑張るのはいいことだ。だが、結果が出なければ意味がない」
「うぅ……」

そこにいたのは黒い髪に赤い目をした男の子と銀色の髪をした女の子でした。
見たところ、人間のようですが、二人はいったいどこから現れたんでしょうか。
というか、ここは一体なんなんでしょう? 周りを見渡すと真っ白な世界が広がっていましたが、いつの間にかどこかの屋敷の中のような場所に変わっています。
おかしいですね。先ほどまで森にいたはずなのに。
とりあえず、二人とも人間みたいだし、話を聞いてみましょう。

「あの、あなた方はどちら様ですか?」
「おおっ!驚かせてしまったかな。僕は『夜』だ。よろしく頼む」
「ワタシは『月光』だよ〜。よろしくねぇ」
「あっはい。私はしろたえといいます。こちらこそ、よろしくお願いします」

夜と名乗った少年は黒髪短髪で目は赤色、服装は黒色をベースに所々紫色が入っているような不思議な服を着ていました。
対して、月光と呼ばれた少女は銀髪ロングストレートで目の色は青色、服は全体的に水色っぽい色をしているように見えます。

二人とも人間……ではない気がしますが、精霊というわけでもなさそうですね。
それに、なんだか普通の精霊とは違うような……。
いえ、そもそも精霊かどうかも怪しいところです。
精霊は基本的に人の言葉を話せるはずがありません。
しかし、目の前にいる二人は普通に喋っているようにしか見えないのです。
となると、考えられる可能性としては魔物や魔獣といった生物ということになるのですが、そうなると、なぜそんな存在がここにいるのかという話になります。
これは一度情報を整理する必要があるかもしれませんね。

まず、この場所について。
辺り一面が白いことから推測するに、おそらくこれは私の固有スキルによるものだと思います。
私の固有スキルは「空間」系なのですが、その力を使って屋敷ごと別の場所に移動したと考えるのが妥当でしょうか。
そして、この二人の存在。
姿形は人ですが、やはりどこか違和感があります。

「夜さん、月光さん。いくつか質問があるので答えてもらえませんか?」
「構わないぞ」
「うん、なんでも聞いていいよぉ〜」
「ありがとうございます。それでは遠慮なく……。あなたたちは人間ではありませんよね?どうやってここへ来たんですか?」
「どうやってと言われてもな。気がついたらここにいたという感じだからわからないんだ」
「ワタシも同じだよ〜」
「それは本当ですか?」
「ああ、もちろんだとも。僕たちが嘘をついているように見えるかい?」
「いいえ、全く」
「ならば、それでいいじゃないか」
「そうだよ〜」
「確かにそうですね。失礼しました」
「気にしなくていいさ」
「ええ、別に怒ってないから大丈夫だよ」
「はい、ありがとうございます。では次の質問です。お二人はどこから来たんですか?」
「どこから……と言われてもな」
「わかんないなぁ〜。でも、多分君と同じところからだと思うよぉ」
「同じところ?……あー、なるほど」

つまり、私と同じように空間系のスキルを持っているということですね。
それなら彼らが突然現れたことにも納得がいきます。

「じゃあ最後の質問です。あなた方はなんのためにここに来ましたか?目的はあるんですか?」
「目的……か。正直に言うと、特にないんだ」
「そうなんだよ〜。ただ、君に興味があってきただけなんだ〜。ダメだったかな〜?」
「いえ、構いませんよ。どうせ、一人で過ごすことに飽きていた頃ですから」
「そっか〜。よかったよぉ〜」
「まあ、私たちが暇潰し相手になるくらいのことはしよう」
「ええ、それくらいのことなら喜んで引き受けますよ」
「ありがとぉ〜。君は優しいねぇ〜?」
「ふふっ、どういたしまして。ところで、夜さんと月光さんの種族は何なんですか?私は一応『魔女』という職業に就いていますけど」
「僕は吸血鬼だ」
「ワタシは悪魔だよぉ〜」

やっぱり、予想通りでしたね。二人は魔物や魔獣と呼ばれる生き物のようです。
ですが、やはりその姿からは人間以外のものを感じさせます。
なんと言いますか、こう、普通の人間とは何かが違うんですよね。
それにしても、まさか二人も魔物とは思いませんでした。

