【シネマメモ帖 「柳生一族の陰謀」久々に観て興奮】

最近、BS-NHKで吉田鋼太郎主演の本作リメイクが放送されたので、久々にオリジナル版の本作を鑑賞。

「仁義なき戦い」シリーズでの広島やくざの抗争（&登場人物の多さ）を、そのまま徳川幕府の将軍後継争いにスライドした感が今観ても面白い。

権力を得るためならば、親に会うては親を斬り、仏に会うては仏を斬る。
そんなエゴ剥き出しの武家やら公家やらが血で血を洗う、濃厚抗争劇。
これを豪華キャスティング×深作欣二監督の過剰演出×千葉真一仕込アクションの詰め合わせで約２時間に仕上げてあるので、観ていて興奮&窒息しかけた🤣

静の主役の柳生但馬守宗矩こと萬屋錦之介の冷徹な策士っぷりとラスト「夢でござる〜」の両極端演技はさすが見応えあり。

一方、動の主役、柳生十兵衛こと千葉真一の切れ味鋭いアクションがカッコよすぎる。まさに千葉ちゃんの当たり役！
（「アベンジャーズ」でサミュエル・Ｌ・ジャクソン演じたニック・ヒューリーは間違いなくこの柳生十兵衛がモデル（だと思う）。）

そして、強烈すぎる脇役に、成田三樹夫演じる烏丸少将。まるでおじゃる丸とジョーカーを足して２で割った感が印象的。そして意外と強い。

鑑賞後に語りたいことが多すぎる本作。
在宅中でおヒマなときに是非一度観ていただきたい本作。
あまりの濃厚さに喉が渇くこと必至。

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