あの頃嫌いだった大人になった僕は、また子どもに戻る。
どうも。元芸人のユースワーカー今井です。
大人と子どもの違いが何かなんてどうでもいいし、ただの記号に過ぎないと思うけど、僕には嫌いな大人たちがいました。
どこか上から目線で、
「〜〜してあげる」とか
「こうしなよ」とか
僕に言ってくる。そんな方々。
もちろん、優しさで僕を思って言ってくれています。
でも、その上から目線に大人なんてクソ喰らえと思っていました。
大学で自分でボランティア活動を進めていく中で、
こんな世の中を作りたい!
こんな社会を作る!
とかほざいている僕に、
「行動しろ!」
「次は何するか楽しみや」
と、子どもみたいに近くに居てくれる大人に何度も救われました。
同じ目線で、動いている子どもみたいな大人が、僕は大好きでした。
今、僕は中高生の放課後支援の場に居ます。
コンセプトは、
「やりたいをやろう」
まだ1年ちょいの施設ですが、たくさんの中高生が利用してくれて、やりたいことを口にしてくれます。
僕らは、いわゆる伴走支援。中高生に寄り添って、やりたいを実現できるためのサポートをしています。
小さいことでも成功体験を重ねることで色んなことにチャレンジできるんじゃないか?そう思い、みんなのどんだけ小さいことでもいいからやりたいことを聞き取り、一緒に実現してきました。
インタビューをしたり、プロジェクトを立ち上げたり、高校生とイベントを何度も作ったり。
僕は、彼らが"小さな成功体験を重ねてきた"と、勘違いしていました。
1年経った今、思ったようにやりたいことが中高生から出てこない。でてきても実現されない。
僕が見ていた未来は、そこにはありませんでした。
ここまで準備してあげたのに。
せっかくプロと繋いであげたのに。
めんどくさい作業してあげたのに。
そんな気持ちになりました。
僕は、あの頃嫌いだった大人になっていました。
施設に来ている中高生に対して、どこか上から目線で、やらせてあげなきゃ、うまくやれるようにしてあげよう。
そんな気持ちで接していました。
それに気づいた僕は、子どもに戻ります。
やりたいことがあればやればいい。
うちの施設を使えばいい。
僕を使えばいい。
僕がやらせてあげることなんて何もない。
僕は、僕がやりたいことを貫いてやりたいをやることが最高に楽しくて豊かだってことを証明し続ける。
僕も職場を使うし、職場もやりたいことのために僕を使うし、中高生もやりたいことのために僕を使う。
僕の存在なんて、そんなシンプルなことなんじゃないかな。
彼らにとって、僕は親でもないし先生でもないし師匠でもない。
上から目線でレールを引く人間になる意味なんて一切ない。
ただのその辺にいる大人として僕のできることは、子どもに戻ることなのかもしれない。
僕は、やりたいことを全力でやる。
さあ、君たちはどうする?
おしまい。
PS.
利用者とSNSは交換してはいけないので、これを見るわけではないです。
ただのマスターベーションです。
でも、それでいいかな。
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