目立たねば……
毎日目立ちてぇ~とかそういう話ではない。
現状の俺が目立とうとしたら人生に黒旗を振られる方向にしかならない。そこまでやっても、数秒騒がせてお終いだろう。これが情報消費社会の恐ろしさ、違うか。
9月8日、つまりこれ書いている日の昨日。大阪文フリに行ってきた。
推してる作家さんの本や、一見で気になった作品を手に取れたから上出来とも言える。そういう作品の感想を投下すると、このカスそのものな駄文が並ぶnoteもキラキラ成分が増え……無理? 分かる!
話が逸れていく。
大阪文フリの会場は天満橋OMMビルなのは、参加したことがある方は当然ご存知だと思う。最初の頃、俺が初参加した時の会場である堺市産業センターと比べると、やっぱり駅直結のメリットは凄くデカい。会場が変わった2018年に行った時、あまりのアクセスの楽さにちょっと感動したよ。
会場の広さに比例するように、公式発表では参加者(出店者・来場者)の数は上昇傾向を続けている。体感的にもそれは本当だと思う。
とかく、数字に関する話題ではあまり明るい物が出て来ない小説界隈で、これは本当に素晴らしい。主催者や関わっている人々を、俺はめちゃくちゃリスペクトしている。
けれども、ここで大きな問題がある。
別に「商業で売れだしたバンドのライブに行って、『商業の風に吹かれてピュアな衝動を失っちまったなぁ。俺の好きな〇〇は死んだんだ』とか言ってる、そこで言う必要ねぇだろな発言連発の××××××野郎」みたいなクソッタレ感傷擬きを披露したい訳ではない。
お前みたいな奴がいるから、軋轢が生まれるんだよマジで。そういうことを言いたくなるのは分からんでもないが、会場で言うんじゃないよ。
話がまた逸れた。
人が増えているのは素晴らしいし喜ばしい。
人は人の集まる所にどんどんと集う生き物だし、今後運営さんがよっぽどな事をしない限り、参加者はもっと増えるだろう。そうなれば、手に取ってくれる確率も上がるだろう。出す側としても嬉しい話だ。
けれども思い出していただきたい。俺達の目は二つしかないし、そもそも脳味噌は一つ。序に一日に割り当てられた時間は二十四時間だ。
どんどんと増えて行く出展者さんの中から、一目惚れを探すハードルは上がる。事前の予習手段はあると言っても、余暇の全てを文フリに突っ込むのは無理だろう。
毎日リスペクトしている神の作品も、今回の大阪文フリのようにトンデモ規模になると見落としていたかもしれない。そして今回も、まだ見ぬ神作品を俺は見落としているのだろう。ぞっとする話だ。
このリスクは当然出展者側にもぶっ刺さる。
手に取られて「合わない」と判じられるならまだしも、見落とされてお終いというのは、書き手としちゃ一番嫌なパターンだけども、これだけの規模なら当然起こり得る。
それを分かっているからなのだろう、アツい呼び込みを行っているサークルさんもいたし、大体そういうのは実を結んでいる、かもしれない。
つまり、参加表明後のSNSでの宣伝に留まらず、規則で許される範囲の現地での「押し」が大事になるということだ。
根拠? 勘以外ないぞ。
次回、アズレウムは東京文フリに参加予定。フォーミュラEコースにもなった(この枕詞要らないか)東京ビッグサイトと、文学フリマビッグになり過ぎじゃね問題が起きそうな場所だ。
遂に入場が有料化されるみたいだけども、そのマイナスを打ち消すぐらいの盛況になるだろう。
となると、あらゆる猛者に打ち勝っていく力が必要になる。
そう、存在感をビッグにして目立たねばならない……!
目立つための方法を絶賛募集中です。皆、よろしく頼んますね。
だらだら書いたけれども、新刊出せなきゃ意味ないんだよね。
9回裏ツーアウトランナーなし15点ビハインドみたいな現状ですが、頑張ります、ハイ……
今回も駄文になってしまった。ではまた。