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ピースオブクリスマス2021を観た

※この記事はPoC2021の内容を含みます

どうもこんにちは。あだちです。

最初は知ってる人間が出るということで観に行ったPoCも、今となっては個人的には年末恒例のイベントになっています。優秀な人材を青田買いできるくらい自分に権力があれば良かったんですが、今のところはただの観劇おじさんです。

ところでピースオブクリスマスとは、例年ラゾーナ川崎プラザソルで行われている、総合学園ヒューマンアカデミー横浜校パフォーミングアーツカレッジの卒業公演(間違ってたら教えてください)です。弊社に関わりのある人間も多く、何より会場が近いので、タイミングがあえばなるべく観劇するようにしています。

会場はたぶんかなりの方が関係者同士か知り合い同士か何かで、みんな久しぶりです〜みたいな感じの空気の中「誰あれ…」みたいになりながら入りました。なんかすみません。誰かわからなさ過ぎたのか、入場時に誰からも声がかからず500円を払わず入れてしまいました。もちろんちゃんと後で払わせていただきました。申し訳ない。団体の後ろについてったのでその一員かと思われたかな。席にリーフレットが置いてあったことだけが救いです。

PoCは今年で3回目?4回目?くらいで、もちろん話の内容は知っているのですが、ピザ屋&バイトという役は初めて見ました。人の多い年にしかない役だとか。「ピザ屋は全てのメンツと絡みがある」と聞いてたので、どう絡んでいくのか楽しみでもありました。

思い出しながら思ったことを雑多に書いていきます。キャストの話というよりは内容の整理みたいな感じになってます。

ガブリエラは最初に空気感を作る大事な役割だから、ある程度のインパクトがありつつもややコメディさを抑えた少し不思議感のある人間が必要かなと思っていて(そうでない人はキッチュ横浜マネージャーや海外3人組になるだろう)、わりと毎年ピッタリ当てはまる感じに思えます。すごい。華組は女性だったようで、今まで女性のガブリエラは見たことなかったから見てみたかった。役柄の中にある「ちょっと変」らしさをどうやって演じたのかが気になります。

OPダンス。ペンタトニックスのCalls of the bellsですね(ですねとかいって知らん曲だったので歌詞覚えて終演後調べた)。もちろんクリスマスの曲なんだけど、三拍子の曲調から溢れ出る不穏さが今後を案じさせます。クリスマスの曲で不穏ってすごいね。歌詞は前向きなんだけどなんとなくダークな雰囲気がありますね。これで全然不穏な意図がなかったら恥ずかしい。

喫茶エルヴィス。出てくる人間で1番まともな苦労人の喫茶店マスター(偏見)。喫茶店のメニューに「喫茶Elvis」って書いてあるのに今年初めて気付いた。今までもかな?コーヒーはやや高め。いつもここのミサの旦那が誰か分からなくなる。マネージャーだよね?責任感のあるマネージャーであるフラグが「3人で幸せになる」の言葉で既に片鱗を見せている。
あとマスターの妹もいつも分からなくなって、最後に出てきてお前だったっけ!ってなる。毎年。常に新鮮な気持ちで作品を見ていますということです。

カメラマンとラファエル。あれ設定はどこなんですかね。アラスカかな?ガブリエラはくしゃみは噂だから寒くないと言ってたのでラファエルも厚着する必要はないのでは…?と思ってたけど、あの時点ではただの「お前よりは年上」なだけの一般人だし、ガブリエラほど変人ではないからわざわざ薄着で違和感を抱かせる必要はないとの判断でしょうか。シルクハットかぶらなきゃいけない決まりもなさそうだしね。
ラファエルはターゲットにどうやって近づいたんだろう。「いろいろ言い当てていた」からそれなりに長い期間一緒にいて説得してたんだろうけど、天使も大変な仕事ですね。

キッチュ横浜。衣装が変わってる?メイドエプロンみたいな作りだったような気がするがギンガムチェックのワンピになってる。マネージャー頑張って予算ついたんですかね(?)。大体誰かがオペラ調になったりデスボになったりして瓦解がはじまるけど、売り方を変えれば1発当たると思います。頑張れマネージャー。毎年思うのがここの「バク転するアイドル」の話ですが、伊波杏樹さんがまさに西武ドームでバク転披露してるので、ぜひ参考にしてください(?)。バク転できる声優もいるし妊婦アイドルもいるだろうし、売れるためのインパクトってどこまで強くあればいいのだろう。大変な世界だ。あとマジで4ヶ月でバク転の練習はやめろ。

