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櫻坂46三期生おもてなし会お疲れ様でした

日向坂4期生おもてなし会、乃木坂5期生ライブと続いて、櫻坂三期生のおもてなし会に参加してきました。
これで全坂の"新世代"を見てきたわけですけれども、本当に、どの組も凄くて、未来が明るいなと感じました。

とりわけ、櫻坂三期生はめちゃくちゃグループの色が濃く反映されていてめっちゃ良かったので、その辺りを書いていきます。

開催時期について

日向坂が加入して、ツアーの千秋楽、ひなくりと舞台に立った上で、自身のおもてなし会という運びになったのに対して、櫻坂はかなりカッツカツでしたね。なんせ、学業の都合で公表を遅らせたメンバーが、公表された数日後に舞台に立つ、というスケジュールでした。

ただ、この辺りはかなり調整を重ねて、こうするしかなかったんだろうなと思います。というのも、そもそも"坂道のツアー時期が被りすぎ問題"っていうのがあって、乃木坂が"真夏のツアー"と題して少し早く始まりますが、そこから、秋に日向と櫻が被らないようにツアーを組んでまして。その中で、乃木坂が延期だかで日程がちょっとズレた結果、乃木坂と櫻坂が同じ日に開催する事になってました。

それに対して、2023年、櫻坂はツアーを春に開催する、というジャッジに踏み切ったわけですけれども、それ自体はすごくありがたいんですよね。
ただ、それをすると、今度は3期生の扱いをどうしていくか、というのが難しくて。それらを踏まえると、ツアー開始前におもてなし会、という今回のスケジュールは、実際のところ、出来る範囲で一番のベストだったんじゃないかと思います。

そんな中でのパフォーマンス

でまあ、そんなカッツカツのスケジュール、加入2ヶ月でのおもてなし会開催となったわけですけれども。

本当に2ヶ月でのパフォーマンスなの?

っていうくらいに、パフォーマンスがバチコリに凄くて凄かったですね…。
1曲目のNobody's faultだけで、チケットの元が取れたな、って思うくらいに、すっげぇ格好良いパフォーマンスでした。
Nobody's fault、五月雨よ、Buddesi、BAN、夏の近道、櫻坂の詩と披露したわけですけれども、どれも凄い綺麗でヤバかった。

普段のライブと違って初舞台で、加入して間もない子たちだけでやる、ということだったので、こういう時、自分は相手の置かれた状況から、何が出来るかを見る、加点方式で点数を付けるタイプではあるんですが、櫻坂3期生に関しては、"減点方式で96点"っていうくらい、パフォーマンスのクオリティが高すぎました。
多分、凄い細かいところを見ていくと、やっぱり先輩にちょっと見劣りする部分がちょいちょいあったとは思います。
が、そういうところの差異を見ていく形になるのは、演者自身がかなりのレベルに達しているからこそ、先輩たちと比べる事が出来る、っていうことの裏返しで。みんながもっともっと下手だったら、こういうところ頑張ったね、って慰めみたいな形での評価になったと思います。そうじゃなくて、パフォーマーとして十分に認められるレベルだからこそ、ここがちょっと惜しいな、みたいな見方での評価が出来るんだと思います。

でもやっぱり何回思い返しても、ここまで出来るの、"凄い"を通りを越して"おかしい"ってレベルでしたね…。マジで。本当に。語彙力失ってるけども、加入2ヶ月でコレを出されたら、並のアイドルは自信喪失しますよ…。"新人"って補正をかなぐり捨てても勝負出来る強さがあって凄かった…。なんなら、次のシングルからでも先輩たちと一緒に表題曲をやれる子、櫻エイトとして入れる子だって居たんじゃないでしょうか。
BACKS LIVEの時もそうでしたけれども、グループ内格付け的には"3列目"だけれども、パフォーマンス自体は一級品、っていうあの感覚が、まさかおもてなし会でも感じられるとは予想してなかったです。

裏でどれだけ努力したかは分からないし、多分、終わった後の悔しさもきっとそれなりに抱えてるんだろうとは思いますけれども、それでも、見せつけたパフォーマンスの安定感が凄くて、最初からこんなに"太い幹"の新しい樹に出会えるとは思いませんでした。先輩たちの樫のようなギュッと詰まった密度には追いついてないかもしれないけれども、十分堅くて盤石なメンバーが揃ったなと心底、感心しています。

