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おじさんが櫻坂46にハマった1年間を振り返る

Buddiesおじさんとなって1年経つので、Buddiesおじさんの1年目の総括として語っていければなと思います

櫻坂46の活動応援ログをざっくりと

別の記事でも書いた通り、元々、日向坂で会いましょうのバラエティ異能集団っぷりが面白かった事と、ご時世が重なった事もあり、日曜深夜のスーパー坂道タイムを、前2枠を流し見ながら通しで見るようなりまして。
その際に、改名の話などの話題の強さから、若干野次馬よりの感じでは見ていたものの、伝説の"前傾姿勢"(この総集編回の18:30~)など、たまに異常な面白い回がある事や、番組の雰囲気が徐々に徐々に明るく楽しい感じが増していくところもあり、ちゃんと見るようになっていきました。

そして、2ndシングルのBANが物凄くぶっ刺さりまして。
取り敢えず、BANが良い事と、夏鈴ちゃんが少し気になるところで、偶然の答えのMVが収録されているBANのType-Cだけ買っていました。

その後、2021年、W-KEYAKI FES.の開催が告知され、これをきっかけとして、せっかくなら両グループを楽しみたいと思い、直近でやるライブとしてBACKS LIVEのday1の配信チケットを買ってみて、「これが3列目の子だけで行うライブのパワー?みんな、こんなに格好良いのに?」と圧倒され、3days通しで配信チケットを購入。
そして、W-KEYAKI FES. day1にて「BACKS LIVEも相当凄かったのに、本来の編成で更にパワーが凄い」と予想以上のパフォーマンスを見せつけられ、これはBuddiesになるしかない、となりました。

なので、正確にBuddiesを名乗るならケヤフェス後ではあるんですが、ただ、やっぱりBACKS LIVEが凄く"楔"として存在が大きくて、そこでBANのセンターを努めた3名、大沼晶保、齋藤冬優花、武元唯衣は特別な存在になったので、6月を基準としております。

その後、なんやかんやで現地参戦と配信を駆使して、追っかけ続けている感じになります。

櫻坂の面白さ

やはり、なんといってもライブパフォーマンスが凄い。
あんまり観劇とかしない方ではあるんですけれども、個人的にはある種の舞台のようなものを観ている感覚があります。

楽曲の世界観に深く潜って、それを表現するようなライブで、演者の向きが”作品”と対峙していて、その世界をどう練り上げていくのか、という芸術家の真剣勝負を観ている感じです。
その、完璧を目指すための研ぎ澄まされたストイックさが、強く、美しく、毎公演、心を震わされます。

楽曲も格好良い曲が多いのも良いですね。
自分は特に、元々アイドルは通らないで何十年も過ごしていたり、音楽の趣味を幼少の頃からこじらせた都合、J-POPというものすらメジャーなものを避けるようなひねくれた感性になってしまったのですが、そんな自分にも刺さる楽曲が多いのがありがたいです。
まあ、自分の音楽の趣味って大多数の方からしたら"渋い"と言われるのを知ってるんで、あんまり参考にならないかもしれないですが…。(それでも車間距離が好き!と言い続けますが)

改名後半年からの1年間を見て思うこと

とにかくチームビルドにリソースが注ぎ込まれた1年半、という感じでした。

やはり、改名というものは、ポジティブな意味合いよりも、リセットとしての意味合いが強いと感じざるをえなかったです。
改名前の事を詳しくは知らないです。そして、敢えてそこをわざわざ拾う事はしないようにしています。改名前からずっと応援している方にしか分からない部分があると思うので。なので、あくまでさわりだけで済ませますけれども、それでも傍から見ていて、不動のセンター、絶対的エースを擁していたグループだったわけで、その色を変えるために何が出来るか、どうしていくか。そういう戦いの日々だったんだろうと思います。