これは個人の趣味的な話ですが、昨年?の「無口系だけどたまになんかすごい一言で刺してくる」美樹がマジで気に入っていて最高だったのを一年経っても覚えています。今年の美樹はあざと可愛く刺してくるタイプで、それも良し。本当に敵にしてはいけない感じが出ててGood。

「子供のために親が夢を諦める」くだりがありますが、CLANNADを観てると刺さります。早苗さんと渚の関係ですね。早苗さんも似たような境遇に置かれていたのかもしれないけど、子供を産んでかつ好きなことをやるためにパン屋と塾を開いたので、なんとでもできるよ。考えれば道はある!頑張っていこう。頑張ろうとしか言ってない。応援したくなりますね。

手錠かける時の時止め演出を初めて見たんですが、あれ今年初なんでしょうか?何者やねん!しかも早智が名前呼んでるってことは見えてないのかな?尚更何者やねん。それで食っていけるぜ。

(追記)読み直してて思ったんだけどあれ別に時は止まってなくて、名前を呼んでるからスローで世界は動いてる。ということは手錠組が超高速で動いているってことだから、速すぎて見えないみたいな感じなんだろうか。いやでも場所が動いてるわけでもないからな〜。いずれにしても何者やねん。それで食っていけるぜ。(追記終わり)

マネージャー。毎年楽しみな役どころです。分かりやすくテンション高いキャラでアドリブ強めに壊れていいので結構難しそうなんですが、毎年上手くこなすイメージです。どうしてもテンションの高さが目立つけど、シリアスな怒りや、最後の覚悟を決めた時の決意表明などバリエーション豊かに感情を表現しなければならなくて、それをやり切るのは流石ですね。冒頭のエルヴィスで「3人で幸せになる」と言っていた張本人なので(ここではまだ分からない?一応電話で示唆されるか)、彼はアイドルマネジメント以上に深い問題を抱えているはずなのですが…、もしかしたら彼にとっては当然の話であって問題ではないのかもですね。強い。
ちなみに華組は雪組のシンガポール君だったらしく、今年のシンガポール君かなり好きだったので見てみたかったなあ。

海外3人組。キッチュ横浜はちょっとシリアスが入るけど、ここは単純にテンション高いパート。毎年楽しみです。個人的にここでは「リアルにいそう感」が大事なのかなと思っていて、さすがに喫茶店経営したりアイドルやったことある人というのはあまりいないだろうけど、旅行先を決めるために何人かでプレゼンするというのはそれなりの人が経験あると思うので、感情移入されやすいんじゃないかと。相手に経験があることを演じるの難しいですよね。変に経験がある分、「いやそうじゃないだろ」と思われやすいのかなと思います。
逆にアイドルはやったことないから誰かが途中でオペラ調になったり、マネージャーが手錠かけられても「いやもしかしてそういうことがあるのか…?」と思っちゃうものね。思わないか。
シンガポールくんめちゃくちゃコミュ力高そうだけど、やっぱりラベルを上にするとか乾杯の時一番下からいくとかって気にするのかな。気にするか。こういうことをスムーズにできる人こそがコミュ力高くなっていくのかもしれない。僕は乾杯のとき周りがみんなビールグラスで自分だけソフトドリンクなのでそもそもグラスのサイズが全然違うので位置なんか全然気にしたことがないです。自分のほうがグラスでかいんだからそりゃ自分が上になっちゃうよ。そのくらいの気持ちで行きましょう。エイシャア。

ともかく、今年の3人もかなり楽しそうで良かったです。今年は銃撃戦があったけど、あれ?昨年もあったか。その前はなかったような。毎年あるわけじゃないですよねあそこ。ただ今年はシンガポールが投降したかと思ったら鋼の肉体だったのは笑った。あれは初めて見た気がする。いやそれも含めて想像通りというかキャラクター通りで良かった。マネージャーも見てみたかった。シンガポールに「シンガポールの有名なもの」を聞かれた時のイタリアの顔、後ろからシンガポールに背中を叩かれながら頑張ってピサの斜塔して最後には折れるブラジル。3人セットこそが至高って感じでいいですね。
シンガポールのブラジル行けない理由が膝が痛くて踊れないっていうのはなんか聞いたことがある気がするけど、胃からって設定は今回初?BGMと照明がめちゃくちゃ力入ってて笑った。いやでも実際内臓から悪くなるから気を付けてください。明日は我が身。

