GoogleCloud

Cloud Consoleとは?

Google Cloud Console(クラウドコンソール)は、GCP上のリソースを管理するためのWebベースのユーザーインターフェースです。クラウドコンソールを使用すると、以下の操作を行うことができます:

  1. リソース管理:

    • プロジェクトの作成と管理

    • 仮想マシン(VM)インスタンスの作成、削除、設定変更

    • ストレージバケットの管理

    • データベースの作成と管理

    • ネットワークリソースの設定

  2. ターミナルアクセス:

    • Cloud Shellと呼ばれる統合ターミナルを使用して、GCPリソースにアクセスできます。

    • Cloud Shellは、GCPのプロジェクトに関連付けられた一時的なLinux環境を提供し、gcloudコマンドラインツールやその他の一般的なLinuxツールを使用してリソースを管理することができます。

VMインスタンスとは?

VMインスタンス(仮想マシンインスタンス)は、GCP上で実行される仮想サーバーです。VMインスタンスは、物理サーバーの仮想化された一部であり、独自のオペレーティングシステムを持ち、以下のことが可能です:

  1. カスタム環境のセットアップ:

    • 任意のオペレーティングシステム(Linux、Windowsなど)をインストールして使用できます。

    • 特定のアプリケーションやサービスをインストールして実行できます。

  2. リモートアクセス:

    • SSHやRDPを使用してVMインスタンスにリモートで接続し、ターミナル(またはコマンドプロンプト)を開いて操作します。

  3. 持続的な環境:

    • VMインスタンスはクラウドシェルとは異なり、持続的なストレージを持つため、再起動してもデータが保持されます。

    • 長期間の稼働が可能で、ユーザーが明示的に削除するまで存在します。

Cloud ConsoleとVMインスタンスの違い


具体的な使用例

1. Cloud Consoleを使用する場合

Cloud Consoleを使用して、GCPプロジェクトのリソースを管理する方法を示します。

手順

  1. GCPのWebサイトにログインし、Cloud Consoleを開きます。

  2. 左側のナビゲーションバーから「VMインスタンス」を選択します。

  3. 「インスタンスを作成」ボタンをクリックして、新しいVMインスタンスを作成します。

  4. Cloud Shellを使用して、gcloudコマンドを実行し、リソースを管理します。

# Cloud Shellでプロジェクトの一覧を表示
gcloud projects list

# 特定のプロジェクトを設定
gcloud config set project YOUR_PROJECT_ID

# VMインスタンスの一覧を表示
gcloud compute instances list

2. VMインスタンスを使用する場合

VMインスタンスを作成し、SSHを使用してリモート接続する方法を示します。

手順

  1. Cloud Consoleを使用して、新しいVMインスタンスを作成します。

  2. 作成したVMインスタンスの詳細ページから「SSH」ボタンをクリックして、SSHターミナルを開きます。

  3. リモートターミナルで任意のコマンドを実行します。

# インスタンス内での操作例
sudo apt update
sudo apt install -y nginx

# Nginxサーバーを起動
sudo systemctl start nginx

まとめ

  • Cloud ConsoleはGCPリソース全体の管理を行うためのWebベースのインターフェースです。Cloud Shellを使用して、GCPプロジェクトに関連付けられた一時的なLinux環境でコマンドを実行できます。

  • VMインスタンスは、GCP上で実行される仮想サーバーで、任意のオペレーティングシステムをインストールして、長期間稼働する持続的な環境を提供します。

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