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海外サッカー編#1 プレミアの胸スポンサーに日本の企業が!?
【はじめに】
読者のみなさんこんにちは!『スポンサー営業マンになりたい素人』です。
このnoteではスポーツのスポンサー事例を紹介していきたいと思います!
今回紹介するスポンサー契約は、2015年2月にリリースされた内容です。
その中身について考察していきたいと思います。
2015年チェルシーFCは、日本のタイヤメーカー『横浜ゴム』とオフィシャルシャツパートナーとしてスポンサー契約を締結しました。
【横浜ゴムとは?】
横浜ゴム株式会社は、古河グループのタイヤ・ゴムメーカーで、主に自動車・オートバイ用のタイヤを製造・販売しています。
2018年のタイヤ事業の売上高ランキングで、日本メーカーで第3位、世界で8位となっています。
スポーツマーケティングにおいては、主にモータースポーツやゴルフのスポンサーを務めています。モータースポーツとゴルフ以外にも、スポーツマーケティングの幅は広く、米国のタイヤ販売子会社であるヨコハマタイヤコーポレーションは、米国メジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスとパートナーシップ契約を締結しています。
【チェルシーFCとは?】
チェルシーFCは、イングランドプレミアリーグに所属しています。
プレミアリーグで5度、FAカップで8度優勝しています。またUEFAカップウィナーズカップで2度、2012年のUEFAチャンピオンズリーグ、そして2018-19シーズンのUEFAヨーロッパリーグで2度目の優勝を成し遂げました。プレミアリーグ有数の強豪クラブです。
【契約の内容】
主な内容:
・契約は2015-16シーズンから5年間
・横浜ゴムのロゴがトップチーム〜ユースチームまでのユニフォームに使用
・スポンサー料は公表されていないが、イギリスメディア『BBC』によると年間4000万ポンド(約73億6000万円)
・クラブ史上最高額で、イギリスではアメリカの自動車ブランド
『シボレー』と契約を結んだマンチェスター・Uの年間5300万ポンド
(約97億5000万円)に次いで第2位。
・各種広告宣伝・販促物へのロゴ・選手・監督の使用可能
【お互いのメリット・目的】
横浜ゴム
・全世界での「ヨコハマタイヤ」認知度向上
・ロゴ露出機会が増え、BtoBビジネスの取引が増える
・従業員や社員の満足度、人材採用・リクルーティングへの効果
横浜ゴムはチェルシーFCと契約することで全世界でマーケティング活動が可能になる。
チェルシーFC
・莫大なスポンサー費の獲得
・国際市場におけるグローバルな発展の支援
・日本でのファン拡大
クラブ施設費や移籍金、人件費など多額の資金が必要なプレミアリーグのクラブとして、胸スポンサーへ多額の投資をしてくれる企業は貴重です。
【まとめ】
プレミアクラブの胸スポンサーは、世界的認知度の向上が期待できます。
プレミアリーグは現在200以上の国や地域で放送されており、ライブはもちろんニュースでも試合映像のハイライトが各国で流れています。
胸スポンサーがほかの看板スポンサーなどと違うのは、フィールド内だけでなく、選手の記者会見、選手のイベントやメディアの出演、選手の写真入りオフィシャルグッズ、選手がユニフォームを着て出演する広告、そしてサッカーのゲームソフトの画面まで、選手が登場するあらゆる場所で社名の露出が見込めます。
これにより横浜ゴムは、欧州やアジアなどの戦略的重点地域を中心としてブランド認知度が向上し、消費者の購入意向および購入経験が増加しました。
国際的な認知度向上が目的であれば、テレビCMや広告などよりも一層効果があり、契約料は高額ですがコストパフォーマンスは良いのではないでしょうか。
胸スポンサーへ投資をする日本企業が今後も現れるのか注目です。
【5年契約満了後の現在は?】
2015年から5年契約だったため、横浜ゴムは2020年で契約満了となり2020-21シーズンから通信会社の『Three』が新ユニスポンサーになると発表がありました。
その背景には、スタジアム内への5G導入があります。
スポンサー企業も時代の変化と共に変わっていきます。
Chelsea, we’ve got your back. and your front.
— Three UK (@ThreeUK) January 24, 2020
Three is the official shirt partner of @ChelseaFC, @ChelseaFCW and Academy sides from the 2020/21 season.
#ch3lsea pic.twitter.com/Nz6CGSV5Oi
横浜ゴムはオフィシャルシャツパートナー契約は終了しましたが、新たにオフィシャルグローバルタイヤパートナー契約を締結しました!
胸のロゴは変更されましたが、各種広告宣伝・販促物へのロゴ・選手・監督の使用は継続して可能なため、引き続きチェルシーFCを販促に活用することが可能です。
形は違えど、パートナーとして契約延長ができたのは、クラブ・企業ともに価値を感じ、効果が大きかったからだと考えます。
今後も日本企業による世界トップクラスのスポーツチームを活用したマーケティングに注目です。
【引用元】
https://www.soccer-king.jp/news/world/eng/20150227/285441.html
https://real-sports.jp/page/articles/283259849687434075
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