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'20シーズン、捕手運用の現状と"正捕手"

久々の更新です(だいたい11ヶ月ぶり)
その間アンインストールはしてませんでしたよ~

"アイドルオタクの素人高校生"の称号を得た、Kです
なんだかnoteを書きたくなったので書きます

個人的には文章に起こすのが苦手でだったら喋ってしまえってタイプですが文章に残せば後から見返せるのでこういうのは頑張って文章に起こします
つたない文ですが良かったら見ていってください

今回は何について書こうかなと思いましたがやっぱり自分が好きな"捕手"について書こうと思い、2020シーズンの中日ドラゴンズの捕手運用について書いてみようかなと思います。

1. 今シーズン、ここまでの振り返り

これを書いている9.03現在、ドラゴンズは66試合を消化し29勝33敗4分、首位から10.5差の4位です。
しかしシーズン序盤に比べると明らかにチームに勢いが出てきています。
まずはここまでの1軍捕手メンバーを振り返っていきましょう。

開幕1軍を勝ち取ったのは加藤、木下拓、郡司の3選手。オープン戦、練習試合等の結果から、メイン捕手は木下拓でした。

彗星のごとく現れたヒーロー、A.マルティネス

先発投手がなかなか成績を出せず勝利が積めないドラゴンズでしたが、ここで救世主が現れます。
キューバ出身、24歳のA.マルティネスです。
ファームで2試合連続本塁打を放ち支配下登録を掴むと、その勢いで郡司と入れ替わる形で1軍昇格。
ここからアリエルの快進撃は始まりました。

打撃面では3割を維持、守備面でも強気のリード、投手を鼓舞するなど、ドラゴンズの雰囲気を一変。
スタミナも豊富で4試合連続スタメンマスクを経験するなど、一気に捕手1番手まで駆け登っていきました。

アリエル離脱、郡司の覚醒

そんなアリエルでしたが8月9日の巨人戦、10回に代打で登場すると初球をフルスイング。しかしこのスイングで左手首を痛め登録抹消。戦線離脱を余儀なくされます。ここで登録されたのは1ヶ月前アリエルと入れ替わる形で抹消されたドラ4ルーキー郡司。
1ヶ月ファームを経験した郡司は"覚醒"していました。
スタメンマスクの試合は6連勝、その間の捕手防御率は1.80など、守備面でも無類の安定感を誇り、打撃でも持ち前の選球眼で四球を選ぶことも増加。
状態の上向いてきたチームをさらに押し上げる原動力になりました。
そして今に至るという形です。

2.最近の運用状況は?

ここからはアリエル抹消後、つまり8月中旬からの捕手運用について書いていきます。
まずざっくり書くと 9.03時点での序列は
1番手 郡司
2番手 木下拓
3番手 加藤

となっています。
週に6試合あるうち、4試合は郡司、2試合は木下がスタメン出場、加藤はいわば敗戦処理捕手という起用のされ方となっています。
郡司が1番手になっている理由としてはやはり8月中旬の快進撃が大きいと思います。

何よりその快進撃を引き起こしたのは出場機会です。
今シーズンの捕手起用は投手の相性が特に重視されています。
例えば、現在5試合連続完投中の大野雄大は、開幕2試合は加藤とバッテリーを組み10回10自責と苦しみましたが、これ以降木下とのバッテリーになると9試合で防御率は1.40という驚異的な数字を残しています。
全て捕手の影響というわけではもちろんありませんが、結果の出ているバッテリーは極力崩したくないという起用が目立っている気がします。
8月上旬には捕手1番手であったアリエルの離脱により、郡司には自然とアリエルが担当していた投手とのバッテリーや、ファームで組んだことのある投手とのバッテリーを組むことが増え、出場機会は豊富にありました。その中であれだけの結果を出したわけですから、素晴らしいことだと思います。

3."正捕手"

話は変わりますが、みなさんは"正捕手"の定義ってなんだと思いますか?

ドラゴンズで見てみると、00年代には谷繁元信さんが捕手として多く出場していました。
谷繁さんが引退して以降、ドラゴンズは"正捕手不在"と言われ続けていますが、そもそも正捕手とは何ぞや?という話です。

ドラゴンズファンである以上、強かった時期と今を比べてしまうのはしょうがないことではあります。
谷繁さんが正捕手だったころは最多出場記録を持っていますし毎試合のように出場されていたと思います。