トリプルセンター制の採用、選抜システムの採用、BACKS LIVEの開催、そして1期生の卒業と、常にもがきながら、自分たちの新しい色を探す日々だったと思います。

トリプルセンター制

これはとても良かったと思います。
不動のセンターを置かない、という分かりやすい意思表示でした。

そして、それだけではなく、実際にセンターに立った2期生の3名、森田ひかる、藤吉夏鈴、山﨑天は、それに見合った輝きを見せたと思います。
2作目もこのままセンター3名が続投となりましたが、まずは新しくスタートした櫻坂46というものに対する認知を優先した事による采配だと思います。ある種、不動の3人になりかけたとも言えますけれども、"櫻坂に居るあの子"という部分を確立しておく事も戦略としては正しいと思うので。
3作目ではそこから、田村保乃、渡邉理佐、森田ひかると3名を変更したのも凄く良かったと感じます。特にほのすは、2期生のポテンシャルの高さ、層の厚さを裏付けるように、『流れ弾』という難しい楽曲を初センターながらに見事に勤め上げていたと思います。一度、テレビで流れ弾に関する振り付けの解説をTAKAHIRO先生に話してもらったのをきっかけに、更にダンスのキレが増したのがとても印象的でした。理佐さんに関しては、1期生からの初センターとして、存在感を発揮し始めた2期生だけではなく、1期生にも道がある事を示す事に繋がったと思います。

選抜制の採用

翻って、こちらに関しては自分としてはあまり良い印象がなかったです。
まず、選抜システム自体の存在意義が、自分としては見出だせないので。

テレビで披露する楽曲は、どうしても表題曲に大きく偏っていて、トリプルセンターとして3曲を目玉として用意はしているものの、実際のところは結局表題曲での出演が8割9割、という印象でした。
そのため、3列目に居るメンバーの中でも、表題曲に居る/居ないで出演機会が大きく開いてしまう、という事が発生しています。

舞台に立っていない裏でも、練習というものはしているとは思います。でも、やはり本番、実戦経験に勝る経験値というものはないので、出演機会が偏ってしまう選抜制に関してはNoというしかありません。

多分、"櫻エイト"という8人を固定する都合、フォーメーションが前から3-5になるので、そこから3列目の広がり方を考えれば、6~8,多くて9ぐらいが限度、みたいなところが大きいんだと思いますが…。
もっと後ろのメンバーがフレキシブルに変わってくれたらまだ溜飲が下がるんですけどね…。BACKSメンバーも割と固定率が高めなのがもったいないなと感じてしまいます。

BACKS LIVEの開催

シングル毎に決まるたった一人のセンター、という役割を後列にも担わせる、という背水の陣のライブ。
これは自分が櫻坂にハマるきっかけでもあるので、やはり思い入れが特に強いです。何回でも言うんですが、初回のBANの3人がとにかく素晴らしいこと素晴らしいこと。

このライブ自体は前述の選抜制があるからこそのライブではあるので、開催される事は嬉しい反面、選抜制の肯定っぽくなるところは微妙な気持ちではありますが、それでも、3列目に入る子たちの貴重なアピールの機会として意義があって好きです。

ただ、思うところは少しあって。これは、3列目に相応しい、という意味合いは全くないんですが、土生ちゃんには必ず参加して欲しい、という気持ちがありました…。
3rdシングルのBACKS LIVEは、それはそれで良いものを見れた満足感があります。ただ少し、一体感のような部分が少し足りない印象を受けまして…。リーダーとして先頭に立てる人、という部分を考慮すると、1回目のBACKS LIVEで、1日目の、1曲目にセンターに立った、土生瑞穗という存在の"頼もしさ"が大きかったのかな、と思います。

副キャプテンのまつりちゃん自体は”副キャプテン"としての適性が高い印象で、そのままキャプテンに昇格出来るか、というと、そこは据え置きの方が良い印象があります。それを踏まえて3rdシングルBACKS LIVEを振り返ると、リーダー気質の子があんまり居なかったんじゃないかという印象でした。初回の方で特に感動した部分は、3列目のメンバーたちが1つのチームとして成立するような感じで挑んだ事だったので、もし今後も不定期にでもBACKS LIVEが開催されるようであれば、一体感にはもっと期待したいなと思います。

1期生の卒業

この記事を寝かせている間に、おぜちゃんまで卒業が発表され、1期生が5名卒業する、という事になりました。思ってた以上に続きますね…。
ただ、本当に1期生メンバーに関しては寂しさはありつつも、感謝しかないので、選択を尊重していきたいという想いです。

あかねんが卒業する経緯を語った際に「改名して1年は頑張ってみる」という、期限を決めての活動を選択したという話は、本当に格好良くて尊敬しています。理佐さんも「もう私が居なくても大丈夫」という部分があって、卒業という選択をしていました。
改名、という大きな節目をきっかけに卒業しても良かったと思います。それでも、敢えて残るという選択をして、櫻坂というグループを支えてくれた事、本当に感謝しかありません。

