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230715 cinema staff debut 15th Anniversary Japan Tour 2023 “We are Phenomenal”@京都磔磔

シネマのワンマンツアーとしてはいつぶり?もしかしなくても前衛懐古vol.3ぶり???
対バンとしては今年に入ってからちょこちょこ観ていたのだけど、まさかのワンマン尺は1年以上ぶりっぽい。

祇園祭の開催される夏の最中の京都。
ハコにたどり着くまでに駅から既に人がいっぱい。京都はいつでも人が多いな……

磔磔自体はこないだのカナタ生誕祭ぶり。そして飯田さんを観るのもそれぶりなので約2ヶ月ぶり。

川崎、札幌と数曲変わってたので、今日はどうなるかなーと思いながら段上へ。
ソールドアウトの磔磔に、スタッフさんがもう少し詰めて下さーい!という言葉を聞き、以前のようにギュウギュウのライブハウスが帰ってきたんだな、と思った。


セトリ

フェノメナルマン
チェンジアップ
海底

陸の孤島
drama
地下室の花
great escape

flugel
橙の日
daybreak syndrome
AIMAI VISION

HYPER CHANT
返して
優しくしないで
ビハインド

into the green
I SAY NO
theme of us

en)
海について


(Twitterでセトリを上げた時に間違って2曲目をAMK HOLLICと書いてしまい申し訳ないです………)

今回の公演、情報過多すぎてまあまあ照明の記憶が消し飛んでいるので覚えている部分だけでも書いていこうかと。
もし思い出したら追記する形で…
あとMCの位置が怪しい。1つ目だけ短かったのとアンコールか本編かだけは覚えてる。


5分ほど押し、SEであるクライムの泥棒が流れる。
この時はまだ客電がついたまま、メンバーが真ん中下手寄りの階段からプロレス入場。
客電ついたままなの珍しいな、と思ったけど、こんだけ満員の磔磔なら足下が見えにくいからという理由かしら。


しばらくして、客電も落ち。
フェノメナルマンからライブが始まる。
何だかこの曲を聴くと、ヒーロー見参!みたいな気持ちになってしまう。マイヒーロー、cinema staff!
サビで白と紫、ピンクの照明点滅。フェノメナルマンはこの色なのかーと。初見で意外と曲の照明の印象決まりません?
Cメロ「愛を込めてデストラクション〜君がはじいたコードを!」は電球色照明だった記憶。
チェンジアップ。
本当に私はいい加減この曲をちゃんとAMKと区別できるようになりましょう。何年聴いてるんだ…
「僕の周りで〜」のところでそれぞれがバーーーっと楽器をかき鳴らすの、初期の曲らしくて良い。(ここ赤照明だっけ?)
海底。飯田さんのギターから始まる。薄い青色の照明が差す。サビで青と白と水色。
1Aメロ弾かない部分のある辻さん、ビールを飲む。笑
最後の最後に、青と薄い青の照明に、上手側だけスポットで、海底から地上へ、のイメージが湧く。


飯「cinema staffです。今日来てくれてありがとう!
…セットアップにするんじゃなかった…後でTシャツに着替えてきます!
最後まで楽しんで!」


陸の孤島。この曲のメロの照明が青と薄い青の照明、上手側がスポットで、MCは挟んだものの、3曲目の海底と陸続きなように感じた。
サビで明るく白と薄い青の照明。明るく、爽やかな印象。
Aメロで弾かない部分のある辻さん、(多分2A)またビールを飲む。笑
drama。dramaは何故か青の照明のイメージだけど、今日の照明は1サビで白とマゼンタぽく、暖色系だった。2サビで青と白。
2メロ以降メロが白とマゼンタだった記憶。1番とメロサビの照明が入れ替わった感じ。
(この時点で、あれ?小説家はもしかして来ない?と薄々思っていた)
ら。明らかにイントロ、これ、めちゃくちゃ久しぶりな曲では?なものが来て。
地下室の花。これ多分私land=oceanツアーぶりなんですけど(過去ツイを漁ると地下室の花聴きたいって言っているツイートが延々出てきたので)
照明、過去ツアーのログ探してみたけどなかった…
今回の照明は、白とピンク、少しくすんだピンクだったので、薄暗い部屋に飾られた花を彷彿とした。
メロの「上を向いていたんだ」の伸びが美しい……
great escape。赤照明からのサビで青赤白が点滅。Cメロで轟音の中暴れ倒すステージを観ると何だかニコニコしちゃう。
「俺はお前だ」で三島さんの指差しを確認してしまう。その部分は下手に視線が行く。