「さて、自己紹介が終わったことだし、何か遊ぼうか」
「あっ、遊ぶって何をするんですか?」
「うーん、とりあえず鬼ごっことかはどうかな〜?」
「いいんじゃないか?」
「わかりました。ルールは?」
「簡単だよ〜。二人のうちどちらかを捕まえればいいの〜。捕まえたらワタシたちの勝ち〜。捕まった人は罰ゲームを受けるの〜。わかった〜?」
「はい、わかりました」
「じゃあ、早速始めようか」
「ええ、いいですよ」

それから私たちはしばらくの間、遊び続けました。
鬼ごっこ、かくれんぼ、かくれんぼなど、本当に色々なことをしました。
でも、結局最後まで二人を捕まえることはできなかったのです。
私は悔しかったので、今度は私が鬼になって二人をずっと追いかけていました。
そのおかげで、二人の動きが少し読めるようになり、最終的にはなんとか勝つことができました。
しかし、二人が普通の魔物や魔獣じゃないというのはわかっていたのですが、どんな存在なのかまでは知ることができなかったのです。

「はぁ、はぁ、はぁ……」
「むぅ、負けちゃったかぁ」
「そうみたいだね。惜しかったな」
「はぁ、はぁ、あなたたち、一体何者なんですか?」
「あれ〜?もうバレたの〜?結構自信あったんだけどなぁ〜」
「残念だが、僕らの正体は教えられない。すまない」
「いえ、謝られるようなことではないので、大丈夫です」
「そっか、ありがとう」
「それでは教えてもらえませんか?あなたたちは何者で、どうしてここに来たのか」
「ああ、そうだな。まだ答えていなかった」
「うん、いいよ〜」
このタイミングで答えるということは、やはり重要なことなのでしょうか? だとすると、余計なことを聞いてしまったかもしれません。
「実は僕たちは……神なんだ」
「はい?」

今なんて言いましたか?

「ごめんなさい。もう一度言ってもらってもいいですか?」
「ああ、構わないぞ。僕たちは、神だ」
「えっと、聞き間違いではないんですね」
「ああ、もちろんだ」
「ええ、本当だよ〜」
「な、なぜ神様がここにいるんですか!?」
「それはだな……」
「あぁ〜、ちょっと待って〜」
「ん?どうしたんだい?」
「せっかくだから、君にお願いしたいことがあるんだ〜」
「お、お願い?」
「そうだよ〜。まずはこっちに来て〜」
「あ、はい」
「そして、これを飲んでくれるかな〜?」
「これは……お茶ですか?」
「そうだよ〜。ワタシが魔法で作った特製のお茶〜。これを飲むとね〜、とても落ち着くことができるんだよ〜」
「へぇー、そんな効果があるんですね」
「まあ、実際に体験した方が早いだろう。一口でいいから飲んでみてくれ」
「はい、わかりました」
ゴクッ
「どうだい〜?美味しいかな〜?」
「はい、すごく美味しかったです。落ち着きますね」
「それはよかった〜。それじゃあ、次は君の番だよ〜」
「僕の番?」
「そうだよ〜。ワタシたちに質問してみて〜。なんでもいいからさ〜」
「わかりました。では、お言葉に甘えて。まず、二人ともどうして私のところに来たんですか?」
「それはだな。君に会うためだよ」
「私に?」
「ああ、そうだ。君は選ばれた人間だからな」
「え、選ばれし者?」
「うん、そうだよ〜」
「そろそろ理解してくれても良さそうなものだが」
「ふむ、仕方がない。わかりやすく説明しよう」
「よろしくお願いします」
「うむ。では、端的に言うと、私たちが君の元を訪れた理由はただ一つ。君に『聖女』になってもらうためだ」
「……はい?」
「だから、『聖女』になってほしいの〜」
「ちょ、ちょっと待ってください。いきなり何を言っているのかわからないのですが」
「うーん、やっぱり難しいよね〜」
「いや、簡単に言えば、神の代理として世界を救ってほしいのだ」
「はい?」
「つまりね、世界には今邪神というのがいるの〜。そのせいで色々大変なことになっているの〜。それでね、今回もいつも通り勇者を召喚しようとしたんだけど〜、今回はなぜか上手くいかなくて〜。だから、仕方なく君を連れてきたってわけ〜」
「なっ!な、なんで私が聖女の役目を担わなくてはいけないのですか!」
「ん?何か問題でもあるのか?」
「だって、私は普通の人間ですよ?それに、今までずっと普通に暮らしてきたんですよ?突然、そんなことを言われてできるはずないじゃないですか!」
「そうなのか?だがな……」
「そもそも、どうしてあなたたちが勝手に連れてきておいて、私の意思を聞かないんですか?少しおかしいとは思いませんか?」
「……確かにそうだな」
「うん、そうだね〜」
「そうでしょう?だから……」
「わかったよ。なら、僕たちの方で決めさせてもらう。文句は言わせない」
「ええ、構いません。どうせ無理だと思いますので」
「そうか。では、失礼する」
「はい、行ってらっしゃい」
「え?どこに行くんですか?」
「決まってるじゃないか、別の世界だよ」
「え?」
「君に拒否権はないんだ。申し訳ないが、行ってきてくれ」
「い、嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
…………
……


