【レース回想】96年ダービー≪初恋の馬② 嫌いな馬ができた日≫



久々のレース回想です。本当はダーク君の足跡に合わせ、該当出走レースの週にレース回想を投稿する予定でした。しかし96年時菊花賞トライアルだった京都新聞杯が、まさかのプリンシパルSと同日の開催に😱なので、取りあえずダービーの回想にプリンシパルSを少しだけ入れ込む形にします😁

弥生賞で快勝したダーク君。ここまでダーク君がまだ超えられていない最大の壁、ロイヤルタッチが皐月賞トライアルの若葉Sで2着に敗北したこと、SS四天王の大将格、バブルガムフェローがスプリングS快勝後に骨折、クラシック戦線から離脱したこと、SS四天王のもう1頭イシノサンデーを弥生賞で直接下したこともあり、皐月賞に向けて頭1つ抜け出した形となり1番人気が確定状態になりました。皐月賞当週のGallopの表紙はダーク君。誌上パドックも1頭目です!皐月賞はダンスインザダークで固い!!世間もそういう評価だったのです!

ところが……火曜日に熱発が判明、無念の皐月賞回避………😭😭😭

この年の春は栗東で感冒が流行。ダーク君の他にも同厩のロゼカラーや、牝馬クラシックの最有力候補のエアグルーヴも熱発により桜花賞を回避していました。運がなかったといえばそれまでですが、皐月賞を勝ったのが弥生賞で負かしたイシノサンデー、2着がロイヤルタッチということもあり、出走さえできていれば勝っていた可能性は極めて高かった…と今でも思います。

思いの外回復が早かったため、ダービー直行予定のところトライアルのプリンシパルSに出走することとなったダーク君。単勝1.1倍に応えて、直線持ったままで2馬身差の圧勝!本番前に東京競馬場を経験できた上に、疲れを残さないという最高のトライアルを経て、ダービーにコマを進めることができました😄

さて、ダービー当日は皐月賞1、2着を抑えて堂々の2.3倍の1番人気。スタートを上手に決め、道中2、3番手で折り合い、直線に入って残り300mで先頭に!完璧なレース運びです!あぁダーク君がとうとうダービー馬に……と思ったのも束の間、一完歩一完歩差を詰めてくる馬が1頭……頼む粘ってーー!!の願いも虚しく、ダーク君はその馬に差され、クビ差2着となってしまいました……………………………。

途方にくれる私。ダービー馬となったその馬の名はフサイチコンコルド。彼はここまで2戦2勝で、実はプリンシパルSでダーク君と対決予定でした。しかし体質があまり強くなく、プリンシパルSも輸送による疲れのためか熱発で回避。強いけど脆い。キャプテン翼でいうと三杉君みたいなタイプ(古い💦💦)。
私もそれは知っていました。だから買い目には入れてましたよ!馬連3420円的中しましたよ!でも全然嬉しくない!!当たって悔しい馬券は初めてでした。
ねぇ……あれさ、ユタカも勝った!と思ってゴール前ちょっと手綱緩めてない??(個人の感想です)あれがなければダーク君勝ってたんじゃないの??(個人の感想です)……彼も初めてのダービーがその手からスルリと逃げてしまった事にショックを受けているようですし、責めることは止めましょう。しかし、ダーク君のダービーを寸前で奪い去ったあいつだけは絶対に許せん!!レース後のコメントで「勝ちパターンに持ち込んで完璧に乗ったつもり。悔しいけれど勝った馬が強かった。秋はこの雪辱を果たしたい」とユタカも誓ってくれた。ダーク君もまだまだ成長途上!あの前髪ぱっつん野郎フサイチコンコルドには2度と負けない!!と私も心に誓ったのでした。ー③に続く―




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