240724 UNISON SQUARE GARDEN 20th Anniversary LIVE “ROCK BAND is fun”@日本武道館
年始に発表された時には7月の下旬なんてまだまだ先だろう、って思っていたのに、あっという間にその日がやってきてしまった。
初めまして武道館!!!
好きなバンドで行ってみたいと思っていたので、UNISONで武道館デビューが出来たことが本当に嬉しい。
当日、なぜか直前に腹を壊し、そのおかげで(おかげ???)緊張感ゼロで挑めた。違う意味合いでの緊張感はあったが……(その後ちゃんと薬を飲んで何とか復活)
注釈席、2階西のだいぶ上からの視界、演者の細かい動きはあまり見えず、かつ記憶があまりにもあやふやなニュアンス備忘録。
後で自分が読みたいだけというのもあるが、拙文で残しておく。
セトリ
Catch up, latency
サンポサキマイライフ
Dizzy Trickster
fake town baby
恋する惑星
Hatch I need
マーメイドスキャンダラス
Invisible Sensation
オリオンをなぞる
もう君に会えない
スカースデイル
オトノバ中間試験
世界はファンシー
フルカラープログラム
いつかの少年
101回目のプロローグ
kaleido proud fiesta
スロウカーヴは打てない(that made me crazy)
Phantom Joke
ドラムソロ〜セッション
天国と地獄
君の瞳に恋してない
カオスが極まる
シュガーソングとビターステップ
春が来てぼくら
シャンデリア・ワルツ
センチメンタルピリオド
場内案内が流れ、少し時間を過ぎて開演。
バッ といきなり客電が全て落ちて、SEの絵の具が鳴り、青い照明が灯る。
いつもより少し間を置いて、しばらくしてからメンバーが現れる。
絵の具を噛み締めるかのように、流れ終わってから、音が鳴る。
Catch up, latency。一瞬、この曲知ってるんだけど、何だったっけ?!になる。
青と水色の照明。爽やかな色合いがステージを照らす。
「だから記念日と称してしまえ」、あまりにも今日にぴったりすぎる歌詞。
サンポサキマイライフ。ここで急に来る、メジャー1stアルバムの曲。
ちょうどステージに向けて差す照明の円形の機材を少し見下ろすような高さだったので、ステージに向けて、天井に向けて、当てられる照明が綺麗に見えて。
むしろ本当に注釈で良かった、照明の全景が観られて楽しい!!!という気持ちになっていた。
紫の照明が円形機材をクルクルと回るのがとても綺麗だったり、オレンジと紫の照明が収束したり拡散したりしていてとても綺麗。
Dizzy Trickster。白照明と電球色照明で、ここに来てめちゃくちゃシンプルな照明だったけど、めちゃくちゃ解釈一致だと思った。この曲の眩さと疾走感に目眩がしそう。
fake town baby。Dizzy Tricksterからのその流れはあまりに疾走感が強い。
青と赤の照明を中心に、アリーナの上手の一部分だけが緑に染まっているような照明もあった。その染まり方が綺麗だった。
水休憩を取るメンバーに向けて、メンバーコールだったり、祝福の声だったりがかけられる。
斎「こんばんは、UNISON SQUARE GARDENです。
2024年7月24日。UNISON SQUARE GARDENは20周年を迎えました。
今日は長いよ??」
そこから始まったのは、恋する惑星。
Ninth Peelツアーではライブの終わり!というイメージだったので、序盤に来るのは何だか新鮮。
ピンクの照明から青の照明に入れ替わったりして、華やかな場面から夜空を見上げるような感じに(照明の印象の話)
田淵さんがステージ後方に跳ねるように走って行ってベースを弾いていた。
Hatch I need。はっち…?!?!パトベジツアーぶり(個人的に)
イントロのベースのうねりっぷりがとても好き。メンバーみんなが「I need hatch」歌ってるのとても楽しい。
白の照明と緑の照明。
そこからシームレスにマーメイドスキャンダラス。
あまりにも自然に切り替わりすぎて「えっ?!」ってなった。
マゼンダの照明の色っぽさたるや。
サビ、マゼンタと水色の照明だったんだけど、割合が交互に変わっていて、揺れ動く心みたいに見えた。
途中Bメロか、海のように全体が青い照明だった。
Invisible Sensation。爽やかな風が吹き抜けたような印象。
斎藤さんのサビの歌声の伸びもあって、私の中ではInvisible Sensationってそういう立ち位置。
白と電球色の照明が交互に来る、シンプルな構成。途中で緑と青が挟まるのが、CDジャケットの色合いを思い返させられる。
オリオンをなぞる。爽やかな曲からの爽やかつなぎ。
青地の照明が差す中、会場中に放射状に光るスポット、キラキラとミラーボールが輝き、青と白のキラキラプラネタリウム感があまりに美しくて。
「ココデオワルハズガナイノニ」の言葉がこんなに嬉しい日はない。
少しの水休憩を挟み、MCは入れずに、もう君に会えない。電球スポットで照らされた斎藤さんのギターと歌声で始まり、リズム隊の音も混ざり。
メロは情感たっぷりに、サビは力強く、サビ最後の「ああ もう君に会えない」がぽそりと呟かれるように歌われていた。
スカースデイル。上から下から、スポットがウェーブのように木漏れ日のように差していて、最後サビに緑のスポットが入って、MVの森の中、みたいなのを思い出した。
そしてそこからオトノバ中間試験に繋がって。
そういう繋ぎ方?!ってなった。オトノバ中間試験、結構緑照明が多いので…
水色と緑で爽やかな照明。同直線上にある円って言ったらいいのか?たくさんの円がぐるぐると動き回り、天井や床に映し出される。
「斎藤に任せといて」久々に聴けるとニッコリ。
世界はファンシー。ここでこの曲?!