派遣の吉田ですさん。今のところ毎年うるさ…元気がいい。大事だ。道路に飛び出すくらいお転婆で、それがトラウマにならず(?)そのまま成長した姿な訳だから、ある程度面の皮が厚くないといけない。残りのケーキの数を3つサバ読みしたあたりからその図太さが窺えますね。あれもともといくつだったんだろう…。50個くらいだったら有能だなと思うけど、5個とかだったら無能さのほうが際立つ。声掛け上手そうな描写がないからあんまり売るのは上手くないんだろうな、という気はします。

そういえば派遣の吉田ですさんが兄妹の両親を見た時に「家にある写真と全然変わってない」みたいなセリフがあったんだけど、あれは事故当時の写真か何かを置いてあるのか?聞き間違いかも。当時の新聞かなんかを残してあるのかな。自分を庇って亡くなった人の写真あんま飾らないよなーと思って。飾るのかな。僕に人の血が流れていないだけかも。

(追記)葬式に参列した時の話らしいです。だからこの「家」は兄妹の家ですね。(追記終わり)

ガブリエラの「個人的に気になる場所」ってのは喫茶店を手伝った場所だからってことですかね?でも手伝ったのってその時には天界とのバランスを取るとかの話とか関係ないよね?なんで手伝ったんだろう。
・両親が死んだ理由にガブリエラが噛んでいる説(10年前に誰かの願いを叶えた影響で両親が亡くなってしまいその責任を感じて手伝っている)
・両親or兄が出口だったことがある関係で手伝った説(兄が出口になって、兄の願いで手伝った。or両親がこの喫茶店をずっと続けたいと昔願っていた。店舗の維持は一応他人の為か?)
・兄を狙っていたから手伝った説(兄が霊感高いから。でも手伝う理由にするには弱いな。放っておくと自死しそうだったからか?他に候補もいるだろうしそこまででもないか)
・全然手伝うつもり無かったけど仕方なく説(兄の様子見がてら行ったら霊感高すぎて見られて、仕方なく叔父を騙って手伝ったとか。)
・逆にもともと本当に叔父さんで後から天使になった説
・気まぐれ
この辺は答えがないと思うんですが もしかしたら台本に載ってるのかも。

ピザ屋。なんかアドリブの塊みたいな役どころで逆にすごい難しいんじゃないかと思いました。「全員と絡みがある」と聞いていたからオーロラ組とどう絡むんだと思っていたけど、まさかピザを取り寄せるとは。ていうかアレ大丈夫なのか!?ガブリエラはルールだルールだと言っていたから天界はかなりルールに厳しいんだろうと思っていたが、普通に顕界の、赤の他人に影響及ぼしとるやん。これはガブリエラが誰かの願いを叶えた結果両親を事故らせた説あるかもな。両親の方の責任を取って数年間喫茶店を手伝って、マスターとして任せられるようになったら手を引いて、あとは助かった由子にタイミング見て願いを叶えさせつつ過去の精算させたって感じなのかな。「たまたま」派遣先が「この町」になったことになってたけど、そのタイミングを作ったのもガブリエラってことなんですかね。うーむ。また来年も見て確認しなければならん。。。

すいませんなんか適当に思いついた順に書き殴っただけなので特にまとまりがあるわけではないのですが、今年も楽しかったです。それは間違いない。ただの観劇おじさんなので内容がいいとか悪いとか誰が良かったとか悪かったとかそういう評論家くさいことではなくて、毎年新鮮な気持ちで楽しく見てます、そしてそこにお金を払う価値は充分にあります。ということを言いたかっただけです。いつもありがとうございます。

なんか今ふらっと探したらYoutubeで見れるようになってました。今年からですかね?見れるんですね。華組見てみようかなと思います。

Youtubeで見れるようになったとはいえ、可能なら現地に足を運びたいと思います。
それでは。

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