ミニライブのセトリは、夏の近道とBANは練習量が違うわけなのでもちろん必須として、そこにグループの根幹の曲としてのノバフォを入れてきたのが良かったです。五月雨よとBuddiesと櫻坂の詩は、体力的な面での采配だったかな、と思うところはありつつ、ちゃんとメリハリのある、ツボを抑えた選曲であったので良かったです。

Nobody's fault

1曲目のノバフォからバチバチのパフォーマンスでヤバかった。
ノバフォってフォーメーション移動が少ない分、地の力の強さが凄く試される形になると思うんですが、想像以上に圧倒されて、こんなにポテンシャルが高いのか、というのを1曲で"理解"らされた感じがあります。
それこそ、改名リスタート直後のノバフォと並べたら、細かい部分の優劣はあれども、トータルで見たら3期生が勝ってもおかしくないくらい凄かったと思います。
もうこの1曲目の時点、新しく加わった11人で作る櫻の樹は、幹がぶっといと思わされました。

夏の近道

夏の近道も凄かった。
最初、楽曲を聴いた時、正直な話、自分としては、『良い曲ではあるけれども、櫻坂の楽曲としては夏過ぎる、明るすぎる』という印象があって、ちょっと違和感があったんですね。ただ、3期生として新しく加わる子たちなんだから、今までの色をわざわざ踏襲する必要もないから、こういう楽曲があっても良いかな、という感じのスタンスでした。
でも、実際に披露された時に、ガッツリ魅了されてしまって、夏の近道が大好きになったし、櫻坂の歴史の中にも、大事な1曲として名前が刻まれたな、と感じました。

MVを最初に見た時は、2番サビで廊下を走りながら踊るところが、本来ならめちゃくちゃ難しいハズの中でもしっかりと踊れていてヤバい、という部分がめっちゃ好きだったんですが、その分、目を引き過ぎてたと感じていました。(多分、パフォーマンスを重視し過ぎて見ていた部分があるかと思います)
しかし、ステージで披露されると、凄く全体としてストーリー性が際立っていて、2番サビも"夏の近道の一つのパート"として落とし込まれていて、最初から最後までの流れのバランスがめちゃくちゃ整っていたのも凄いと思いました。
MVだと最初から谷口ちゃんが前に出てるところも、ステージでは一歩後ろから前に出る振り付けになっているの最高でした。今まで自分の殻に籠もりながら、恐る恐る、ゆっくりと好きな人に近づきたかったのに、周りの関係性の変化に危機感を覚えて、焦りながらも走り出す、そういう"殻を破る瞬間"であり、前を行く周りの人を追い抜かす程の"衝動"が表現されていて、そこがもう鳥肌モノでした。なんか2番サビ早口オタクになっちゃいましたけれども、本当に、あそこが特に良すぎる。

あとは間奏の部分が、やっぱり我らのTAKAHIRO先生でした。
青春の馬では復帰直後のひよたんをこさかなちゃんに迎えに行かせ、アザトカワイイでは復帰したかげちゃんが目立つように前に来るフォーメーションのTAKAHIRO先生。
今回は後から合流した2人の見せ場!!ここでぶちかませ!!と言わんばかりに、左右に9人を別れて煽らせ、村井ちゃん、山下ちゃんの二人それぞれのソロダンスをさせるパート割。本当に感謝。
そしてここの間奏は、正直、"なんでも出来る"ゾーンっぽいのもまた良いですね。今回はそれぞれの役割は二人がそれぞれ存在感を放つ事、っていう感じだと思うのですが、どんどん曲が育っていった時、二人のコンビネーションでの振り付けになったりしそうで、そういう未来もまた楽しみです。

BAN

終わった後の鳴り止まない拍手が全てを物語っていました。
魂の喝采。心のスタンディングオベーション。
もう、圧倒的過ぎる。

ドキュメンタリーでBANを披露した映像でも、かなりのクオリティでした。しかしながら、TAKAHIRO先生がステージに「立てる」ではなく「立てる状況が近くなった」、今野さんが「立てる」ではなく「ステージに上がってもいい」、という、少し消極的な表現でした。
(※これ自体は、運営としてクオリティに対して妥協しない姿勢の表れだと思うので、批評としては凄く良い表現だったと思います)