冒頭、緑とオレンジと青で1色ずつそれぞれメンバーが差されていたのがとても印象的。
オレンジやピンク、明るめの色の照明だった記憶。
フルカラープログラム。メロ部分が電球色照明で、サビの「どうせなら、この際なら 虹を作ってみよう」部分でアリーナも天井も7色に染まっていてとても綺麗だった。
「完全無欠のロックンロールを」がこの武道館で歌われる嬉しさよ。
斎「結成した時から、音楽性も人間性もバラバラな3人が、20周年を迎えられるとは思ってもなかったです。
いつかの鈴木少年は、黒夢を敬愛していて、周りを傷つけたり、自分自身も傷つけてきました。
そんな鈴木少年が成長して、周りも自分自身も笑顔にする、そんな中年になりました。
いつかの田淵少年は、友達が来ているにも関わらず、その頃敬愛していたブルーハーツを爆音で流して、鏡を見ながらぴょんぴょん跳んでいました。
その様子をたまたま見ていた斎藤少年はドン引きしました。
そんな田淵少年も、これだけ沢山の人の心を動かす音楽を書く中年になりました。
いつかの斎藤少年はパチスロを敬愛し、単位を落とし、当時の彼女にボロ雑巾のように振られていました。
そんな斎藤少年は、パチンコとスロットの二刀流をやめ、ギターとボーカルの二刀流を始め、こんなに沢山の人の前で素晴らしい演奏をする中年になりました。
そんないつかの少年たちが大切に育ててくれたおかげで、今があります」
いつかの少年。オレンジスポットで丁寧に、歌われていく。
楽器の音が会場に沁み渡る。
101回目のプロローグ。白照明で始まり、サビでパステル色調の赤、ピンク、オレンジ、緑、青が丸いスポットで天井に映されていた。
最後の「君だけでいい 君だけでいいや」で斎藤さんだけにスポット。
サビの「君だけでいい 君だけでいいや こんな日を分かち合えるのは」「よろしくね はじまりだよ」の歌詞が、この日に歌われるのはあまりにも僥倖すぎる。
斎「せっかくなんで、普段喋らない人にも喋ってもらって」
ということで貴雄氏から。
貴「えー…普段喋らないんで…短くまとめるつもりもないんですが…今日のMCは長いよ??
熱と循環ということについて、話そうと思いまして。
MCが長くなりそうだ、長くなりそうなんで座ってもらって…」
と言うと座る斎藤さん(ギター置いて体育座り)を見て
鈴「あぁいいですね、リスナー…」
返し付近に座る田淵さん(ベース持ったまま)を見て
鈴「あぁいいですね、リスナー2号…」
客席もみんな着席し、先生の話を聞くような感じに…
鈴「もう何年も、この、円柱に革を貼ってあるものをポコポコ叩いてるんですけど。
僕は凡人なので、ずっと叩いているうちに何をしているんだ、と疑問に思ったりすることがある訳です。
でも、それをずっと観てくれてる人がいて。やっぱり励まされて熱量がもらえるんです。
10できる天才が8,9を出すライブより、1しかできない者が一生懸命やってるところから得られる熱量もあって。
5バンドでお客さんが20人くらいしかいないライブとかも観に行くんですけど、そこから得た熱量をくべて、またポコポコドラムを叩いて、それを観て、観た人の心を燃やして。
そこから得た熱量を薪みたいにくべて、炎をどんどん大きく育てて続けていきたいな、と。
もちろん音楽だけに集中できる環境にしてくれるスタッフから得る熱もあるので、いい循環をしていけたらと。
5年前は『ドラムは器でしかない』と、ネガティブなことを言ってしまったんですけど。
このバンドがかっこいいのは、俺のおかげだ!と思えるようになりました。
これからも、軍師とそれを忠実に遂行する2人で続けていこうと思います」
俺のおかげだ!と思えるまでの葛藤を思うと、それだけでものすごくグッと来る言葉だった。
田「…めちゃくちゃ熱い話だった…どうしよう…ギャップみたいなのが欲しいな…
パチスロってどうやって勝つの??(斎藤さんを見ながら)」
斎「……(勝てる)匂いがする…」
ダメだこれ直感的に打ってる人だ そして当てる人だ……
田「こないだ後輩と飲みに行った時に『ユニゾンはばちばちやり合ってるから良いんですよねー』って言われたんだけど、俺はバチバチせず平和にやりたいんだけどな……
奇跡の声帯を持ちながら、努力を怠らず、誰も歌えないような歌を歌う斎藤くんと、まだこの年齢になっても挑戦を続けて突破をし続けるスーパードラマーの鈴木くん、その他一名で続けていこうと思います。
