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MMDの創作性とやりがいについて

「MMDに創作性があるのか」については正直微妙だと思っています。
(以下は、モデラーではない動画制作者視点での話です)
モデルを単純に音源に合わせて踊らせるだけだと「お人形さん遊び」と揶揄されがちですが、モーションを自作したり、ドラマパートを挟んだり、構成や歌詞の字幕を頑張ったりすれば凄い動画にはなります。
ただ、どうしても以下の難点があります。

・お借りしたものの集合体であるがゆえに規約の縛りが多い
・配布されているものの範囲内でしか表現できない

私は絵描きなので、MMDというツールを経由させるよりも自分で直接描くほうが遥かに自由で達成感が高いです。
絵柄で個性が出せるし、新キャラもすぐに登場させられるし、UPする場所も自由に選べます。
でも、MMDだと、頑張って作れば作るほど「こんなに労力をかけてもほとんどがお借りしたものだし、やりたいことが100%表現できていない」と心の中で冷めてしまうのです。(UPできる場所も、規約によってはニコ動オンリーなのがきつい…)
縛りの範囲内で無難に作って終わっちゃってるな…という不完全燃焼な感じです。

さらに、MMDってどんなにバズったとしても収益化が不可能ですし、モデラーでもない限り仕事にも繋がらないですよね。
ある意味究極の自己満足というか……。
もちろんMMDならではの楽しさもありますが、数年間動画をたくさん作ってきてやれることはやったので、動画制作からは卒業するつもりです。
少なくとも、がっつり頑張った構成の動画を作ることはもうありません。

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