そこから、しっかりと「見られてる」から「見せてる」になるように練習を更に積み重ねた。出来に納得いかない部分をちゃんと修正していった。そういう努力の結晶として、形になったのが今回のBANだったと思います。

石森ちゃんは特に「時間はあんなにあったじゃないか」が最高でした。
るんちゃんの「時間はあんなにあったじゃないか」は、BANという楽曲を、世界に広めるために、"森田ひかるとしての言葉"であるのは良い事ではなくて、"名前のない誰か"、我々が鏡に写った姿のような匿名性が必要だからこそ、自分自身が内に向けた表現であった必要がありました。
合宿などの披露の際は、それをなぞる形での表現でしたけれども、今回の舞台は、石森璃花が、7年越しの夢を叶えたけれども、そこにあった"櫻坂46の一員になる"という、とてもつもなく高い壁にぶつかった事で生まれた、自分の生き方に対する"悔い"のような物を込めての一言になっていたと思います。
偉大な先輩のやり方を"守った"合宿期間。それを"破って"、おもてなし会での披露の際に自分らしさを乗せる、という英断。ここはとにかくシビレました。
(※この記事を書いてる最中にリレーブログが開始されて、答え合わせが出来ました。しっかり伝わってます!!!)

そして、本当に、全体でのパフォーマンスのクオリティが、想像を超えるレベルで跳ね上がっていて、ただただ、凄かった。それ以外の表現が出来ないです。

その他

中嶋ちゃんのBuddiesもかなり良かったです。
中嶋ちゃんの"3期生全員のお姉さん"みたいな包容力と優しさが凄い滲み出ているのが特に良かったポイントだと思います。
ドキュメンタリー見返してたんですが、TAKAHIRO先生が「音楽の共感力がある」っていう評価をしていて、その面がしっかりと現れたからこそ、このBuddiesが出来たんじゃないかな、と思います。
おぜちゃんがBACKS LIVEでやっていた時のBuddiesと、色は違うんだけれども、空気が一気に優しさで包まれるあの感覚に凄い近くて良かったです。

五月雨よは、個人的には3期生の方が好きかもしれない、っていうくらい、グッと見入ってしまいました。
ダンスに激しさがない分、指の形一つとっても、先輩たちのように凄く丁寧に気を回しながら踊っている印象でした。

総評

vlogでのお披露目から、ドキュメンタリーでパフォーマンスを磨いていく道筋の紹介で、個人個人へのフォーカスがあんまり多くなかった中でのおもてなし会の開催だったと思います。そんな中でも、自分のように「こういうパフォーマンスが見れるなら行ってみたい」と思わせられた人も居て、その上で、2Daysどちらも完売まで持っていったくらい、可能性をたくさんの人達に抱かせたと思います。
その上で、観に来た人たちどころか、配信で見た人たちを巻き込んで「櫻坂3期生はヤバい」という感想を抱かせるくらい、パフォーマンス力の高さを見せつけた、最高のライブになったと思います。

最初は、片方どっちか取れたらいいな、くらいの感じだったんですが、ドキュメンタリーの映像を見て、これは両日行った方がいいのでは?と思ってチケット申込みをした自分を褒めてあげたい。両日行けて大満足!

終わった後も、翌日も、翌々日も、ずっと夏の近道をリピートしながら、ライブの記憶を反芻しています。気が早いですけれども6thシングルの特典でミニライブ収録してください…!!って思う日々です。

3期生メンバーに関して思った事とか

おもてなし会を終えた段階で、特に気になった子に対して思った事とかをつらつらと。

中嶋優月

前述の通り、3期生のお姉さん、って感じが凄い良いですね。
サインのローマ字が"ず"じゃなくて"づ"なところから、ここめっちゃくちゃ気に入ってて拘ってるんだろうな、っていう感じでした。
名前の通りに優しさが凄い光る子ですね。
チアリーディングでメンバーのニックネームを一緒に叫ぼう、っていうところも、凄く凄く、優しいな、と感じました。
チーム姉妹の時も、遠藤ちゃん、谷口ちゃんを優しく見守る感じも良きでした。
個人的には、写真集一番最初に出して欲しい子。

小島凪紗

スポーティーポニテ、最高ですね。ハツラツとした感じが凄い良い。3期生の明るいムードメーカー、ってなっていそうです。
3期生は、実は全体的に引っ込み思案というか、"自分を出すのが苦手"みたいな空気感がまだまだある印象なので、そんな中で、"意見を言う"役割なのも、"小島ちゃんが言ってくれるからこそ受け取れる"という側面がありそうだな、という印象です。結構キーになる立ち位置に居る感じがしました。

