天然のイルミネーション【#秋を奏でる芸術祭】
一昨日、優しい雨が降りましたね。
私は霧雨よりももっと細かい雨を「優しい雨」と呼んでいます。
傘を開くのを迷ったり、傘をさしているのに洋服全体が濡れてしまう細い雨。
電車で普通に通勤をする私は、本当のところあまり好きなタイプの雨ではありません。
でもこの時期、葉っぱが少なくなって、木の枝があらわになり、その枝々に連なる可愛らいしい雨粒は、そんな憂鬱さをかき消してくれます。
秋深まる街。
道にはどんぐりが、松ぼっくりが、列をなして並んでいたりと可愛らしい光景を目にします。
私の朝は早いです。
『仕事に行く』という雰囲気を自分なりに消すため、早起きしてゆっくり行動し、ゆっくりと朝ごはんを食べます。そのため、始業の1時間前には必ず会社にいます。
もっと余裕があると、会社の周りを散策しています。
会社の敷地内にあるマテバシイ。
その下にはたくさんのどんぐりが。
果たしてこれは、誰が並べたのかな?
きっと、もみじのような可愛らしい手が、「ひとつ、ふたつ、みっつ、」と並べていったのではと想像します。
松ぼっくりの、ソーシャルディスタンス。
(私、並べていませんよ。)
こうして、ゆっくり歩いていると、可愛らしい発見、本当にあるんです。
残業して、遅くなった帰り道。
赤く彩られた葉っぱを失いかけている木。
そこにいるたくさんの小さな雨粒たちが、街灯に照らされて、天然のイルミネーションのように見えました。紅葉した葉っぱがまだ少し残っているので、本当にクリスマスのイルミネーションのようです。
こんな寂しい街中の会社の裏道で、ちょっとした発見。
もうすぐ今年も終わります。
でも、私は、「もうすぐ新しい年が始まる」と思うようにしています。
晩秋は、年の終わりに優しい色をプレゼントしてくれる
素敵な時期ですね。
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yucaさんだいふくまるさんの秋を奏でる芸術祭に応募します。
よろしくお願いいたします。
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