今のドラゴンズに正捕手がいるかと言われたら、それはNOです。ただ、正捕手が生まれるのもそう時間はかからないかもしれないというのが僕の考えです。

というのも、僕の考える正捕手は、

全守備イニングの60%以上でマスクを被っている捕手

だと考えているからです。
これは完全に僕個人の考えなのですが、今のドラゴンズの捕手陣で1年間フルでマスクを被り続けられる選手はいないと思います。

加藤の場合はピンチで焦りが出たり、
木下の場合は打撃不振に陥ったり守備でボロが出たり、
郡司の場合はキャッチングがおろそかになったり、
アリエルの場合は負傷があったり

併用 とまでは言わなくても、1軍の捕手で役割分担というものができ、それを継続できれば、自然と"捕手1番手"が"正捕手"という肩書きに変わっていくと思います。

ちなみに昨年最も多くのイニングでマスクを被った加藤で全守備イニングの50.0%、今年の木下は41.9%です。共に20代後半ということもあり、これからの正捕手定着は厳しいところも少しあるかもしれませんが、ルーキーの郡司が19.4%、24歳のアリエルが22.4%の割合でマスクを被っており、若い2人が比較的多く1軍でマスクを被っていることが分かります。
将来的にはこの2人に高卒2年目の石𣘺も正捕手争いに乗り込めるとドラゴンズの捕手は球界トップクラスにまで成長でき、正捕手という存在も生まれると思っています。

8.28~8.30、郡司3試合連続スタメン起用が示す正捕手への道

これを踏まえて話を戻しますが、
現在郡司は週4回のペースでスタメン出場、そのほとんどの試合でフル出場をしています。
基本的には2勤1休を繰り返す形になっていましたが、8月28日,29日,30日とこれまでになかった3試合連続スタメン出場ということがありました。
8月30日は勝野が先発で、アリエルと最も多く1軍で組んでいたため、誰と組むのかは僕自身少し気になっていましたが、ここで郡司と組ませたということは僕の解釈では"正捕手への道のりの1つ"として捉えました。
やはり多くの試合に出るということは、スタミナももちろん必要です。3試合連続でスタメン出場をさせることで、今現在の郡司のスタミナなどを見たかったのかなと思いました。

結果としては守備面の乱調が目立ち、打撃にも少し影響が出ていたのかなという印象を受けました。
そして3日の休養を挟んだ9月3日、3試合ぶりのスタメン出場をした郡司。先発の福谷を内角をうまく利用するリードで引っ張り、計3人の投手をリードし無失点。休養を挟んだ郡司はあの8月中旬の守備を取り戻したと感じさせてくれました。

これから分かるのは"今の郡司は週4のスタメンがチームにとってベスト"であることだと思っています。
郡司は間違いなく日々成長をしていっているはずですし、まだ22歳、焦る必要もありません。まずは1年間戦えるスタミナをつけていくことが重要だと考えています。
先ほど僕が正捕手が生まれるのに時間はそこまでかからないと書いたのはこういう理由からです。
正捕手になれる逸材が今チームにいるからです。
それだけ郡司には期待できます。

4.アリエル復帰間近、誰と入れ替え…?

急に最近の話に戻りますが、負傷していたアリエルがまもなく復帰します。
現在の捕手陣でずば抜けて打率がいいアリエルなので、早期の1軍復帰が濃厚かと思われます。
となると1軍の誰かとの入れ替えが発生しますが、誰と入れ替えになるのかを考えたいと思います。

郡司が加藤、どちらか

僕の予想は郡司か加藤のどちらかだと思っています。
郡司を選択肢に入れた理由としては、アリエルの出場機会をそのまま郡司が持っていっている状況なので、その機会をアリエルに返却することでアリエルの出場機会を保証する形を取ること、そうなると郡司は第3捕手のポジションになってしまうことが予想されるが、それなら出場機会を求めファームで経験を積むことを優先するべきであるという2点です。
正直可能性としては郡司抹消の可能性は高くはないと見ていますが0ではないと思います。
そして加藤は、アリエルが復帰し捕手1or2番手として入った場合打撃不振の木下が3番手に降格することになり、玉突きで加藤が押し出される形になると思っているからです。
恐らくこちらの方が実行される確率は高そうではあります。

少なくともアリエルは今のドラゴンズに必要な戦力なので、復帰したらまた自慢の打撃でドラゴンズ打線を強力なものにしていってほしいですね…!

5.まとめ

長くなりましたが、自分の考えはこのような感じです。やはり文章にまとめるのは苦手で、ところどころニュアンスや日本語がおかしかったりするところもあるでしょうが許してください…
今回はあくまでも2020年の1軍メンバーについて書いたので、石𣘺や大野奨、桂については細かく書けませんでしたが、また書く気になったら書きます…(すぐ書くとは言い切れないので…())

最後にこれだけは言えます

ドラゴンズの捕手の未来は明るい!

最後まで読んでくださりありがとうございました…!!