谷口愛季と村山美羽

今回のおもてなし会は、終始二人を見てしまい、3期生の推しはこの二人をセットで推していきたい、と思いました。
元々、自分はダンスが出来る子が凄い好きなんですけれども、その中で、ドキュメンタリーで目を引いていたのが谷口ちゃんと村山ちゃんの二名でした。その中でも、おでこが好きだったので谷口ちゃんを注目する形ではあったのですが、実際に二人を見続けていたらの、ダンスの噛み合い方が良すぎて、これはもう、切っても切り離せないな、と諦めました。二人を推します!

谷口ちゃんは身体の小ささを感じさせないダイナミックな感じが良いんですが、一方で、ポジション移動のところが、凄くスムーズな印象です。スッと移動するのでいつの間にかポジション取りを終えてる、みたいな滑らかさも良い。でもダンスは大きくて、それでいて綺麗。そのオールラウンダーな感じがめちゃくちゃ良い。

村山ちゃんは逆に、身体が大きくて、ナチュラルにダンスがダイナミック。しかしながら、荒々しさは全然なくて、むしろ洗練されている感じが凄い好きです。ムチのようにしなやかで、かつ、ピンポイントに手先を伸ばすような繊細さ。それでいて激しい曲の時に乱れるロングヘアーで雰囲気も抜群。その感じがまた最高。

で、そんな身長差的には凸凹な二人なんですけれども、振り付けの揃い方とかが綺麗なくらいに噛み合っていて。今までフォーメーションに対して、あんまり造詣が深くない自分でも、BANの中央シンメの二人が軸となる良さというものを感じて、この二人の組み合わせは永遠に見ていられるな、と感じました。

余談

改めて思ったけども、本当に、人間性の部分が全然表に出てない状態での勝負って、かなりの博打だったなと思いますね。
そこさくも、おもてなし会終わった後に初登場だったわけで。

まあ、櫻坂の新メンバーとして、自分はやっぱり"パフォーマンスのレベル"の比重が高い形で期待した分、ドキュメンタリーは"合宿やってるよ!"、"TAKAHIRO先生チェックが入るよ!"っていう部分をしっかり抑えられていたから、出し方自体は望んでた物が出てきた状態ではあるんですが。

前述の通り、スケジュール的にも色々と厳しい中だったんだと思います(なんせユニエアチームがちびキャラ化出来てないくらいなので)し、一般チケットも案内不備などもあったりして、珍しく、前々日くらいまで結構余裕で取れてしまう、みたいなドタバタありましたけれども、でもまあ、フタを開けたら大勝利だったんじゃないかな、って思いました。

これで、日向坂4期生のおもてなし会も、乃木坂5期生のバスラも、櫻坂3期生のおもてなし会も全部行けたわけですけれども、どのグループも凄く良かったです。それぞれのグループカラーがあるから、単純な比較は出来ないです。そういうのを大前提にした上で、ですが、一番ヤバかったのは、間違いなく櫻坂だったと思います。

マジで、2ヶ月のパフォーマンスじゃないんですよ、本当に。
乃木坂5期生も全然、ド安定の堂々としたパフォーマンスで、活動1年っていうのがウソのようなクオリティ、輝きを放っていましたが、ライブパフォーマンスとしては、普通にそこの横に並べても見劣りしないんじゃないかと思います。アイドルは総合格闘技なので、最終的な受け取り方、どっちが好きかは人によりけりですけれども、坂道を知らない人に、この3グループの一番若い期を紹介するなら、自分は断然櫻坂だな、と思いました。人となりを知らないでも感動出来る、っていうのを一番提供出来るのは櫻坂じゃないかなと思うので。

あとは、日向坂4期生と、櫻坂3期生での合同ライブも観たいな、と思いました。自分の中では、日向坂は心技体の"心"、櫻坂は心技体の"技"っていう感じなので、ここで混ざる事で、お互いを更に良いところを吸収し合えて、刺激になるんじゃないかな、と思っています。
なので、今年のケヤフェス、1日で良いので、そういう合同の日をご用意いただけないかな、と願っております。
(余談の余談ですけども、乃木坂は心技体バランス型)


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