2023年度-城中工業株式会社の2つの目標
こんにちは。
新年明けてすぐ城中さんとお会いし、2023年度の城中工業株式会社の目標をお聞きすることができたので、ご紹介させていただこうと思います。
大幅な納期短縮への挑戦
【筆者】
これまで数多くの大型事業を請け負ってきた城中工業株式会社だと思いますが、今年の大型事業への目標をお伺いできればと思います。
【城中さん】
2023年は、苫小牧の大きな現場があり、そこで大きな成功を収めたいと考えてます。
仕事自体は、海外製の大型バイオマス発電の工事になるんですが、通常の企業の納期は2年となりますが、弊社では1年半で工程を組んでいます。
日本は四季があり、冬になると場所によっては雪が降るので、作業ができないことも簡単に予想ができます。
その理由から多くの会社は、長いスパンで工程を組むことになります。
別の会社さんが雪の降る現場で工程通りいがずに嘆いていたことを何度も耳にします。
【筆者】
なるほど。かなり大変な作業に加えて雪もあって工程も組みにくいんですね...そうなると納期を短縮させるのは、現実的に厳しいのではないでしょうか?
【城中さん】
普通の工程通りに行えば難しいと思います。
しかし、城中工業ではこの工事を9か月で終わらせるのが今年の目標なんです!
目標は大きく持ってますが、根拠もしっかりあります。
このバイオマスの工事は鉄骨を組む作業からスタートし、その後機械を入れていきます。
ここを城中工業では同時に行います。
時間のかかる工程を一気に行うことでスピード、工数を増やして無駄なく効率のいい工事ができるんです。
実際に、この原理はわかっても実行に移すのはかなり難しいのですが、城中工業の社員は工事のプロ集団ですからやってのけてしまうのです。
現に、昨年の現場でも1年かからずに完工できました。
バイオマス工事を9か月で終わらせるのは、世界的にもすごい話なので絶対に成功させたいですね。
利益配当システムの細分化
【筆者】
2023年のもう一つ目標をお教えていただけますか?
【城中さん】
以前からお話ししている利益配当システムを変えようと思ってます。
具体的には、これまで行っていた利益配当システムは現場単位で行っていました。
その現場ごとに評価を行い、社員への配当を行っていましたが、今年はその配当制度をより細分化して【工事単位】で行っていきたいと思っています。
その現場ごとに頑張った社員や成長した社員、逆にうまくいかなかった、あまりないとは思いますがサボっていた社員へ正当な評価がしたいんです。
頑張っている人をより正当に評価し全員の士気を上げていきたいと私は考えています。
個別の項目を作成し誰が何をしたのか、どのくらいのスピードでどれだけやったか等、細分化していくことで一人ひとりの課題も探れるメリットもあります。
ここでの難関は、管理の部分になると思っています。
管理者や管理システムの精度がしっかりしたものでないと成立しません。
この課題を乗り越えてより良い利益配当システムを確立することが目標です。
さいごに~
寒い冬に現場で仕事する人はかなりきついです。
専用の作業着を着て行動する方が多いそうですが、今年から城中工業株式会社では「革ジャン」を着用するそうです!
城中さん自ら韓国へ向かい、全社員分の「革ジャン」を特注でオーダーしてきたそうです。
皆さんよく似合っててかっこよかったな~
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