MCを始める前に
辻「本当に大丈夫?」と訊く声。
これ最初、飯田さんに対して誰か訊いてるのかと思ったら、フロアに対して辻さんが訊いてたそう。優しい。

飯「楽しんでますか?
みんないい笑顔で観てくれているから、こっちまでつられて笑顔になっちゃう」

久「今って祇園祭中なんだよね?
『本当に祇園祭の日にライブやるんですか?』って言われちゃって。
そんなにやばいの?街中ウォーキングデッドだらけ?あ、でも終わった頃にはウォーキングデッドもいなくなってる??」
飯「終わってからでも間に合うのかな?元気があれば。片付けとかないもんね?」
客側は片付けないので…
飯「でも21時とかには終わるよね?
地元で郡上おどりって祭りがあって、それは24時間踊り続けるんだけど。
『踊らにゃ損、損!』って。踊らなくても損な訳ないじゃん?!笑」


飯「新譜に入っているこの曲を」
flugel。VFb初日に聴いたぶりのこの曲。
この曲のサビの三島さんのコーラス、ドッシリしていて安心感。
2Aメロの静寂、そこに響き渡る飯田さんの声とギター。永遠に聴いていたいと思ってしまう。
そこまでは青と菫色中心の照明だったのが、「春が来るまで」で緩やかにピンク色に移り変わる。
アウトロから辻さんがギターを歪ませ、照明もオレンジ色に移りゆき、そのまま橙の日へ。
flugelからのこの曲の流れはすごく凪いだ気持ちになる。
メロの部分、山吹色が差していて、サビでオレンジ、山吹色、檸檬色、クリーム色のグラデーション。
スッと終わる曲調が美しい。
daybreak syndrome。このブロック、バラード続きはとても気持ちが穏やかになるな。
「寝転がって」で小さめだけど「ダンッ」て飯田さんの足踏みの音がちゃんと聴こえた。久々…。
基本が電球色、「灰色タイムってわけさ」あたりで藤色の淡い照明。ここの声の伸びが本当に美しい。
AIMAI VISION。デイブレから続きでこの曲が来るとは…!
間奏部分の楽器をかき鳴らすところが赤照明で、初期衝動を音でかき鳴らしているような印象。サビでピンクと白の照明。


飯「空気薄くない?大丈夫?!
新旧合わせたセットリストでやっています。
磔磔って本当に素敵な所だよね。
バンドではRe:land=oceanの時に来たぶりなので…数年ぶり?
俺自身はこないだ金太万太郎の誕生日の時に来て。
…みんな知ってる?LEGO」
久「知っとるやろ、Mステ出とるって。俺らより有名やって」
飯「Mステ出てたっけ???」
久「……出てなかったのかな…笑」
久野さん、合ってるよ、出てるよ。苦笑
飯「で、その金太万太郎の誕生日の1週間前に行けるよー!って言って『じゃあ一緒にやるかー!』ってなって。
普通に友達すぎてOOPARTSに呼んでないんですけどね」
久「そろそろ呼ぼうか」
久野さん本当にこんな飯田瑞規を説得してくださいお願いします…(切実)

飯「磔磔って本当に落ち着くんですよ。
楽屋……みんな見たことないか、楽屋がなんか旅館みたいなんですよ。
…あれ?違う?(ステージの反応が微妙)
辻はどう思う?」
辻「おばあちゃんちみたい」
飯「おばあちゃんち!確かに」
久「旅館のロビーみたいな感じもあるよね」

ここら辺でスタッフさんから凍ったペットボトルの差し入れが。
久「凍ってて飲めない…」
飯「頭を冷やすためのじゃない?」
と言われてちゃんと頭をひんやり冷やしていた久野さん(可愛い)
飲もうと試みる飯田さん、
飯「甘っ!これ(凍ったスポドリ)飲んだことある?最初の方めちゃくちゃ甘いの」
久「最後の方全然味せんよな」
飲めないからか、塩分を摂るために、
飯「すいません、塩ってあります?」
とスタッフさんにお願いして、楽屋から持ってきてもらったのが赤い蓋の食卓塩。ガチ塩。
久「塩あります?っていうMC聞いたことないけど?!」
私も初めて聞いた。
飯田さんが3回くらい手に出して舐める。
久「めっちゃ舐めるやん…まあでも即効性あるしなぁ」
飯「小さじ1杯くらいかな」
それを横で見ていた辻さん、
辻「俺にもちょうだい」
と、瓶を借り、手に取り舐め、そのままビールを飲む。笑
久「それただの酒のつまみやん!笑」
飯「言ってたもんね、『塩をつまみに酒を飲める!』って笑」