2期生の成長

翻って。本当に逞しい子たちだな、と感じます。
櫻エイト常連の、るんちゃん、夏鈴ちゃん、天ちゃん、ほのすは特にそうです。そりゃオーディションCMにキャスティングされますよ。これから櫻坂のエースとして活躍するのに相応しい実力を発揮していると感じます。
新2期生からも、れなぁがメキメキと頭角を現してエイト入りを決めました。玲ちゃんもまさかのラヴィット!シーズンレギュラーを獲得したり、外番組への出演機会がジワジワと増えています。2期生が着々とグループを引っ張っていく形になっていっていると思います。他の子たちも、ジワジワと見つかり始めていると思いますし、これからより一層、活躍する機会も増えていくと思いますのでがんばってほしいです。

アルバム『As you know?』の発売

記事を寝かせすぎてアルバムまで発売されてしまったので感想も一緒に書いちゃうんですが、本当に、凄いアルバムが出来た、と感じました。2022年で一番凄いアルバムじゃないかと思います。

最初、収録曲リストを見たら、シングルを4thから1stに順に辿っていくシングルコレクションみたいな感じだなぁ、と、正直、あんまり期待していないところがありました。しかし、アルバムを通して聴くと、まあ本当に、捨てるところナシ!!っていう感じで、聴き応えがヤバかったです。無限に聴いていられる。
元々、楽曲自体のパワーが高いものが沢山揃っているというのは、シングル発売ごとに感じていましたけれども、改めてまとめてみると、こんなにも聴き応えが跳ね上がるのか、と感動しています。

アルバムリード曲『摩擦係数』

格好良すぎた。

4thシングルまでは「やっぱりBANが最強だな」って思うくらいにBANが大好きだったんですが、ついにランキングが入れ替わりました。摩擦係数最強。

ここにきて、また欅坂時代の楽曲の雰囲気を持ってくるのがヤバいです。楽曲の尖った感じ、歌詞の自分らしさと周りとの衝突の苦しさが、凄く欅坂の空気感を匂わせていると思います。しかし。MVの雰囲気、衣装といったクリエイティブに、るんちゃん天ちゃんのWセンターという編成で、これはあくまでも櫻坂46である、という軸のブレなさ、櫻としての幹の太さを感じさせていると思います。また、振り付けにもブレイクダンスを取り入れるなど、TAKAHIRO先生のイマジネーションの拡がりを感じさせるのも素晴らしいです。"このレベルなら彼女たちは表現できる"という、TAKAHIRO先生の信頼と期待があってこその振り付けになっていると思いました。

ずっと春だったらなあ

対して、この曲も凄い良い仕事をしますね。
アルバムの最後に相応しすぎる"エモ"がヤバい。

少しだけ、曲に漂う後悔の念が、欅坂を続けられなかった事への想いを感じさせます。それでも、もう新しい道を歩んでいて、後戻りは出来なくて。だから、想いを抱えながら新しい道を歩く決心と、桜が咲き誇る春という季節が、この先もずっとずっと続いていくことへの願いを抱えているような、そんな楽曲に聴こえました。

やはり野村陽一郎先生は良いですね…。

これからの櫻坂46へ期待すること

もっともっと、大きく羽ばたいて欲しい。この一言に尽きます。

今回のアルバムの完成を以て、櫻坂46という形の基礎が出来上がったように感じます。楽曲の種類も、格好良いもの、ポップなもの、切ないもの、優しいもの、など、いろんな色が揃いました。楽曲に合わせてセンターに立つ人を選べる層の厚さもあります。摩擦係数でも感じたように、これから先、良い意味で、どんな方向に進んで、どんな作品を作ってくれるのか、そういう期待に満ち溢れていると思います。

今やっている事だってめちゃくちゃ凄いと思うので、絶対にもっともっと、好きになってくれる人たちは居るし、好きにさせる力があると思います。それくらいに、全体的にパワーが溢れているグループだと思います。
それこそ、ご時世がご時世ではなかったら、ワールドツアーだって出来たでしょう、っていうくらいに、パフォーマンスは世界レベルだと感じます。
坂道でどのグループが世界に通じるかどうかって観点で言えば、頭一つ以上抜け出てると思うくらい、格好良さとクリエイティブの良さが凄いと感じます。
名刺としてAs you know?というアルバムが出来上がったので、これを引っ提げて、もっともっと沢山の人に、櫻坂46というものを体験してもらいたいと思います。

