城中工業株式会社の今後の仕事や世の中のビジネスに対して最近思うこと

こんにちは。
今回は今後の仕事内容や世の中のビジネスに対して最近思うことについて、城中康文さんに伺ってきました。
城中さんから教えていただいたお話をご紹介します。

【筆者】
城中工業株式会社様の事業であるバイオマス発電に関して、現状と今後の見通しについて教えてください。

【城中さん】
バイオマス発電に関して、ブームが来ており多くのご相談をいただきました。バイオマス工事を行うためには多くの人と技術が必要です。
そのため、国内で工事を行える業者は少なく、お金もかかり工期も間に合わないのが常となりますが、城中工業では一人ひとりの作業員の質が高く、通常に比べ1/6の人数で作業を行うことが可能な上、工期も通常の約半分で対応します。
それを可能にするのは、43年の実績と従業員を向上させるシステムがあるからです。

ただ、この工事も初めて5~6年になりますが、多くの工場が完成している為、今後は減る見込みとなっており城中工業でも次の現場で最後となります。

【筆者】
そうなんですね。その後はどのようなビジネスを考えていますか?

【城中さん】
元々、焼却場の工事が専門の会社ですから、バイオマスがなくなってもありがたいことにたくさん仕事はあります。
43年間で多くの仕事を依頼していただいたからこそ今があると思っています。
システムが整えば、ビジネスはどんどんうまくいくと思っています。

【筆者】
ビジネスにおいて、どのようなシステムを構築していくのが良いと思われますか?

【城中さん】
そうですね、最近よく思うんですが、世の中のビジネスは、「技術」か「システム」のどちらかを極めていくことが大事だと思うんですよ。
城中工業の「システム」は、別でも話しましたが、労務管理、従業員持ち株制度といった、権限と報酬、責任のバランスを大切にするシステムを構築しています。

城中工業発足時は技術はありませんでしたが、システムを構築していくことで現在に至ったと考えています。
もちろん、それを実現できたのは従業員、協力会社など周りの方々に助けていただいた事が一番の根幹ではありますが。

前述にもある「技術」はまさに今までなかったものを1から作るという社会に必要な要素となります。
分かりやすい例でいうと、電気がない時代はローソクがあり、技術で蛍光灯を開発等、どんどん便利になるにつれて技術は絶対に必要になります。

このように世の中のビジネスでは、「技術」か「システム」のどちらかで勝負することになると考えています。
これを経営者たちがどう考えるかで良い会社になるかどうかが決まると思ってます。

会社経営を魚釣りで考えてみると面白いかもしれません。
良い船頭がいればたくさん釣れる場所や環境を見定めて、船員はそこで頑張れば多く魚が釣れます。
良い船頭がいれば、任せて目の前に集中すれば成功できる。
会社経営は、時代を読んでどういう仕組みでやったらいいかを会社の首脳陣が考え、その中で輝ける人たちが増えれば会社全体が輝くことになると思っています。

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