このブロックだった?飯田さんが酸素を吸った後(それだけ空気が薄いんだな…)
飯「俺こないだ、モーモールルギャバンが磔磔でやってる映像を観たの。
確か、呼んでもらったけど行けなかったライブで。断ったの、公表される前だったかな?
その中でMCで『SAKANAMONと cinema staffは売れるべき!』って言ってて。
本当にその通りだと思う!!!」
この後、
飯「売れるべきバンド言っていかない?どうぞ!」ってステージに振るも、
久「何その危険な大喜利…今売れてないって言ってるようなもんやん…」
とバッサリ切られてましたが
飯「俺今息整えたいから!」とそのまま。笑


飯「声を出せるようになったから、今こそこの曲を」と始まった、HYPER CHANT。
サビで緑と白とエメラルドグリーンの照明。グラウンドの芝生のよう。途中で白のみの照明を挟み、光が差す、希望に溢れたような演出。
「歌って!」「もっと!」「もう一回!」とフロアに沢山歌わせる飯田さん。
返して。オレンジ色照明、夕暮れ時のような印象。
サビの走るメロディラインも、ミディアム調になるメロの部分も好きなこの曲。いつぶりに聴いたのだろう…?
私はこの曲の「開け放った窓の向こうに」で飯田さんの歌う音程が大好き。
最後に優しく「返して」で終わるのも良い。
三島さんが曲名を叫び始まる、優しくしないで。
返してからの落差がすごい。
青い照明始まりだったことしか覚えてない…間奏部分、シャウトのところは赤照明か。
この曲のBメロのスローモーションのような浮遊感からシャウト部分への移り変わりのギャップよ。
ビハインド。ビハインド?!ってなった。これも多分レコ発ぶりくらいに聴いたのでは?(記憶が怪しい)
ベースバキバキのイントロの攻撃力の高さたるや(攻撃力?)
青とピンク、バキバキに原色系の色合い。
2分弱の短い曲ではあるけど、パンチのある曲。


飯「I SAY NOというEPを出しました。
このI SAY NOという言葉、めちゃくちゃ腑に落ちていて。自分がやりたくないことをやらない、とかもそうなんだけど。
今の自分は、今まで選択して選択して、選んでここにいるから。
何が正解とか不正解とかないのかもしれないけど。
ここまで15年で、出会って出会って…このステージにいてくれるスタッフや、PAさん。cinemaのチームだと思っているんですけど。
恵まれた環境にいるな、と思っています。
でもまだまだ大きなところでやりたいので。これからもよろしくお願いします」

into the green。この曲を聴くと夏の終わりを感じる…ひとまず夏だな、ということを思う。
照明が1サビエメラルドグリーンとパステルグリーンと白で優しい色合いで、2サビでパッキリ原色の緑が入ってたのとても良かった。
そして「聞こえることはないでしょう」で飯田さんがマイクからスッと離れて地声で歌ってるのもまた良かった。
I SAY NO。サビはオレンジ照明の印象。
2Aメロ「もう誰もいない 言葉 いらない」で飯田さんの声がフィーチャーされた後、「僕ら さだめに遊ばれて」で楽器が大きく鳴らされる対比のされ方がとても良い。
途中、Cメロで黄色、山吹色。疾走感。
最後「アイセイ」でサッと終わるのがとてもいい。
theme of us。2Aの「僕は」のスタッカートは健在。
「まだまだ飛べるさ」で、お客さんに支えられてステージにピョンと跳ぶ辻さんを久々に見た気がする。
この曲?途中で緑と青とピンク?でフェノメナルマンの概念照明だったの(フェノメナルマンの概念照明とは)
赤と白の照明。なんだか珍しい。touは何故か黄色い照明の印象がある。
今書きながら思ったけど、tou発表されてもう9年経つらしいよ…本当に言ってる??
本編終了。
メンバー、下手からプロレス退場。