3期生もどんな子が入ってくるか楽しみです。
2期生の頼もしい先輩としての成長にも期待したいですし、なにせ天ちゃんという"可能性の塊"という存在を擁する櫻坂さんですからね。"可能性しかない原石"のような存在が更に増える事も想像に難くないと思います。

本当に、あとはただただ、もっと多くの人に見つかるだけ、っていう状態だと思います。それくらい、今の櫻坂46は、メンバーのタレント力、楽曲の格好良さ、クリエイティブの美しさ、ダンス表現の凄さ、全てが噛み合っていると思います。2周年の節目に向けて、もっともっと大空を羽ばたいていきますように!

余談

上村莉菜

最近の上村莉菜さん、凄くないですか?
五月雨よの表題に選ばれてから、一気に輝きが増したように感じます。
元々、3rdのBACKS LIVEの莉菜ーバスが凄かったわけですけれども、五月雨よをきっかけにしっかり見つかってきてる感じが良いですよね。どんどん可愛さと輝きが増して"美少女"が止まらなくて凄い。マジで妖精さん。
五月雨よでテレビ出演している時もキラキラ輝いていたのがとても印象的でした。2期生の台頭も凄いですけれども、1期生の凄さ、強さだって、もっともっと世界に見つかって欲しいし、それが出来るというのを、うえむーが示していると感じました。

次期キャプテンの器

前述の通り、まつりちゃんって"副キャプテンが適役"って印象がありまして。キャプテンの片腕として輝く人、っていう印象があるので、あんまりスライドでキャプテンになりそうな予感がしないんですね。

で、それを踏まえて、キャプテンシーを発揮できそうな人、というのを思うと、意外とほのすが適役なんじゃないか、というのが最近の印象です。
BUBKAさんの2期生14人インタビューを読んでいて思ったのが、ほのすが一番、全体を見る視点を持っている、という印象を受けました。
プレイヤーとしても凄いんですけどね。プレイヤーをしながら引っ張っていける存在として輝いていけそうな予感がします。

理佐さんの卒業に伴うフォーメーション変更

どうなっていくんでしょうね。
特に気になっているのが、やっぱりなんやかんやで大好きなBANなんですが、ふーちゃんが理佐さんのところに上がって欲しいな、という思いはありつつ、既にぺーちゃんのポジションにコンバートで入ってるんですよね。
元々ふーちゃんが担当してたのも、ゆいぽんの位置だったので、そこからの編成を考えると、ちゅけもんが入ったりするのかなぁ、とも思いつつ…。
ふーちゃんも、ちゅけもんも、BANのセンター良すぎたし、ちゅけもんはフロント3人の位置で1回ずつ踊ってるくらいの活躍もあるので、ふーちゃんに入って欲しい気持ちもありつつ、ちゅけもんでも嬉しいので悩ましい…。
将来にBETして、大沼先生をinしてくれても良いんですが…!

あとは、こっそり、無言の宇宙を有美子会長に引き継いでもらいたいと思ったりします。有美子会長にもっと殻をぶち破るきっかけがあって欲しいな、というのが個人的な想いです。最近、ラヴィット!でも気に入っていただいているようですし、始球式にも出ましたし。メディア露出が増えるのがありがたい分、パフォーマンスにそのパワーを還元してもっともっと輝いて欲しいと思います。

Dead endは夏鈴ちゃんに入って欲しい。
やっぱり3rd BACKS LIVEのDay2のDead endはアガりました。叫ぶ夏鈴ちゃんからしか得られない栄養素がある…。

そうなると、流れ弾には大沼先生をぜひ…!!大沼先生の、魂を燃やし尽くすような全力のパフォーマンス、もっとメディアで見れる機会を増やして、"なんか物凄い全力の美女が居るぞ…!"と見つかって欲しさが凄い…。

オーディションCMの藤吉夏鈴

好き過ぎる。

「アイドルは…私にはまだ分かりません」が生々しすぎて、毎回見る度に泣いちゃいます。この、なんとも言葉にしづらいんだけれども、ひたすら必死に生きている感じが、カリンフジヨシそのもの、っていう感じで、凄く好きです。

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