今日は盛大にお祝いしてください!」
kaleido proud fiesta。冒頭、グリーン、ピンク、イエロー、などのパステルカラーの照明。
「かくしてまたストーリーは始まる」で始まるこの曲が、特別な日にセトリ入りしているのがとても嬉しい。
オレンジ、ピンク、黄色で祝祭を祝うような明るめの照明。
スロウカーヴは打てない(thats made me crazy)青の照明。
この曲リズム取るの難しいな…?!でも楽しい。
最後の歌詞が「つまりジョークを埋めています」のように歌っていて。
そこからのPhantom Joke。
ん?そんな綺麗に繋がるんだ?と思って、終演後にスロウカーヴの歌詞を調べたら、元々は「つまりレイテンシーを埋めています」の歌詞変えだった…上手すぎる…
赤と青の照明。サビで赤と青に白のスポットが混ざる。
何か音源より少し走ってた…?BPM速く感じたけど気のせいかもしれない。
チェス盤のようなマス目の照明がクルクル回ってたのが印象的。
ラスサビ前、白照明に斎藤さんだけ赤スポットがバチって当たってるの、横から見ると、そこだけ浮き出てるように見えて鳥肌がたった。
ドラムソロ。青い照明に稲妻のように走る白いスポット。
やはり腕の数2本じゃない気がするが?!といつも思いながらドラムソロを観ている。
そこからフロント2人も混ざり、セッションを挟み、そこから天国と地獄。
Aメロの緑と白と赤の照明、斎藤さんが振りかぶってトマトを投げつけるジェスチャーをしているのを観た。
サビの赤と白の照明が、バキバキで、天国と地獄だよなぁ…という感じ。
君の瞳に恋してない。マゼンタよりのピンクの照明。可愛い色合い。サビでオレンジと白とピンクの照明。
「甘い一瞬に騙されて?」騙されまくっている気がする……
カオスが極まる。Aメロ青照明からのシンガロング部分、赤メインに青白の照明が乗る。
サビの舞台上機材の青照明のグルグル回転が目を惹く。(この辺りからぶち上がり空気を殴りまくっていたせいで記憶が薄い)
シュガーソングとビターステップ。ピンク、オレンジ、黄色のハッピーな色の詰め合わせ。
サビで銀テープが飛ぶかな?!って勝手にワクワクしていたことをここに懺悔します。
田「もう今日は終わり!」
\えー/
田「有名な曲全部やったじゃん!」
ややあって
田「僕たちには才能があった
信念があった
だから、20年続けてこられた
だけど、渾身の1曲を出しても、世界は変わらなかった
世界が変わらないのは、つまらないと思った。
ロックバンドって続けるのも大変で。
諦めたくなったり、やめたくなる理由にもなった
時に前を向けなかった
そっと後ろを向いた
そしたら君がいた
ついてきてくれとは思ってなかったけど、ずっと見てもらえることがこんなに嬉しいとは思っていなかった。
君が好きなロックバンドは、君が好きでい続けていてくれたからここまで来れた。ロックバンドを諦めなくて良かった!
君のおかげだ、ありがとう!!!」
春が来てぼくら。MCでボロ泣きしすぎて視界がボロボロだった。
電球色の照明からサビが桜色の照明だったのはよく覚えている。
シャンデリア・ワルツ。煌びやかなこの曲がここで来るのか……
白の照明。サビの「だからこそ今 大事な約束をしよう」、これからもまだ続いていくんだという希望を持たせてくれる。
センチメンタルピリオド。白照明、何ならが全部点いて眩しかった。
「それも別に悪くねぇよ、バイバイ」
ライブの終わりに相応しい1曲。
曲終わりに田淵さんがハンドスプリングを久しぶりにしたのを観てビックリした。
そしてその後貴雄氏もはけ、斎藤さんだけがステージ上に残り。
斎「今から当たり前のことを言うけど、20周年続けてこられたのは3人だけの力じゃなくて。
見えないかもしれないけど、めちゃくちゃ励まされてるんです。
次のライブを楽しみにしてたり、次のCDを楽しみにしてたり、解散したら寂しいなって思われてたり。
その繰り返しでここまで来れたと思っています。ありがとうございます。
だから、今日は最後に皆さんに言わせてください、
UNISON SQUARE GARDEN、20周年おめでとうございます!!!」
最後に伝えてくれたこの言葉、ファン側にも寄り添ってくれたこの言葉、本当に嬉しかったな。
26曲もやってるのにあっという間に過ぎ去ってしまった。
完全にただのメモ書きだけのまとめだけど、インターネットの海に置いておく。