「……ここは?」
「起きたかい?」
「大丈夫〜?」
「えっと、はい。確か、僕はあの後……」
「安心しろ。お前はちゃんと生きている」
「あ、そういえば、名前を聞いてなかったね〜」
「あ、そうですね。すみませんでした。僕の名は、佐藤悠真といいます」
「サトウユウマくんね〜。ワタシの名前はアメリアだよ〜」
「ちなみに俺はゼウスだ」
「ゼウスー!自己紹介くらい自分でしたらどうかな〜」
「別にいいだろう?」
「ダメです〜。これから一緒に暮らすことになるかもしれないんだよ〜?」
「はいはい。わかったよ」
「で、アメリアさん。改めて質問いいですか?」
「ん?いいよ〜」
「さっき言っていた、別の世界っていうのはどういうことですか?」
「それはね〜、実はワタシたちが管理している世界はここだけではないの〜。他にもたくさんあるんだよ〜」
「え、そうなんですか!?」
「うん、そうだよ〜。でもね、みんなワタシたちが管理していて、他の世界に干渉できないの〜」
「だから、俺たちが代わりに他の世界を管理しているってことだ。まあ、たまに面倒くさいと思うこともあるがな」
「へぇー、そうなんですか。……ん?ということは、僕もその世界に行くことができるということですか?」
「もちろんできるぞ。それがどうした?」
「いえ、もし可能なら、行きたいと思っています」
「どうしてだい〜?」
「だって、せっかく異世界に来たんですよ?しかも、魔法とかもあるらしいし、ちょっと憧れちゃうじゃないですか」
「ふむ、そういうものなのか。まあ、無理強いするつもりもない。好きにするといい」
「ありがとうございます。それと、もう一つ聞きたいことがあるんですけど」
「なんだ?」
「なんで、二人はそんな格好をしているんですか?」
「これか?」
「これはね〜、神々しい服装と言ってほしいかな〜?」
「は、はぁ。すみません」
「それで、他に何か質問はあるのか?」
「はい、あります」
「なんでしょうか〜?」
「まず、僕たちは元の世界に帰れるのですか?」
「ああ、もちろんだ」
「じゃあ、その方法は?」
「簡単だ。俺の力を使えばいい」
「どうやってですか?」
「君は俺と契約している。その契約を使って元の世界に戻ればいいだけだ」
「なるほど、わかりました」
「他には何かあるかな〜?」
「今のところは特にありません」
「そうか、なら今日はもう寝ろ。明日から色々大変だと思うが頑張れよ」
「はい、頑張ってみます!」
こうして、僕はこの世界で新たな人生を歩むことになったのであった。

(5行目の「今回は」以降、テーマから全部AIのべりすとに書いて頂きました。
 この後は物語が翌日になり、無限に続きそうだったので切り上げました。続きません)

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