城中工業株式会社の創業と現在

こんにちは。
今回は発展を続ける城中工業株式会社の、創業から現在までの社長の考えについてお話ししたいと思います。

【筆者】
会社を創業されるのにもいろんな考えや努力があったと思います。
当時はどんな心境で臨んでいたんでしょうか?

【城中さん】
当時は、「強い意志と意欲」これが根底にあって何が何でも成功させたいという想いがありました。

技術があって、自身に資本がある。そんな恵まれた環境であれば、今の城中工業はなかったと思っています。
当時の私には、財産も技術もない状態でしたが、意志と意欲だけにはだれにも負けない自信がありました。

その自信の一番の理由は、一緒に志を強く持った「仲間」がいたからです。
今でいうところのアルバイトをして一日一日を精一杯生きる選択肢もありましたが、自分の夢から遠くなってしまい、そんな将来を考えたときに起業を目指しました。
そこでたくさん悩みましたが、一人ではなかなかいい案が思い浮かばず、
当時の同じ思いをしていた仲間とともに考え集団化すれば…と思いつきました。

【筆者】
城中さん一人ではなく、仲間とともに起業を決意したんですね!

【城中さん】
そうなんです。私一人では成し遂げれないことをみんなで意見を出し合って向上していきました。
中には一人で修業したり、借金をしたりと大変な苦労を一人で背負う経営者も少なくありません。
しかし、仲間と分散して多角的な視野で経営を考えることで大きな成果をより早く手に入れられると感じ、私は行動しました。

今の株配当制度もここに原点があります。
私一人の力で会社は成り立っていないので、利益は全員で分け合いたい、そんな思いが当初からありました。

【筆者】
城中工業株式会社様が今に至るまでに他の会社と差別化で行ったことはありますか?

【城中さん】
付加価値のある仕事と従業員への高水準の配当です。
普通の工事会社となると派遣社員が多く、教育制度がままならないまま、現場現場で状況が違うにもかかわらず大変な思いをします。
そうなると、人件費も多くかかり教える工数や確認作業が増え工事も遅く料金も上がります。
そこに私は目を付け、すべてを一気通貫型に変えました。
当社では、通常200~300人規模で行う作業を30~40人で行います。
また、納期も他の大手工事会社が行う半分でできます。
これは、一気通貫型による教育と社員のやる気が関係しています。

給与水準も他の企業であれば、ほとんどの場合、人材派遣の会社が中間に何社も入ってしまい現場社員に配当される金額はかなり少なくなります。
しかし、当社では教育した社員がそのまま作業を行うのでかなりの配当が可能となっているんです。

最初は周りからよく思われていなかったと思いますが、社員の活気あふれる姿や私宛に経営を教えて欲しいと連絡が入ったりということが増え、自分のやりたかったこと、やったことは間違っていなかったと誇らしく思います。

一番大切なのは、「人」です。
自分を助けてくれる、会社のために働いてくれる人達へ恩返しをする。
それが一番大切だと心の底から思います。

今後も時代の流れに合わせてシステムを変えていく必要がありますが、社員と関わる人すべてに恩返しができるようにしていきたいと考えています。


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