アンコール
久野さんが一番最初に出てきて、
久「アンコールありがとうございます!ちょっとせっかくなので飲ませていただいて…PAさん、マイクに深ーいリバーブをお願いします」
カシュっといい音を立てて開ける。
久「ありがとうございまーす!
これ北海道土産のサッポロクラシックなんだけど。(缶を見ながら)…ゴールデンカムイのコラボ缶だ!
今回アンコール何やるか決まってないんですよ。
上に戻ってみんな息切れ切れで…苦笑
飯田くんとか、うわ言のように『何…やる…?』って言ってて、曲を決めるのを押し付けられそうになったんで、『俺先に行ってくるわ』って、出てきました笑」
この辺りで辻さんも出てきて
久「逃亡者がもう1人笑 決まった?」
辻「決まってない笑」

ちょっとして三島さん、飯田さんも出てくる。
久「決まった?」
と訊かれるも
飯「決まってない」
とのこと。

アンコールでもTシャツではなくセットアップのまま出てきた飯田さん。
久「襟、そんな色の服やっけ」(汗でしっとり)
飯「ほら、Tシャツに着替えたら、(汗の)重みがなくなって、ギター速く弾いちゃうかもしれないから!」
久「袖外れたら、バーーーン!ってなるやつか笑
ドラゴンボールの修行みたいな…笑」
飯「リストバンド外したら、バーーーン!ってなるやつ笑」
背中までぐっしょりだったので、よくアレでアンコールできたなぁ……

飯「今日夜ダンがMUSEでライブらしいんだけど。
鈴鹿がLINEくれて、『祇園祭の時混むんで…混雑マップ送ります!』って言ってくれたの」
辻「俺、鈴鹿とは結構連絡取ってるのに…それは来てない…何かショックやわ…」
しょんぼり辻さん。
飯「なんならコロナの頃、2時間鈴鹿と電話してたからね」
久「鈴鹿と2時間も話すことある?!」
飯「あるある、めっちゃある!!2時間じゃ全然足りない!!」
こういう話聞いてると、飯田さんて本当に人たらしだしコミュニケーション強者だよな……
飯「夜ダンとSAKANAMONは本当にただの友達って感じで、バンド続けてきてこういう関係ができて良かったなーと思います」
久「LEGOは?!キンちゃん仲良いのに!!」
突っ込んでくれた久野さんありがとうな……

飯「そういえばまだ何も喋ってないよね?三島も喋ったら?みんなに声を聴かせてあげて」
久「『優しく!しないでぇーーー!』(シャウトの真似)ってシャウトしかしとらんもんな」
三「お前ら、俺のコーラスの声聴いてないのか…?」
久「コーラスの音は切ってるからなぁ…」
不憫な三島さん……
三「俺が喋ったら真面目な感じになるから…」と遠慮してしまうも
飯「いいからいいからー」みたいな感じで促される…

三「この磔磔というライブハウスは、2020年からのコロナ禍になった時にも率先して動いていて、ライブハウスという場所を守ろうとしていて…本当に素晴らしい場所だと思います。
ドキュメンタリーも観ました。本当に素晴らしくて、ミュージシャンとして、表現者として、演者としてここに立てることを誇らしく思います。(3つ目が怪しい、ニュアンスです)
今回デビュー15周年ということで、20年、30年、いつまで続けられるかわかりませんが…また節目の時に…節目じゃなくても、観に来てもらえたら。できる限り続けていきたいと思っているので。よろしくお願いします」


飯「他のところでもやってるけど、いいですか?海について」
海について。三島さんのブルースハープが響き渡る。
間奏部分の久野さんのドラムの力強さ。何だか生きてるーって感じがする。そこに乗っかる辻さんの軽やかなタッピングギター。
最後のサビで、飯田さんの声に三島さんのコーラスが乗って、声が厚くなるのも良い。
アンコール最後、みんながはけても辻さんだけステージ上に残って、ギターの音を歪ませてて、
指で、3,2,1とカウントダウンして、何かな?と思ったら、そのままエフェクト切って無音になったの、何か上手く言葉にできないけどめちゃくちゃ良かった。


そんなこんなで私のツアー初日は終了。
何が起こってるか消化しきれてないのでツアーを重ねて解像度を上げるしかない。
軽率に公演数を増やしそうなのが怖い笑

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