ちなみにパヒュームとツイートすると、リプライでパフューム警察が来ます

 Perfumeを人に勧めるなら、ライブからがいい。でも、ライブのBlu-rayを貸して見てもらうのは、ハードルが高い。YouTubeの公式アカウントのMVなら、誰でも簡単に見られて、人に勧めやすい。じゃあ、どれが一番可愛いMVなのかな?

 今日はPerfumeの話をしていきます。

 Perfumeといえば結構前に、TikTokで三人が踊っている動画が流行ったりした。三人が私服で、ストリートダンスみたいなのを踊っていて、想像してた雰囲気と違って格好良かったみたいな評判を聞きますね。

 Perfumeは三人組のアイドルだ。
 最近はあまりコテコテのアイドル路線で来てないけど、初めて世に出たときはアイドルユニットだったと思うし、なにより私にとってはずっとアイドルなので、アイドルとして語っていきます。

 三人は見た目でキャラ付けがされている。長髪、肩の下までの長さのセミロング、ショートボブだ。衣装の丈の長さも、各人の長さが決まっていて、どんな衣装でも統一されていた。

 最近は、あーちゃんのワンピースの法則が崩れていて、ズボンひとり、スカートふたりの分かれ方をしていると思います。

 こういう細かい話は、初めてPerfumeを見る人は読み飛ばしてください。でも本当はこういう話をずっとしていたいんですよね……。

 あーちゃん、のっち、かしゆかという三人のあだ名もあるけど、人の名前覚えられない人にはややこしいと思うので、今回はあまり名前は呼んでいかないことにします。

 三人の違いがあるってことも難しいと思うので、とりあえず三人組ということだけ把握してくれたらいいです。

 とりあえず、公式アカウントにあるMVの中から好きなMVを三本くらい選出して、一番可愛いMVを決めたいと思う。

 それを他人にオススメするときの「最初の一本」としたい。

 本当はぜんぶ見て欲しいと願うのはよくない。他人の時間は有限だから……。五分でも時間を割いて見てくれていると感謝すべきだから……。


「マカロニ」
 比較的マイナーな曲をオススメすることによって「分かってる感」を出す罪があったら、私は有罪です。
 これはファンが選ぶベストツーくらいの位置の曲。でもやっぱり、いい曲なんですよね。

 マカロニのMVは、付き合ってる彼女と散歩に出て思いついて動画を撮影しているかの錯覚を抱かせる映像だ。衣装も私服っぽさが強いし、映像のボケ感も個人撮影っぽい。

 見ていると「あれ? 私、Perfumeと付き合ってたっけ?」となるくらい距離感が近い。

 カメラに向かっている三人の笑顔がとにかく可愛い。親しい友人に見せるような眩しい笑顔を向けてくれる。見ていると、本当に脳みそから血が出そうなくらい可愛くて、くらくらと頭が痛くなってくる。

 Perfumeは仲良し三人組だ。

 地元の広島で、小学生の頃からずっと一緒にいて、海外ツアーをするようになった現在でも、プライベートに三人で旅行をしちゃうくらい仲良しだ。ビジネスという枠を抜きにして、地元の友達なのだ。

 だから、仕事の撮影でも自然体の素のくつろいだ瞬間が出ちゃって、うまくMVの中に使われているのだと思う(オタクの一方的な思い込み)。

 MVとは直接は関係ないけど、三人が地元の友人であることはとても重要なことを意味している。

 この三人がライブのMCとか円盤特典のラジオとかで喋るとき、気を抜いた瞬間に素の広島弁で喋ったりしちゃうんである。

 本当に目の当たりにすると、ビビるほど可愛い。可愛すぎて怖くなって「うわ」と声が出たことがある。可愛すぎるものを見ると人は恐怖する。


「微かなカオリ」
 これも「あれ? 私、Perfumeと付き合ってんのかな?」系MVだ。

 恋人の写真を撮ってるときに、フレームの中で被写体が動いている時間を切り取った映像というコンセプトだと思う。

 アイドルのピンナップという要素に対して、当然あるはずの「この写真を撮影している時間」にアプローチしていくという、こういうことを見せてくれるんですよ。ときめきちゃうな……。

 あーちゃんの笑顔を見ていると、こんなに可愛いものが現在も残ってくれていることへの感謝の念が止まない。

 可愛いものって、世間を知っていくうちに、いつか失われていくじゃないですか。特にPerfumeは叩きあげで苦しい思いもしてきているから、この笑顔が残ってくれていることへ、心の底から感謝が湧き起こる。

 きっと周囲の人たち、環境が守っていたから、あーちゃんがずっとこんな風に笑ってくれるんだろうなと思うと、もう、それ自体が奇跡なんですよ......。

 この「微かなカオリ」という曲の歌詞はちょっとかなり良い。ファンじゃない人に聞かせても「可愛い」と太鼓判を押された。

 ただ、あまり歌詞のことを言うと、作詞家の中田ヤスタカの話になっちゃうから、程々にしておきたい。でないと、この日記の長さが倍になる。


「ワンルームディスコ」
 Perfumeの元々の魅力には、ステージ衣装っぽくない服装で、ヒールのまま踊るところにあると思っているので、これがばっちりハマっているため、このMVを選んだ。
 私服のまま踊れる、それで可愛くて格好いいところがPerfumeの良さ!

 ワンルームディスコのMVの中では、センターを三人ともが担当している。Perfumeは三人ともセンター、という言葉が使われる。

 アイドルユニットなら、誰がセンターを担当するのかということは重要だ。曲ごとにセンターを変えるアイドルユニットもある。でも、Perfumeは一曲の中でセンターを入れ換えてパフォーマンスをする。

 じゃあ、リーダーみたいにグループを引っ張っていく娘がいるんじゃないかと思うかもしれないけど、それもいない(ことになっている)。三角形に三点がそれぞれ必要なように、Perfumeは三人が揃って、はじめてPerfumeになる。

 だから、誰が一番可愛いとか、そういう意見は的を外している。私は三人が揃ったPerfumeが大好きで、三人ともがセンターで、三人とも世界で一番可愛い。

 つまり、一番可愛いMVなんて決められるわけがない。決めるとか言って無理やりPerfumeの話がしたかっただけです。茶番をしてしまった。

 ライブが中止になってしまって悔しいけど、Perfumeの可愛さは永遠だから、ずっと私を励ましてくれる。ありがとう、Perfume。落ち込んだときにはPerfumeの曲を聞いてるよ、ありがとうPerfume……。

 以上です。こんなに長い文章を読んでくださって有難うございます。五本選んで書くつもりだったけど、途中で長すぎると思って、三本に減らしました。

 正直、まだまだ語りたいことはたくさんある(再生のMV良すぎるよね?とか、SEVENTH HEAVENが名曲だとか、今回はできなかったスパイスの話とか)。
 でも、オタクの酩酊した文章を読ませ続けるのも気が引けるので、この辺りで止めておこうと思います。

 繰り返しになりますが、本当に最後まで読んでくださって有難うございます。

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